今年上半期の読書 2
詳しいレビューを書く時間がないので、面白かった本の簡単な紹介のみで…
・ 死に方のダンドリ 専門家8人の共著 (ポプラ新書)
ちょっとふざけたタイトルとは裏腹に、まず日本は「お金が尽きて死ぬ時代」に
突入するとして、「病気で死なない時代」の死に方のダンドリ、100歳まで
生活できるお金を貯めるダンドリ、認知症になる前に財産を信託するダンドリ、
老後に住める家を見つけるダンドリ、100歳までボケない「不老脳」をつくるダン
ドリ、最期を過ごす場所を決めるダンドリ、死ぬときに後悔しないダンドリ…
これらが8人の専門家によって将来すんなり逝くための準備としてしっかりと
書かれています。
巷の薄っぺらい内容の老後本とはまるで違います。
姿勢を正して読了しました。
・ カレー移民の謎 室橋裕和 著 (集英社新書)
今や日本中に広がったインドカレー店…実はそのほとんどがインド人ではなく
ネパール人によるものだと知って驚きました。
美味しさの裏のスパイシーな現実を教えてくれます。
・ 「ルフィ」の子どもたち 週刊SPA!編集部 (扶桑社新書)
記憶に新しい世間を震撼させた被害総額60億円ともされる大規模特殊詐欺や
強盗殺人事件に関わった容疑者12人の素顔に迫ったドキュメントです。
・ 「笑っていいとも!」とその時代 太田省一 著 (集英社新書)
「いいとも!」が醸し出す梁山泊のような趣は、当時の日本社会が有していた
エネルギーの繁栄ですね。
この番組は私も何度か出演経験があるだけにノスタルジーに浸りながら一気
読みしました。
・ ロジカルダイエット 清水忍 著 (幻冬舎新書)
3か月かけて痩せて二度とリバウンドしないダイエット法についての解説本です。
34×なりたい体重=必要なカロリー…なんですと。
・ 芸 秘伝伝授の世界 西山松之助 著 (講談社学術文庫)
「芸」はいかに習得し創造していくものなのか、師匠から弟子への相伝作法など、
「芸道」という独特の文化社会の考察本です。
・ 開業医の正体 松永正訓 著 (中公新書ラクレ)
なるほどー、生々しい。
・ 人生の目的 高森顕徹 大見滋紀 共著 (1万年堂出版)
ふ…深い。お…重い。
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