投資と社会貢献
ここ数日、日経平均株価の33年ぶりの爆上がりには驚くばかりです。
株価を押し上げた要因の一つは、先日発表されたアメリカの消費者物価指数
です。
これまでより物価上昇幅が小さくなったことで、中央銀行にあたるFRBが
利上げを見送るのではないかとの見方が強まって、景気後退の懸念が和ら
いだことが買い注文につながったものと思われます。
2年前にも31年ぶりの爆上がりの局面があって、その時に気が大きくなった
私は、ここぞというタイミングで愛車を購入したのでした。
私には一日中PC画面に張り付いてデイトレーダーのように過ごす時間はあり
ませんので、アクティブファンドを扱う独立系投信会社5社に資産運用を任せ
ているのですが、今回の爆上がりを受けて各社の評価損益を確認したところ、
嬉しいことに期待以上の運用実績を達成していました。
定期的なポートフォリオの見直しとして、各ファンドを精査して実績が最も
低かったファンドを解約し、利益分は消費に回して元本は他に移し換える
ことにしました。
実績が低いとはいえ、他の4社のパフォーマンスが凄すぎて見劣りしている
だけなのですが…。
若い人なら無難にNISAやiDeCoでインデックスファンドを積み立てて、気長
に待つという「時間を味方にする」ことが可能ですが、私は老境に入ってから
老後資金の確保に奔走しているので、短期で収益を上げるために三振覚悟で
ホームランバッターをずらりと並べたわけですが、今のところその戦術が
功を奏しているようです。(ただし利益の20%は税金として徴収されます)
世の中には約6000種類のファンドがあって、それこそ玉石混淆でどれを選ぶ
べきなのか迷うところですが、私のファンドは全て「R&I ファンド大賞 2023」
に選出されています。
興味がある方は以下のリストを参考にしてはいかがでしょうか。
(あくまでも投資は自己責任です)
「R&I ファンド大賞 2023」の一覧は…コチラ
投資の類の話題になると、ギャンブルと区別がつかない金融リテラシーが
欠如した人に限って「楽して儲けている」だの「ずるいことをしている」だのと
偏見を持つ傾向があるようですが、投資は未来の自分を潤わせるのはもちろん
、投資された会社はその資金を設備投資や事業拡大に充てることができ、結果
的に社員の給与が上がって消費が拡大するなど、世の中の好循環を生み出す
れっきとした「社会貢献」なのです。
社会貢献を掲げて我欲の隠れ蓑に利用したり、投資に否定的な人が一攫千金
を狙ってギャンブルである宝くじを買う等、世の中には矛盾も多々あります。
2007年の自宅の大規模リフォームでオール電化にした際に、給湯設備をエコ
キュートにしたのですが、そろそろ買い替えることにしました。
実は4年前に故障してお湯が出なくなり、修理を終えるまでの三日間は冷水
シャワーで過ごしたことがあります。(真夏だったのでなんとかなりましたが、
真冬だったと思うと…)
その時に買い替えようとはしたものの、修理後は順調に稼働しているので、
そのうちにと思いながらも先延ばしにしていました。
一般的にエコキュートの寿命は約10年とされているので、16年も使えば十分
元は取れたでしょう。
今年の冬に故障するかもという嫌な予感が当たる前に買い替えへ…幸いな
ことに費用は今回解約したファンドの利益で賄えるので、手出しをせずに
済むし、買い替えで経済を回すという小さな社会貢献にもなっています。
9月に都内でイリュージョンショーのオファーがあったのですが、もう私が
わざわざ遠征して大掛かりなショーをするのも大変なので、代わりに後輩
マジシャンを紹介したところ決定になって安堵しています。
改めて俯瞰すると、コピーではなく本物の道具を駆使した上で、安心して
任せられるマジシャンは自ずと限られますね。
大切な仕事を誰にお願いするか…初めてのオファーはギャンブル的な要素も
ありますが、後輩に投資すると思えばこれも立派な社会貢献なのです。
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