日記・コラム・つぶやき

ペースダウンも大事

昨年のエントリーで紹介した本…「限りある時間の使い方」では、人生の時間
が限られていること、さらにその中の限られた範囲しかコントロールする
ことはできないと論じられています。
そしてその有限性を受け入れるためのツールの一つとして、ペースダウンを
をして「何もしない練習をする」ことが重要であるとしています。

私自身、何歳までにこれをやっておくという人生設計に沿って生きてきて、
長期のスパンではそれらをほぼ実現しつつあることで、この年齢になって、
ようやくですが一定の達成感を得ています。

ところが最近ではそれに満足できず、ペースダウンどころかワーカホリック
ではないかと感じるほどに、空いている時間があると何もしないことに耐え
切れず、何か有益なことをしたり知識のインプットをしなければならないと
いう強迫観念にとらわれがちです。
実際に休むための時間を確保しても、例えばこの文章を書き上げることに費
やしたりして、結局は何かをしないと、「このままでいいのだろうか、何かやり
残したことがあるのではないか」という焦燥感に苛まれてしまいます。

「人間の不幸はすべて、一人で部屋でじっとしていられないことに由来する」…
これは哲学者パスカルの言葉ですが、たった4000週間の人生であっても、
有意義に過ごすためには実は「何もしない」能力も欠かせないのです。
何もしないことに耐えられない場合、単に「何かしないと気が済まない」という
理由で、間違った時間の使い方を選んでしまいがちです。
急ぐ必要のないことを優先してストレスを感じたり、将来に役立つことを
やらなければと思い込んで「楽しみや満足」をいつまでも先送りにしてしまう
ことになります。

今の自分がこれに該当しており、特に昨年の夏以降は早々と仕事や用事を
パンパンに詰めてしまって、多くの楽しみを逃してしまいました。
テレビ出演のオファーも断らざる得なかったし、後輩のショーやリサイタル
にも駆けつけることができませんでした。
また、アストンマーティンDBX707のサーキットでの試乗会も、オーナー
ツーリングも、そして「新型レンジローバー試乗会&フランクミュラー最新
モデル展示販売会」も残念ながら参加できませんでした。
場所は福岡空港近くの「ジャガー・ランドローバー福岡」…ショールームの2F
でフランクミュラーの展示会が開催され、さらに新型車の試乗もできると
いう超魅力的なコラボイベントだったのです。(あー、新作時計を見て、新型
レンジローバーを試乗してみたかったなあ…あとディフェンダーも)

無駄な時間をなくそうと焦って生き急がないようにしないと、このように
多くの楽しみを逃すし、仕事の達成感はあっても、それに比例して疲れや
ストレスも溜まる年齢なのだと改めて自覚しましたね。
若い頃は、好きなことをやって、そこそこ稼いで太く短い人生を全うでき
れば満足だと思っていましたが、やはり健康に留意しながら、現状維持を
長く続けられることが理想なのかなあと思うようにもなりました。

今年からは少々ペースダウンを心がけて「何もしないこと」そして「楽しむこと」
も意識しながら過ごすようにしたいところですが、このせっかちな性格上
実践できるかは微妙です。(というわけで、このブログの更新も滞りそうです)

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さらば2022年

まずはこの一年、心身ともに健康で過ごせたことにホッとしています。

ショッキングなニュースが次々に飛び込んで来た激動の年でしたが、それを
横目に全力で走り抜けた結果、自分としてはまだ伸び代を感じる充実した年
でもありました。
この師走も東京、大阪、名古屋と慌ただしく動き回りましたが、大雪による
飛行機の欠航や新幹線の停電による立ち往生といった類の交通トラブルも、
一日違いで運良く切り抜けられました。
コロナの行動制限もなく全国旅行支援の効果もあって、空港の保安検査場は
長蛇の列ができておりますが、こんな時こそJALグローバルクラブ会員の恩恵
を感じます。
会員専用の保安検査場でスムーズに通過後、ラウンジで休憩できるので、
疲れも少なく到着後の仕事のパフォーマンスの質がかなり違います。

さて、大掃除とまではいかないまでも、ある程度は家の掃除を済ませたので
すが、問題は雪による愛車DBXの汚れです。(この師走は福岡も降りました)
気候さえ良ければ、適度な運動にもなるので自分で洗車をするのですが、
さすがにこの汚れ具合と寒さがやる気を挫きます。

そんな時に便利なのが…出張洗車。
実は前車キャデラックの頃から利用しているのですが、会員登録を完了後、
PCやスマホで日時やコースを予約するだけで、スタッフが自宅まで来てく
れて、ピカピカに仕上げてくれます。(今回はホイール洗浄を含めたコース)
支払いはクレジットカードでOKです。

最初は自宅の水道を使うのかと思っていたら、汚れを浮かせる特殊溶剤を積
んだ車で現れ、手洗いで水浸しになることもありませんので、今後は近くの
月極駐車場に停めているセカンドカーもお願いしようかなと思っています。
指定した駐車場に出向いてくれるので立ち会う必要もなく、進捗状況は写真
と一緒にスマホに送ってくれるので安心です。
また、洗車をしても翌日が雨だとガッカリなのですが、天気予報で洗車翌日
の雨天確率が50%以上の場合は延期も提案してもらえます。

今年の汚れは今年のうちに…家も愛車も綺麗になって、清々しい気分で新年
を迎えられそうです。

それでは皆さんも良いお年をお迎えください。

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DBX707試乗

12月10日&11日はアストンマーティンDBX707の試乗会…さっそく試乗して
きました。
夏のサーキットでの試乗会には残念ながら参加できませんでしたが、幸いな
ことに本日10日はオフ日だったので、やっと実現しました。
今回はサーキットとはいきませんでしたが、高速道路も走ってみました。

私は自動車評論家でもモータージャーナリストでもないので的確な表現は
できませんが、現行DBXに丸一年以上乗っているからこそ、乗り比べること
によってDBX707のポテンシャルを垣間見れたことは貴重な体験でした。

ちょっと専門的になりますが、パワーアップした点を羅列すると…

最高出力:550ps → 707ps
最大トルク:700Nm → 900Nm
最高速度:291km/h → 310km/h
0〜100km/hのタイム:4.5秒 → 3.3秒
またエンジンの性能アップに合わせて、湿式の多板クラッチ式の9速オート
マチック・トランスミッションやカーボンセラミックブレーキが採用されて
います。

まさに最強・最速を自認するスーパーSUVにふさわしいスペックですが、
パワーアップしたとは言っても、まるで5ナンバーか軽自動車を操っている
ような運転のし易さはDBXと同等なので、「さらに洗練されたマッチョ」と
いうところでしょうか。

街乗り程度ならば、とても707psものエンジンが搭載されていることなど
微塵も感じないし、カチッとした剛性感はあるものの、その扱いに気難し
さやスパルタンな印象は全くありません。
高速道路でカーブにさしかかると、ステアリングの正確で忠実な手応えで
サスペンションには絶対的な安心感を抱きました。

そして一瞬のチャンスでしたが、モードを「スポーツプラス」に切り替えて、
アクセルを強く踏み込むと、痺れるような咆哮と同時に力強さが一気に
増したと思いきや、恐ろしいほどの加速のポテンシャルを感じました。
もうこれは「SUVの姿を纏ったスーパースポーツカー」ですね。
最強・最速の片鱗を垣間見ました。

DBXとDBX707…ベース価格は約600万違いますが、この存在の違いを
どう例えればいいのだろうと考えていて、やっと思いつきました。

中トロと大トロです。

私の年齢だと、もう大トロは胃もたれするので一貫で満足かなと。
(実際は中トロでも多少胃もたれしますが)
次回のクルマの乗り換えの頃は、さっぱりした赤身くらいがちょうど良く
なっているかもしれませんね。

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ヴァルハラ登場!

アストンマーティン初のV8ミッドエンジン・ハイブリッドスーパーカーである
Valhalla(ヴァルハラ)が福岡上陸。
12月1日&2日はアストンマーティン福岡のショールーム、3日は福岡天神の
ソラリアゼファ広場で特別展示会が開催されたので、3日の夕刻に見てきま
した。
土曜日の夕刻とあって、多くの人が立ち止まって撮影していましたね。

夏には青山のショールームに展示されていたのですが、タイミングが合わな
かったので、今回は福岡で拝めることができてラッキーでした。
昨年大ヒットした映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のワンシーンにも登場
して、静止状態ながらも異様な存在感を放っていたので、記憶に残っている
方も多いのではないでしょうか。

2021年3月に約60年ぶりにF1復帰を果たしたアストンマーティンですが(ちな
みに我が愛車DBXは、F1の公式メディカルカーとして採用されています)、
同じくハイパーカーValkrie(ヴァルキュリー)よりも公道走行向けにアレンジ
されているため、コクピットは広めに設計されて、利便性や乗降性が高めら
れていることから、ロードモデルとしての実用性が重視されていますね。

スペックとしては、2基の電気モーターが搭載された新しいV8エンジンが
生み出す最高速度は350km/hで、0〜100km/hの加速はわずか2.5秒で
達成します。
「速度制限があるのに、そんな性能は必要ないだろう」…などという野暮な
ツッコミすら置き去りにしそうです。(そのツッコむ方の自家用車でも最高
速度として180km/hや220km/h程度はスピードメーターに表示されて
いるはず…その速度だって出せないのなら必要ないのは一緒でしょうに)

実車を見た第一印象…そのエクステリアは、一目で「速い!」と感じさせるエア
ロダイナミクス重視の筋肉質な造形で、最小の重量で最大の剛性を実現する
カーボンファイバーで纏われたボディはアストンマーティングリーンのカラー
とも相まって、神々しいオーラを醸し出しておりました。
内部もボディと一体で形成されているので、運転席は固定されたカーボンの
基礎にクッションを装着して、リクライニング等の調節ができないために、
アクセルとブレーキのペダル類が前後に可動するシステムです。

いつか試乗できたとしたら、高揚感はハンパないでしょうね。
999台の限定生産で、価格は1億超…はたして日本では何台が受注されて、
実際に公道で見かけることはあるのでしょうか…それも楽しみです。

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NO MORE 時間泥棒 2

前回からの続きです…

「金持ちケンカせず」という言葉がありますが、私を含めてその意味を履き違え
ている人も多いと思います。
つまり、金持ちは欲しいものが何でも手に入るからイライラしないし、争う
必要がない…と解釈しがちなのではないでしょうか。
しかし実際には、そもそも「ケンカになるような人とはつき合っていない」
のです。
つまり、気が合って価値観が同じ人とだけつき合うようにして、人間関係の
ストレスをゼロに近づけるように心がけているわけです。
さらに、「人は人、自分は自分」と肚を据えているからケンカにもならないので
しょう。

ただし、そんなケンカをしない人であっても、つまらない人間に費やして
しまった「時間」だけは、相手の襟首をつかんで「返せ!」と怒鳴っても絶対に
返してもらえません。
貸したお金は戻ってくる可能性はありますが、時間だけは絶対に戻って来な
いのです。

今回は時間泥棒の中でも、私が最も忌み嫌うタイプを…

・ 「虎の威を借る狐」

マジシャンの世界では「師匠ホッピング」を繰り返すタイプに多いので、ある
意味では「虎ホッピング」とも言えるでしょう。(本人の座右の銘かも)
卑屈な笑顔で揉み手をしながら見え透いたお世辞で相手を持ち上げ、実に
まめに貢ぎ物を贈って、なんとか有益な見返りを得ようとします。
そして得るものを得たら露骨に次のステップに移ります。(大抵はホップ→
ステップ→肉離れという結末になります)
なんとか辿り着いた大物と親しいことをひけらかして、目的を成就させよう
とします。(腰巾着にしか見えていないことには気づきません)
威を借る…そんな虎が身近にいるだけでも羨ましいと思う必要はありません。
そもそも実力で虎に認められたわけではなく、必死でゴマすりをして紹介
してもらっただけで、虎の側も都合よく利用することはあっても、内心では
そんな人間をリスペクトはしていません。
いい歳をして虎の威を借りなければ活躍できないような狐は、結果的には
大成しないのです。
そこまで媚びへつらうエネルギーがあるなら、自分が虎になってどこかの
狐に威を貸してやろうという気概が生まれないのが不思議です。
揉み手のし過ぎで、指紋が消えた狐はNO MORE。

他にも時間泥棒をあげれば枚挙にいとまはありません…
・ 「チャレンジ精神がない人」…未来を語れないのでNO MORE
・ 「経歴詐称をする人」…全てに説得力がないのでNO MORE
・ 「ただの輩」…論外

人の振り見て我が振り直せと云われるように、もちろん自分も他人の貴重
な時間を削り取ることには細心の注意を払わなければならないのは言うま
でもありません。

閑話休題…

「時間」の正体を突き詰めると、有限である「命」と切っても切り離せない正に
不即不離の関係にあるのでしょう。
いや「命そのもの」と言っても過言ではありません。
そのことを改めて肝に銘じて、限られた資源である時間をどのように使うか
…朝目覚めた時に少しでも考えてみることで、充実した一日になるかもしれ
ません。

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NO MORE 時間泥棒 1

時間には色も形もなく、空気や水のように流れ行く感覚はあるものの、実体
はありません。
それだけに有限であることを忘れて、つい浪費をしてしまいがち。

こう書くと、おしゃべりは時間の無駄だとか、他人とのつき合いは時間を盗
まれたのも同然だとストイックに考えているのではないかと思われそうです
が、そうではありません。
一見無駄に見えても、のんびりと趣味の腕時計を眺めて寛ぐ時間、愛車と共
に自身を解放するドライブの時間…こういう時間は仕事に費やす時間以上に
貴重な価値を感じることもしばしばだし、気の置けない友人や話がかみ合う
マジシャン仲間と飲んでいると、あっという間に深夜になることも珍しくは
ありません。
こういう時間の使い方はストレス発散にもなるし、新たなアイデアが生まれ
てくることもあるので、「つい時間を忘れるほど」有意義な時間を過ごしたこと
に満足します。

ところで映画館では、「NO MORE 映画泥棒」がお馴染みですが、現在の私の
モットーは「NO MORE 時間泥棒」として、以下のようなタイプとは距離を置く
ように心がけています。

・ 「羨ましがる人」

誰かが成功したり良い思いをすると、「〇〇ちゃんはいいよなあ〜、運がいいん
だよなあ〜」とか「もともと実家が金持ちなんだろうなあ〜」などと素直に喜び
を共有できないタイプ…つまり「嫉妬深い人」とも言えるでしょう。
世の中には不条理なことが多いので、気持ちは理解できないこともないので
すが、羨ましがったところでどうしようもないのに…。
このタイプと飲むと、一晩中暗い愚痴につき合わされるのでNO MORE。

・ 「甘え過ぎる人」

目上や立場が上の人と臆せずにつき合える性格の人は尊重しています。
実際にそんな後輩もいるし、若かりし自分もそんなタイプでした。
甘え上手であれば、「上の人々」から可愛がられたり認められたりすることで、
自力では垣間見ることもできない世界を知ることや、なかなか教えてもらえ
ない仕事上のノウハウも吸収できることは大きなメリットです。
しかし時の経過と共に、目に見えて図々しく甘えるようになり、いつしか
特別扱いされることが当然のような言動や振る舞いをする者も出てきます。
このタイプは自己愛が強く、さらに自己評価も異常に高くて手に負えない
のでNO MORE。

・ 「八方美人」

誰からの声かけでもホイホイとフットワークよく出向くタイプ…つき合い
が良いだけに便利で大事にしなければと思われがちですが、早い話がただ
の八方美人で、知り合いが多いことだけが取り柄で、他人のエピソード
トークを中心に情報屋としての会話に終始し、肝心の本人のポリシーや
哲学などは微塵も感じられない空虚なタイプです。
「あえて敵を作らず誰とでも愛想よくつき合う人は、本当の味方もいない」と
巷間云われますが、それを地で行くような人はNO MORE。

と、今回はここまでにしておきましょう。
次回が最も要注意なタイプです。

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時短生活と倍速消費

巷間、映画やドラマを早送りで観る、いわゆる時短視聴が物議を醸し出して
います。

かなり前に「我ら倍速世代」という記事を読んだ時に「へえ、そんな人達がいる
んだ」くらいの感覚だったのが、今や自分も録画した番組を倍速で観ることが
しばしば…最初は録画しておいたマラソン中継で、デッドヒートが繰り広げら
れる終盤までは倍速で割愛したのを記憶しています。
便利さを知った後は、情報番組や最近のマジック番組も…マジックに関しては
演目を確認するだけなら倍速で充分ですからね。

ただし、感動的な映画に代表されるエモーショナルな作品であれば、荘厳な
音楽やストーリー上で重要な「間」が割愛されて、作品の意図が正しく伝わら
ない恐れもあるし、およそ鑑賞とは程遠い、あらすじだけを紹介するファスト
映画のような違法行為が出てきたりする問題もあります。

倍速視聴は、制作者やアーティストへの冒涜ではないかという意見もあるよう
ですが、旬の作品という情報共有によって人間関係を維持しつつ、長い時間を
費やして内容がつまらなかった時の無駄を回避する、いわゆる時短生活を重視
傾向は止まらないと思います。
これは過剰情報社会という環境上の変化なので、「作品を鑑賞する」行為と情報
収集のための「コンテンツを消費する」ことを両立させるためには仕方がない
ことなのでしょうね。

映像だけではなく、市場に目を向ければ、10分でパスタを完成させる1台9役の
電気鍋や0秒チキンラーメンなど、倍速消費というタイムパフォーマンスの効率
化を目的とした商品が増え続けています。
マジックの世界では、時短修行で「なんちゃってプロ」が粗製乱造された挙句に、
荒波に放り出されて右往左往する傾向も散見されますが…。

何度も書いていますが、私自身も人生を砂時計の砂に例えて、限りある残りの
時間をいかに有意義に過ごすべきかと感傷に浸る時間も大切だとは思うの
ですが、今の時代はゆったりと感傷に浸る間もなく、生活の定型を崩しかね
ない大きなうねりと向き合うしかないのでしょうね。

時短生活でストレスを回避するつもりが、時短によって人間関係が希薄になる
ことがストレスの元凶になるとすれば本末転倒なわけですが、ストレスの最大
の原因は人間関係であることは論を俟たない以上、他人の時間を喰い潰すよう
なマイナス要因しかない人間とつき合うことは、健全な時短生活の潮流に最も
逆行することです。

次回は、距離を置くべき4つのタイプについて具体的に考察します。

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転ばぬ先の杖

新型コロナウイルスの4回目の接種券が届いたことで、改めて還暦を迎えた
のだなあと実感。(接種券は60歳以上に届きます)

無症状であっても濃厚接触者であれば自宅待機となり、社会経済活動が麻痺
してしまう現状は理不尽だとは思います。
コロナ蔓延初期は社会全体がヒステリー気味で、罹患しようものなら非国民
扱いされることもありましたが、今となっては、いつ誰が罹患しても不思議
ではありません。

私自身はというと、まだ罹患はしていませんが、今年1月から8月末までの
8か月間で飛行機の搭乗回数71回、新幹線の乗車回数23回…これだけ動き
回っていれば、戦時下の荒涼とした地雷原で反復横跳びをしたりスキップ
しながら走り抜けているようなもの。
で、4回目の接種を済ませました。
感染そのものは防げないとしても、重症化は免れることができそうなので、
とりあえずは転ばぬ先の杖ということで…。

話題が逸れますが、移動が多くなると、日帰りかあるいは何泊するのかに
よって携行するキャリーバッグやトートバッグのサイズを変えたり、気分
を上げるためにデザインに凝ったりします。
そこで今回新たに購入したのが、フランクミュラーのTOTE BAG Medium
(選択したカラーはグレイ、友人はブラウン)…現在絶賛ヘビロテ中です。

閑話休題…

コロナが理由でマジックの仕事がキャンセルになったり、イベントの企画
自体が消えたり延期になることにはすっかり慣れてしまった感があります
が、年末に決まりかけていた大企業のパーティーの案件が消えた理由は、
なんとロシアによるウクライナ侵攻。
その企業はロシアからアルミニウム等を輸入しているのですが、国際社会
によるロシアへの経済制裁で輸入をストップせざる得なくなり、今後の
業績を考慮するとパーティーどころではなくなってしまったとのこと…
これはもう仕方ありませんね。
小規模なイベントや宴席は主催者のサジ加減というか裁量次第で決行され
ることもあるのですが、グローバルな企業ほど世界情勢に左右されるのだ
なあと、一人のマジシャンとして実感した次第。

リーマンショック、大震災、コロナ禍、戦争…その都度にエンタメは翻弄
され、悲哀を味わい、忸怩たる想いをしてきたからこそ、転ばぬ先の杖を
確保すべくマルチワーカーとして、ハイブリッドな生き方を選択して正解
だったというか…こんな時代だからこそ、それがしっかりと機能している
ことでホッとしているのが正直なところです。

自身をクルマに置き換えて、ガソリンでも電気でも水素でも走れるように
しておけば万全です。
保険に未加入でクルマを運転する人はいないでしょう…人生というクルマ
を運転しているとすれば、多くの特約を組み込んだ手厚い保険に加入する
ことが、転ばぬ先の杖として必須だと思います。
世界情勢が不安定になれば株価は下落しますが、有事の金(ゴールド)として
金価格は上昇するように、可能であれば、投資と同様に一部は逆張りを
しながら収入源のポートフォリオを組むべきです。

我々は災禍に遭う度に、あの時対策をしておけば…と後悔と反省はするの
ですが、喉元過ぎれば…を繰り返してしまいがち。
「起きて欲しくない」という願望が、いつの間にか「起きないだろう」という
楽観的な予測にすり替わってしまうことが一番恐ろしいことなのです。

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人生100年時代

少し前になりますが、6月27日の読売新聞に、還暦にして医師に転身した
元農水官僚の記事が載っていました。
以下、記事を要約すると…

還暦で研修医になって67歳の現在は主に訪問診療に従事されており、その
姿はベテランのように見えても経歴はまだ8年目です。
新たな挑戦では自らを律する生活を課し、仕事から帰宅すると必ず午後10時
に寝て午前3時に起き、出勤時間までは勉強に充てる生活を続けました。
医学部受験では学力だけではなく年齢もハードルになるもので、面接では
「医師としてどれだけ働けるのか」、「若い人の芽を摘んでしまうのでは」という
耳の痛い言葉も飛んできたとか。(医師の育成には税金も投入されているし、
医学部には定員もありますからね)
仕事と勉強を両立した5年間で受験した大学は全国で延べ50校!
2010年、55歳にして金沢大学医学部に合格しました。
これからの目標は「生涯現役、100歳まで医師として働くこと」だそうです。

官僚時代は日夜働きづめで、法案審議の国会対応、他省庁との調整…多忙を
極める中で、国を下支えしている自負はあったものの個人として感謝される
ことはなく、「誰かの役に立つ実感」とか「ありがとう」と言われる仕事をした
かった…
というのが転身の理由だとされると、いかにも優等生のインタビュー用の
答のような印象を持ってしまいます。
まさにマジシャンが「お客様に夢と笑顔と感動を届けるために…」と宣うのと
同義のような…。
しかし深読みすると、きちんと本音の部分も吐露されていました…

キャリア官僚はピラミッド型の組織で、若手の頃から50代になった上司が
人事担当者に呼ばれる光景を随所で見かけた。
ある程度の役職まで務めた官僚の多くは、本省を離れて関連機関などに異動
していく。
「行く末が見えているのが嫌だった」。
漠然と50歳を官僚としてのゴールに定めた。

この医師の場合、「行く末が見えているのが嫌だった」というのが転身の本音
のようですが、翻ってプロマジシャンを諦める人は、「行く末が見えないのが
嫌になった」というのが正直なところでしょう。
先輩を観察して10年後の自分を投影した時に「ゾッとする」のは共通だとしても
マジシャンの場合はそれ一本で生きていこうと覚悟した時点で、行く末が
見えないのは自明の理のはず。

後輩の前ではイキリたいのか、稼いでいる雰囲気を醸し出していたのに、
いざコロナ禍ではあたふたする姿をさらけ出す先輩マジシャンにも責任は
ありますが、若手の中にはプロになった後も同世代の同業者にマウントを
かけたいのか、やれ世界大会だ、やれコンテストだと一般社会では知名度
ゼロの世界に大きなエネルギーを費やしながら、実生活では安いギャラで
マジックバーに搾取される生活を続ける人もいるわけで、それに不満がある
ならば、そこにはその道を選択した自己責任もあると思います。

華やかな世界に憧れても堅実さを忘れてはいけません。
以前も書きましたが、「アリとキリギリス」のアリのような堅実さを維持しな
がらも、いざスポットライトの下ではキリギリスのように振る舞うのが
マジシャンの理想像だと思います。

人生100年時代といえども、稼げる実働時間は決して長くはありません。
そこに理想や生き甲斐まで求めるとしたらなおさらです。

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ASTON MARTIN DBX707 LAUNCH PARTY

2月に発表されたアストンマーティンSUVのフラッグシップとなるDBX707が
ついに日本上陸。

最新のPVは…コチラ

5月29日、ヒルトン福岡シーホークの大宴会場アルゴスにおいてお披露目の
パーティーが開催されたので、前日の28日から一泊二日でうちにマジック
の勉強に来ていた若きイリュージョニスト田中大貴を伴って参加しました。
招待されたVIP GUESTは約100名。
スモークと照明が織りなす幻想的な雰囲気の中でDBX707が姿を現わすと
皆さん一斉にスマホでの撮影会が始まりました。

さて今回登場したDBX707は、鮮やかなプラズマブルーの車体に23インチの
ホイールと3割近く拡大されたグリルのせいか、車体サイズは現行DBXと同じ
はずなのに若干大きく感じました。
それだけ押し出しが強いということなのでしょうが、実は価格も押し出し
が強くて、本体車両価格は3,119万円!
オプション込みの乗り出し価格は3,500〜4,000万円程度になるのでは。

最速、最強、最良のハンドリングを標榜するDBX707は、静止状態から
時速100kmに到達するまでの0-100km/hはたったの3.3秒、最高速度は
310kmと、現時点では間違いなくこのセグメントにおける王者でしょう。
今後の競合車との頂上決戦が見ものです…コチラ
夏には試乗車の準備ができるとのことなので、機会があれば自分のDBXと
乗り比べをしてみたいと思います。

それと、会場で振る舞われた鮮やかなブルーのカクテルは、今回の車体の
カラーに合わせたオリジナルカクテルなのだとか…。
先日フランクミュラーから届いた封書に貼ってあった切手が、定番モデル
のロングアイランドのデザインのオリジナル切手だったことにも驚いたの
ですが、やはりハイブランドはこういう細かい演出が粋だなと思ったし、
マジシャンとしても、改めてスキミング戦略におけるブランディングの
重要性を感じた次第です。

ところで大宴会場アルゴスは、約30年前のホテルの完成当時から幾度と
なくマジックを演じてきた故郷のような場所です。
あの当時、道具と一緒に搬入口からばかり会場入りしていたせいなのか、
招待客として正面玄関から入るのは多少の違和感を感じました。
搬入口から会場入りするとホッとして、正面玄関からだと違和感を感じる
なんて…もはや職業病ですね。

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