日記・コラム・つぶやき

2018年 始動

2018年、明けましておめでとうございます。

年末は会食続きで身体も胃腸も少々疲れ気味ですが、色んな縁で将来の
ビジネスに繋がる新しい出会いがあったし、今後行きつけになりそうな
素敵なクラブやバーの新規開拓もできました。

それと大掃除…久しぶりに梯子に登ってリビングの吹き抜け部分の照明
まで念入りに掃除しましたよ。
バスルームはプロの業者さんに依頼したのですが、やはり違いますねぇ。
また気持ち良く新年を迎えるために、こちらもプロの業者さんに愛車を
預けて、ピッカピカになるようにコーティングのメンテナンスを施して
もらいました。

ところで、マジックランドの人気コンテンツSPEAKERS、年末からは、
テレビマンの方々から見たマジック界について語られていますが、一部
の辛辣な意見には、業界の人間ならば少々耳が痛くても、傾聴に値する
指摘が多々含まれています。
マジック界にどっぷり浸かり過ぎると、それが当たり前になって麻痺して
しまっている事象は、外部の人間から見れば異様だし、やはり残念な風景
に見えるのですよ。
たとえ気づいていても、多くの諸先輩方がそうしていれば、業界内部の
人間からは指摘しづらいことですしね。
このコーナーの2010年8月のエントリー「有り難み」において、私が海外
に行き始めた1980年代に、コンベンションにおいて感じたことを綴りまし
たが、やはりいつの時代でも、見る人が見れば同様に感じるものなのだと
改めて確信を得た次第です。

まあ、色んな想いを胸に抱きながら今年も頑張っていきましょう。
今年のショーは、私の故郷である宮崎のホテルからのスタートです。

それでは皆さん、今年も宜しくお願いします。

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さらば 2017年

慌ただしい年末、多分2017年最後のエントリーになると思うので、今年を
さらっと振り返りました。
今年は2月に17歳の愛猫が旅立って寂しい想いをしていたところに、2匹
の仔猫を保護したことで急に賑やかになりました。
仔猫達も2匹の先住猫や大型鳥の存在にも慣れて、怖がらなくなりました。
ただ、やはりあの金切り声は苦手らしく、鳥が鳴き始めるとすぐに二階へ
避難しますけどね。
以前にも書きましたが、猫が4匹になると猫の砂の消費量が増えて、いつも
アマゾンでポチッと注文しています。

しかしまあ、こんなに頻繁にアマゾンを利用することになろうとは…猫の砂
やペットフードはもちろん、酒類や生活用品の多くを届けてもらっていると、
宅配便のおじさんが最も頻繁に顔を合わせる親友のような気がしてきました。
アマゾンに限らず、通販利用者をちょっと悩ませているのがダンボールゴミ
問題…小さな品物が無駄に大きなダンボールで届くこともよくありますよね。
このダンボール…私はカッターで適度な広さに切って、鳥達のケージの敷き
紙として利用しています。
以前は古新聞を分厚く敷いていたために、すぐに古新聞が枯渇して知人から
譲ってもらうこともしばしばだったのですが、この再利用によって、敷き紙
不足も解消して、一石二鳥といった感じです。

ところで、利用者にとっては便利なアマゾンですが、アメリカではアマゾン
が参入する業界で、既存の企業が苦境に追い込まれる「アマゾンエフェクト」
が広がっています。
ある意味、深刻な副作用ですよね。
今年6月、米アマゾンが生鮮小売の大手マーケットの買収を発表した途端、
世界中の生鮮食品を扱う小売株が一斉に売られたほどでした。
アマゾンに買収を助言したゴールドマン・サックスの投資部門責任者である
グレッグ・レムカウ氏の小話が実に的を得ています…「アマゾンが入ってきたら
すぐ逃げろ。そのビジネスは崩壊する」…オチはこう続いて…「だけどアマゾン
が狙わないなら逃げ出した方がいい。そのビジネスは儲からないに違いない
からだ」

腕時計に関しては今年の5月、フランク・ミュラー氏が来日してのブランド
創立25周年パーティーにおいて、ダブルミステリーブルーダイヤルをゲット
して満足しています。この夏はヘビロテでした。
夜のクラブ活動は若干減ったものの、今年はとにかく服を買い過ぎました…
反省。

マジックに関して振り返ると、今年は福岡はもちろん大阪、名古屋、東京で
多くの若手マジシャンと知り合い、食事や酒席を共にしました。
みんな若くしてプロの道を選択しただけあって、熱心でグイグイ来ますね。
福岡まで合宿に来たり(来年1月末にも2人)、大阪のホテルのショーには
4人の若手が見学に来ました。
見学の後も朝までコースで付き合えるというのは、よほど耐性があるのか、
怖いもの見たさのモノ好きなのか…。
また、ひょんなことから20年ぶりにある後輩と再会しましたが…相変わらず
だなあ、人間の本質って変わらないんだなあと残念な再確認でしかなかった
夜もありましたねぇ。

福岡でマリック氏、大阪ではジョニー広瀬氏&プロフェッサー・サコー氏の
3大レジェンドとも食事の機会がありましたが、一回り先輩との会話の方が
二回り後輩との会話よりもしっくりくるのは、憧れてきただけに選択的に
見てきたものや経験したものが、より先輩方に近いから当然なのかもしれ
ないけれど、しっくりくる同世代が少ないのはなぜ?…これ、よく考えれば
その時代におけるインプットした情報はほぼ同じでも、消化して血肉とした
ものをどうアウトプットするかを方向づける価値観が違っていれば、世代
とは関係なくしっくりこないのも当然なんですね。
もちろん各々の人生の満足度次第なので、その価値観に優劣がないのもまた
当然です。

あとは今年は初めてレクチャーを開催したり、本拠地の福岡でマリック氏と
共演したり、ギックリ腰防止のためのコルセットを装着して5年あるいは
8年ぶりのイリュージョンを演じたり…一言で表現すると「温故知新」の
1年でした。
ああ、髪が燃えるハプニングもありましたね。

先日は、自宅にマジシャン仲間が集っての忘年会も開催しました。
有難いことに来年の随分先まで出演オファーが入っていますが、人生設計の
進行表通りに締めくくりの準備を始めるために、来年からは生活パターンが
大きく変化する(マジック以外の多くにも時間とエネルギーを傾注する)予定
ですので、このコーナーの更新も滞るかもしれません。
しかしできるだけ時間を捻出して史実や情報を伝え、熱心な若手のために
合宿を含めた必要なサポート・知見の継承は続けるつもりですので、来年も
宜しくお願いします。

最後に、今年一番心に響いた元外交官・宮家邦彦氏の発言を…
「明けない夜はないし、バレないカツラはないし、越えない一線はないのです」

それでは良いお年を。

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秋の夜長に

10月は雨の日も多く二度の台風上陸もあって、今ひとつスッキリしません
でしたね。
それでもそれなりに過ごした秋の夜長の出来事をつらつらと…。

11月のショーに備えてイリュージョンの調整や傷んだATAケースのメンテ
ナンス…久しぶりにドリルやグラインダーを使ったり、リベット取り付けや
ハンダ付けで少々筋肉痛です。

大阪から二人の若手マジシャンが刺激と知見を求めて福岡へ…スポンジが
水を吸収するがごとく熱心に勉強して帰阪しました。
極秘のギミックや衣装の仕掛けを開陳しながら、仕事に関する私なりの
アプローチの仕方やプロ論等をレクチャーしましたが、二人にとっては
二泊三日では時間が足りなかったようなので、また機会を作りましょう。
また彼らも興味があったようで、昔の資料や秘蔵映像を提示しながら、
誰が誰に憧れて今があるのか、本当は誰の影響を受けたり誰から習って
あの演技が完成したのか…私が知る範囲でのマジック界の史実を若手に
伝える必要性も感じた三日間でした。

冷えこみ始めた夜に4匹の猫達がベッドに上がってくるので、もっと広い
ベッドに買い替えようと思い立ち、色々と検討してシモンズベッドを購入。
結果これが実に良い寝心地で、たとえ短時間でも深い眠りにつけるので、
寝起きもバッチリ。
こんなに快適ならもっと早く買い替えればよかった。

プロフェッサー・サコー氏のレクチャーは無事終了し、レクチャー後の
懇親会も盛り上がりました。
氏オリジナルのギミックやホルダーは常に進化を続けており、そのアイ
デアやクオリティの高さにはいつも驚かされます。
これもあれだけのスライハンドのスキルを持つ現役パフォーマーとしての
経験値、学歴に裏打ちされた理系の頭脳を併せ持った賜物なのでしょう。
一部のマジックショップでは氏のコピー商品(中国製や韓国製)が流通
しているようですが、扱いやすさや断熱性能等、そのクオリティにコピー
が追いつくことはたぶん永遠にないでしょう。

映画「アウトレイジ 最終章」を鑑賞…個人的には北野映画の中でもエンター
テイメントとしての完成度は随一ではないかと思います。
前作から5年が経ち、各役者の老いが良い意味で哀れの味わいを醸し出して
います。(特に西田敏行がいいねぇ)
随所にアップされる皺が刻まれた「男の顔」の映画としても見応えは十分。
ストーリーはまさにサスペンスの連続で、義理人情や権力、嫉妬や欲望を
めぐる複雑な人間関係を鮮やかな群像ドラマに仕立てあげた脚本が秀逸で、
役者のややオーバー気味のクサい演技とも相まって、グイグイと引き込まれ
ていきます。
そして最後は、こうなるしかなかったのだという運命的な諦念を感じました。

11月は大阪のホテルで久しぶりにイリュージョンがメインのショー、その
後は金沢、さらに名古屋と出張が続きます。
ハードな移動をこなすのも健康であってこそ…そろそろインフルエンザの
予防接種もしなきゃ。

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暑中お見舞い申し上げます

8月も色々と…所用で名古屋に行ったり、久しぶりに映画を観たり、
大量の書籍を買い込んだり、シャツやネクタイを大人買いしたりと、
それなりに夏を楽しんでおります。
しかしまあ、経口補水液OS-1と猫の砂の消費量がハンパないですな。
この暑い中、重い荷物を届けてくださる宅配便のスタッフには本当に
頭が下がります。(今日もAmazonでポチッと)

5年ぶりに高校の同窓会が開催されることになり、出演を依頼されま
したが、さて同窓生やご健在の先生方の前で何を演じるべきなのか…
これから考えますが、次の5年先10年先15年先となるにつれて、次第
に慰問と生存確認の色合いが濃くなっていきそうですな。

今月末は福岡市内のホテルでMr.マリック氏と共演(そういえば、地元
での共演は初めてかな)…こちらも何を演るべきか、氏が前日から来ら
れるので馴染みのステーキハウスでお肉を堪能しながら打ち合わせの
予定です。

それでは皆さん、猛暑の夏を乗り越えましょう。

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真夏の出来事と思い出

今回の九州北部豪雨…多くの方々から心配してくださる電話やメールを
頂戴しましたが、幸いなことに私の近隣エリアでは目立った被害はあり
ませんでした。(最初のメールを受信した夜は、大雨の中洲で絶好調で
夜のクラブ活動の真っ最中でした…せっかく心配してもらっているのに
なんとまあ間の悪いこと)
そういえば2009年7月の福岡市内を直撃した豪雨で、買ったばかりの
愛車を水没させた苦い出来事をつい思い出しましたよ。
今回の豪雨は激甚災害にも指定され、復興には年単位の覚悟が必要かと
思われますが、被災者の方々には改めてお見舞い申し上げます。

しかし巷間云われるように、近年の異常気象は本当に困りもので、まず
四季を感じにくくなっていますよね。
冬物の衣類を片付けた途端に暑くなって、せっかく買った春物はいつ着
ればいいのでしょうか。(いまや春秋物って必要?)
さすがにこの猛暑では外を歩く気にはならず、室内で経口補水液OS-1を
飲みながらルームウォーカーを利用しています。
鳥達も少々バテ気味なので、調教も控えめです。

若い頃は炎天下でのイベントや夏祭りで幾度となくマジックショーを演
りましたが、あの頃の暑さはなんとか耐えられたけど、近年の暑さでは
絶対に無理!(年齢的にも自殺行為)
あの頃の暑さでさえも、屋外ステージに置いていたイリュージョンの剣
の取っ手が熱くて触れないくらいでしたから。
プールサイドのショーでは、ステージに上がった海パン一枚の裸足の
少年が、コンクリートのステージ床の熱さに耐えかねて走り回って演技
が成立しないこともありましたねぇ。(フライパンで炙られてるような
ものですから)
またあの当時の音源はカセットテープでしたから、音響ブースのデッキ
に直射日光が当たってテープが伸びきり、BGMのテンポが速くなったり
遅くなったり…毎年この季節になると、炎天下での営業の苦い思い出が
走馬灯のように駆け巡ります。

当時、生活のためと割り切ってはいても、望まざる仕事を受けるしかな
い立場と、自分の力量を100%発揮できない環境で評価されることには
忸怩たる思いもありました。(そういう時に限って同業者が観に来てい
たり…そりゃ太陽の下よりもシャンデリアの下で演りたくなりますよ)
あくまでも自分の考え方ですが、こういう現場を続けていても、自分が
目指すステージには繋がるとは思えなかったので、次第に引き受けなく
なったわけです…これは結果的に正解でした。

その後、現在のスキミング戦略に必然的に繋がるように現場の選び方は
変遷しながら先鋭化していくのですが(まずショッピングセンターや夏
祭り等の無料で不特定多数の観客が集う現場からは早々に撤退しました)
、その戦略に関しては別の考察として書く機会があるかもしれません。
以前は思い返すことすら嫌でしたが、今はエアコンの効いたリビングで、
真夏の屋外営業で四苦八苦しながら演じている若い自分(20代の頃)の
映像を酒の肴に、ツッコミを入れながら晩酌するのも、懐かしいやら恥ず
かしいやらと、この歳になってやっと楽しめるようになりましたねぇ。

今年の2月、17年連れ添った老猫が旅立った寂しさからようやく立ち直り
かけていたこの夏、自宅の物置の下で2匹の仔猫を保護しました。
ペット病院に連れて行ったところ、1匹は保護するのが数日遅れていたら
危ない状況だったとのこと。
さて落ち着いたら里親を探そうと思っていましたが、情にほだされて2匹
とも飼うことにしました。(名前はまたもや腕時計ブランドにちなんで、
クンツとノアと命名)
これで現在合計4匹…この2月までは3匹飼っていたのでそれほど変わら
ないかなと。
多少の増減はありながらも、もう30年もあれだけの大型鳥達と猫達との
生活を続けているので、ここで1匹増えようが1羽増えようが、あまり
日常生活の支障は感じないものです。

ただ一つ大きな変化が…Amazonで猫の砂を注文する頻度は明らかに増え
ました。(今日もポチッと)

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言 霊

元来は無信教の自分ですが、なぜか言霊だけは信じてしまいがちです。
言葉の力はホント不思議なもので、口にした瞬間から自らを支配し始め、
その言葉が「口癖」の域にまでなってしまうと自分自身を洗脳して強い
「思い込み」を喚起し、人生を大きく変えるパワーとなるのでしょう…
「言霊」と云われる所以ですね。

以前のエントリーでも「良い仕事を引き寄せる習慣がある」と書いたこと
がありますが、その源は「そう思い込む」ことや「行動すること」であり、
そのまた源は「言霊」であると確信しています。
マジシャンでも重要なショーやコンテストの出番直前に「大丈夫、自分
ならできる! 絶対に上手くいく!」なんて呟いて己を鼓舞させることも
あるのでは?
あるフィギアスケート選手が「演技前にちょっとでも不安を口にすると、
転倒する確率は明らかに高くなりますね」と雑誌のインタビューで答えて
いるのを読んだことがあります。
ならば「どうせ…」、「…さえあれば」、「…したのに」、「もう歳だから…」
等のネガティブな言葉は極力口にしない方がいいのかもしれませんね。

言霊の影響力を考えれば、昔の武勇伝や苦労話も控えるべきだし(昔の
苦労話を自慢する人は、大抵今も苦労しているものです)、絶対にそう
なりたくないNGワードという意味で有名な諺があります。
それは…「貧乏暇無し」
これ、金銭には執着していないという謙虚さが美徳とでも思っているのか
敢えてアピールするかのように簡単に挨拶代わりに使う人もいますが、
経済学の観点からは、暇が無いほど忙しければ貧乏からは解放されなけれ
ば辻褄が合わないわけで、そうなっていないのであれば、マルクス主義に
おける「労働者」の状況だと定義されるのです。

では何故そのような状況になってしまったのか…以下のような原因が考え
られるようです。
・ 気付かないうちに資本家に搾取されている。
・ 生業なのに、アルバイト並みに効率の悪い仕事に就いている。
・ 要領が悪すぎて、他の人よりも時間がかかってしまう。
・ 賃金を稼ぐことよりも、ボランティアに近い労働に生きがいを感じる。
・ 頼まれると断れない性格で、他人のためにばかり動き回る。
(なんかマジシャンに当てはまることが多いなあ…)

日本人は子供の頃から、お年玉を貯金すると褒められたり、本来お金は
汚いもので、金儲けに勤しんでいる大人はいかがわしくてなんとなく悪い
人というイメージを植え付けられているせいなのか、そもそも金銭に関し
ては談論風発からは遠い人種ですよね。(仕事の打ち合わせの際にも、
なかなか肝心のギャラの話にはならないことも多いですしね)

閑話休題…「貧乏暇無し」は、本当に余裕のある人が使うのであれば普通
に謙遜として聞こえるのですが、そうでなければ、清貧を気取りながら
「自分は無能である」と宣言しているも同然で、口癖として使い続ければ、
ますます悲惨な状況に陥っていく危険性が大なのです。
他にも「拙宅」とか「粗品ですが…」とか、ましてや自分の配偶者を「愚妻」
などと呼ぶのは日本人だけではないでしょうか。(言霊の力で本当にそう
なってしまうと思うとゾッとしますね)

謙遜は日本人特有の誇れる文化かもしれませんが、一歩間違えるとネガ
ティブワードにしか聞こえないこともあるわけだし、自己主張の強い
外国の友人達の口からは謙遜の類の言葉を聞いたことがありませんしね。

事程左様に、日本人の(善かれと思って)譲歩する国民性が、隣国の被害者
ビジネスや図々しい覇権主義を助長させているのは論を俟たないでしょう。
ネガティブな口癖がある人は、天国に行っても不満を見つけ続けるもの…。
自分の人生にとって最良の言霊は何なのか…真剣に向き合う価値はあると
思います。

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誕生日に思う

誕生日…ついこの間迎えたはずだったのに、もう一年経ったわけですよ。
歳は取りたくないもの…と巷間よく云われますが、この歳になった自身
を顧みると、それなりに人生経験を積み、常識的な範囲ではあるけれど
物事の道理も理解し、世間の理不尽な事象も甘んじて受け入れ、諦める
ことも覚えたせいか気持ちがブレることも少なくはなりましたが、今更
ながら思いを馳せることは色々とあるもので…。

カルロス・ゴーン氏が日本経済新聞のコラム「私の履歴書」に寄稿して
いた一文です…
よくあることだが、嫌いだった人には「ああ、こんなに重要だったのだ」と
後で気づかされることが多い。嫌いということの背景には何か重要なこ
とが隠されている。それは後になってわかる。

私の場合、若い頃から多くのマジシャン群像の謦咳に接することに恵ま
れたのは大変有難いのですが、まあ若かった上に好き嫌いが特に激しい
性分なので、諸々思い当たる節を反省しながら、今後機会があれば久闊
を叙したいと思います。

さて、毎年誕生日を祝いながらも常に頭の片隅にあるのは、人間として
歳を取ることのメリット(世間に対しての「売り」の部分)とは何なのか
ということ…一般的ビジネスにおいては経験値に基づいた信用や信頼感、
俳優であれば渋い役やそのまま老人役がハマるであろうし、演歌におい
ては酸いも甘いも経験したであろう年配歌手が歌うと心に響きますしね。
マジシャンの場合、加齢に伴いスピーディーなイリュージョンやアクト
の動きが衰えてくる分、年相応な台詞や説得力のある演出の研究に傾注
することになるのでしょうか。
しかし、本人が「クラシックカー」を気取りながらも、他人からは車検も
通りそうもない廃車寸前の「中古車」にしか見えなくなることが一番痛い
わけです。

一般的な経済の観点から考察しても、老人という範疇に入ることは喜べな
いでしょう。
価値というものは需要と供給のバランスによって決まるという鉄則に基づ
けば、今後間違いなく訪れる超高齢化社会においては、供給が需要をはる
かに上回って老人の価値は底なしの暴落を続けていくであろうことは論を
俟ちませんから。

いつぞや覚えたアメリカンジョークを紹介しましょう…

3歳の時に大切なことは、おしっこを漏らさないこと。
10歳の時に大切なことは、友達をつくること。
20歳の時に大切なことは、上手にセックスすること。
30歳の時に大切なことは、金を稼ぐこと。
40歳の時に大切なことは、金を稼ぐこと。
50歳の時に大切なことは、上手にセックスすること。
60歳の時に大切なことは、友達をつくること。
70歳の時に大切なことは、おしっこを漏らさないこと。

私個人の気持ちとしては、生物学的にはやはり歳は取りたくないもの。
残念ながら老いを止める方法がないのであれば、せめて老いを意識しない
生き方が肝要なのでしょうね。
現状に満足することなく、貪欲に幸せを追い求め、寝食を忘れて打ち込み
続けられる仕事や趣味があれば、少なくとも忍び寄る老いの足音など気に
せずに暮らせるはず。

しかしこれ、逆説的に考えれば、自分がいつかきっぱりとマジックをやめ
る日が来たとしたら、それは本当に自己実現できて幸せになってしまった
証左なのかも知れません。
長年服用していた薬を必要としないほどの健康体になるように、あれだけ
好きだったマジックを必要としないほどに心が安定してしまったというこ
とだから…でも近い将来、現実にそうなることを望むもう一人の自分が
内在していることも紛れもない事実。

たぶん、本当に老いるってそこから始まる気がします。

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怒涛の2月

ゆっくり過ごすはずだった2月も、今年はプライベートも仕事も予定が
びっしりと入って少々うんざりしています。
もちろん自分の意思で入れた用事なら自業自得なのですが、とにかく意図
せず飛び込んで来る出来事が多いものですから…。(中洲のお姉様方にも
ごめんなさい。月末までは顔を出せそうにもありません)

2月5日は銀座のレストランで開催された、知人(医師)のお別れの会に
出席しました。
彼は2年前の夏に倒れて手術をしたものの、その後も体調は芳しくなく、
今年の正月2日に帰省先で逝去しました。
葬儀は地元で近親者のみで執り行われたために、親しかった友人達が銀座
に集まり、明るかった彼が喜ぶであろうと賑やかなお別れの会を開催した
次第です。
彼とは知り合って8年余りでしたが、生前の交際範囲の広さを物語る様に
海外からの参加者を含めて多くの友人が集いました。
本当に親しかった数人の別れの挨拶も実に清々しいもので、参加して良か
ったなと感じさせる会でした。
翻ってネガティブな話(今回の会とは無関係)ですが、ある人物のことを
普段から貶したり否定しておきながら、いざ逝去すると手の平を返すが如
くシレッと葬儀に駆けつけたり、故人との美談仕立ての思い出話を綴るな
どして、自らのポジション作りをするという業の深い輩を散見すると…
お天道様は知っているのに、おやおや何を今さらとしか思えませんな。
そんな輩の得意技は、きっとパドルムーヴなんだろうなあ。

そして偶然にも同じ2月5日、飼っていた老猫が旅立ちました。
私が東京から戻るのを待っていたらしく、帰宅して撫でてあげると安心し
たのか、まるで眠るように逝きました。
年は越せないだろうと予想していましたが、2月までよく頑張りました。
慌ただしくペット葬儀社に連絡して翌6日に葬儀、結局二日連続のお別れ
の会になってしまったわけですが、7日には私が金沢に発つ予定だったの
で、迷惑をかけないように私が福岡にいる間に…と気を遣ってくれたのか
もしれませんね。
葬儀が始まるとさすがに悲しみがこみ上げて来ましたが、葬儀社の代表が
お経を唱えている最中に本人の携帯が鳴り出し、慌てる後ろ姿が笑えて、
少しほっこりしましたねぇ。
実は11年前に旅立った猫のお骨も保管していたので、来月一緒に合同散骨
していただく予定です。
爪研ぎでボロボロになっていた壁紙は年末のリフォームで張り替えていた
ので、今回は傷だらけにされたソファを新調…色々な思い出の品物も大切
だけど、前進するためには断腸の思いで処分することも必要ですね。
若い猫もいるので、いつ新品のソファがやられるかヒヤヒヤの日々です。

2月12日、日本奇術協会80周年記念祝賀会にMr.マリックご夫妻、弟子達
と一緒に参加しました。
会場の椿山荘は、仕事やプライベートの宿泊でも何度か訪れたことがあり
ますが、ここの庭園は本当に美しいですね。(ただ宴会の料理の粗末さは
なんとかならんもんかね。暴動が起こってもおかしくないレベル)
12名のコンテスタントによるFISMアジアステージ選考会を拝見。
アシスタントを伴うペア芸は最後の和妻のみで、しっとり系のピン芸が多
いなあと感じましたが、まあこれがコンテストのトレンドなのでしょう。
祝賀会〜ガラショーでは、協会会長の渚晴彦氏、島田晴夫氏、マギー司郎氏、
Mr. マリック氏、プロフェッサーサコー氏、小野坂東氏…というマジック界の
レジェンドが一堂に会する光景は、一瞬CGなのではと錯覚するほど。
たまには見えない垣根を取り除いたこんな日があってもいいのかもしれま
せんね。

ところで今回の選考会でも、演技で火や動物を使う人はほとんどいません
でした。
世界のコンベンションを視野に構成すれば、取り入れない方が無難だし、
小回りが利きますから、その観点では正解だと思いますが、20代の頃、
調教した鳩を携えて海外遠征をしていた私個人としては寂しいですねぇ。

何度か過去のエントリーにも書きましたが、特に首都圏を中心に火気や
動物を使いづらい会場やスタジオが増えています。
最近、東京と大阪のマジックバーで、しっかりと調教されたクオリティの
高いダブアクトを見る機会があって各々と挨拶を交わしましたが、頑張っ
ている若手の彼らにはダブアクターとして演じ続けてもらいたいだけに、
今後もコンプライアンスが厳しくなって、せっかくのアクトが限られた
お店でしか見れなくなるとしたら残念ですね。

翻って九州の場合、伝統的に火や鳩を使うマジシャンが多かったせいか、
その辺りはまだ幾分おおらかで、私も今のところは問題なく火も使うし、
大型鳥も飛ばしていますが、先を見越して手順の再構成をしています。
しかし、まだ比較的自由に演じられる風土や環境なのに、残念ながら代表
芸として全国に誇れるレベルの鳩出しができるダブアクターが、現在の
九州には一人も存在していないのが寂しい現実。
本気で調教することもなく、鳩出しをやれる現場がなくなればさっさと
諦めて、お金の匂いがすればまた始めるという商売っ気たっぷりの安直な
向き合い方をすれば、それはその演目を心から愛していないという証左。
作品として完成させることなど眼中になく、田舎の温泉場でも生活費を
稼げればそれでいいという営業ズレのなれの果てなのでしょう。
ダブアクト(他のアクトでも同じですが)として昇華させるには、営業で
使えるか金になるかなんてセコい下心は度外視して、真摯に向き合い寝食
を忘れて取り組むくらいでないとダメなんですよ。
若き コンテスタントの頃、みんなお金になるかなんて関係なく、アクトを
完成させるために、ひたすら鳩やカードやビリヤードボールの練習をして
いたはずです。
「鳩を出す人」と「ダブアクター」は別物なのです。

おっと、熱く語りすぎて少々辛辣な文脈になってしまったので、口直しの
意味で最後は美味しい食べ物の話題を…先日マジシャン仲間で食べた焼き
そばが最高に美味しかったので紹介します。(私は2週連続で食べました)
一人前としては、おそらく日本一高い焼きそばでしょう…ホテルニューオー
タニ東京SATSUKIの佐賀産和牛香味焼きそば(税別3,500円)
スパイシーなソースに温泉卵がからむと絶品で、値段の価値はありますよ!
こちらの鉄板も熱いので、ぜひご賞味あれ!

「B級グルメの焼きそばでも、素材と調理次第で一流店のメニューに並び
ます。自分も同じマジックができるのに…と日頃悩んでいるマジシャン
こそ、何が違うのかをこの焼きそばから学ぶべきです」 (Mr.マリック談)

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便利グッズ

みなさんは愛車がこんな被害に遭ったことはありませんか?
買い物を終えて駐車場に戻ると、愛車の側面に凹みが…これが俗に言う
「ドアパンチ」です。
つまり駐車場でドアを開けた際に、隣の車にドアがゴツンと当たるという
「事故」(悪気の有無に関係なく)です。
まあ被害者がその場で目撃して現行犯で捕まえない限り、当てた側はまず
黙って逃げますよね。(当てた相手が高級車であればなおさらです)
不特定多数の客が出入りするショッピングセンターの駐車場ならともかく
各々の車の所有者がはっきりしている団地やマンションの駐車場で発生す
ると、その後の人間関係がギクシャクすることもあるようです。

私も17年前でしたか、シボレーに代わって納車されたばかりのベンツに
ドアパンチをやられて、修理に15万もかかってドア以上に気分が凹んだ
記憶があります。
入院した友人を見舞うために訪れたある病院の駐車場でのことでした。
病院(特に整形外科系)の駐車場ではドアパンチが発生しやすいと聞いた
ことがありますが、これはドアを大きく開けないと乗降できない通院患者
が多いのが理由だと思われます。
そうだとすれば悪気はないのだろうと思いたいところですが、そもそも
悪気があるとすれば、それはイタズラや嫌がらせの範疇でしょう。

どんな理由であれ、これって過失割合は0対10の「交通事故」だし、当て
逃げというれっきとした「犯罪」なのですよ。
通常は警察に連絡して事故証明を発行後、保険会社同士の交渉に委ねて、
相手のゴネ方次第では弁護士特約発動も有り得る重大な案件なのです。
しかし、ほとんどの事案が泣き寝入りというのが実情のようです。

昨年末に新車を購入したからなのか、新年早々の初夢は、空港の駐車場で
ドアパンチをもらって凹んでいるという情けないものでした。
防ぎようがないことなのかもしれませんが、最低限の対策を調べてみると、
次のようなものがありました。

・ 平地の駐車場では、少々不便でも入り口から遠い場所に停める
・ 立体駐車場では、空いている最上階付近に停める
・ 監視カメラに映りやすい場所に停める
・ ドライブレコーダーを装備する(最近は360度録画する機種も有り)
・ ファミリーカーの側には停めない(幼児が思い切りドアを開けたり、
  ベビーカーの出し入れをする可能性がある)
・ 汚い車や傷ついた車の側には停めない(汚れや傷に無頓着でガサツな
  性格の所有者である可能性が高い)
・ きれいな車や高級車の側に停める(車を大切にしている所有者である
  可能性が高い)

なるほどと思うアドバイスもあるものの、これらは全てが危険回避という
受け身であって、能動的に防御するものではありませんよね。
よくドアの縁にドアエッジガードを装着している車を見かけますが、これ
も自分の車のためであると同時に、隣の車を傷つけないようにと配慮した
気遣いのグッズでもあるわけです。(私も装着していますが、4ドアセダン
と違って2ドアクーペはドアが長くて重たい分、さらに気を遣いますね)

そこで本気で防御策を探してみたところ、ドアパンチを能動的に防御する
秀逸なグッズを見つけました…その名もドアディフェンダー
マグネット付きの緩衝材をドアに貼り付けるだけです。
セキュリティーケーブルをドアに挟むだけで本体の盗難も防げます。
両側分として2セット購入すると3万円弱の出費になりますが、高額な
修理代と、あの持って行き場のない憤りを思えば安い買い物ですよ。
「NHKまちかど情報室」で紹介されて以来品薄状態が続いていたようで
すが、再入荷しているみたいです。
私のは発注後、届くまで約一ヶ月かかりましたが、現在大活躍中です。
車を大切にされている方にはオススメです。

余談ですが、つい先日仕事で名古屋を訪れた際に、早朝の栄のド真ん中を
マダム風の美女が、真っ赤なキャデラックATSセダンで颯爽とかっ飛ばし
ているのを目撃して惚れ惚れしましたねぇ。
しかしまあ、このPVのBGMのカッコいいこと!

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新年を迎えて

2017年、あけましておめでとうございます。
お正月から天気も良く、リフォームした自宅で清々しく新年を迎えること
ができました。
老猫も年越しできて、新車でドライブにも連れて行きました。

新年を迎えて、あれもやりたい(サロン用の新手順作り)、これも欲しい
(新しい腕時計)と相変わらずアグレッシブで欲深い自分に呆れております
が、それもこれも日本という(地震等の自然災害を除けば)政治的に平和で
ホスピタリティーが充実した国で健康に生活できているからだと思います。
昨年も世界中のテロや紛争、事故や自然災害等で突然人生の幕を降さざる
得なかった人の多さを考えると、生きてるだけで丸儲けとまでは言いませ
んが、下世話な煩悩を抱えていても健康で生きていることがいかに幸せな
ことなのだろうと思いを馳せるわけですよ。

年末の仕事納めは私の企画で、Mr.マリック氏とマギー司郎氏との共演で、
良い締め方ができたと思います。
マリック氏曰く、「この三人のコラボは、マジックの全ての分野を網羅して
いるから面白いよ。またやりたいね」とのこと。
マギー氏からも「最高に楽しい一日でした」と感想を頂戴しました。
お二人とも私よりも一回り以上も年長なのですが、共演してみるとその
エネルギーには驚かされますね。
それも健康だからこそで、終演後に疲れたなんて愚痴は一言もこぼしません
から。

私自身、昨年は仕事とプライベートを合わせて飛行機の搭乗回数が100回
を超えていたようで、ハードワークをこなせるのも健康であってこそです。
自身の健康維持と体型維持のために心掛けていることは、基本的には食事
制限とウォーキング、たまに筋トレ(鳥の調教も結構筋トレになります)
なのですが、ウォーキングは極端に寒い日や雨の日にはついサボりがち。
そこでルームウォーカーを購入したところ、これがかなりの優れもの…
懸念していた音は静かだし、予想以上に大腿部に負荷がかかって室温で30
分〜1時間も歩けば適度な汗もかきますしね。
なにより録り溜めた番組を観ながらこなせることが重宝しています。

そんなこんなで、今年は年齢をわきまえて無理をしない程度に、それでいて
人生を謳歌するために適度に欲深く、健康第一に留意しながら頑張ろうと
思います。

こんな私ですが、今年も宜しくお願い致します。

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