日記・コラム・つぶやき

NO MORE 時間泥棒 2

前回からの続きです…

「金持ちケンカせず」という言葉がありますが、私を含めてその意味を履き違え
ている人も多いと思います。
つまり、金持ちは欲しいものが何でも手に入るからイライラしないし、争う
必要がない…と解釈しがちなのではないでしょうか。
しかし実際には、そもそも「ケンカになるような人とはつき合っていない」
のです。
つまり、気が合って価値観が同じ人とだけつき合うようにして、人間関係の
ストレスをゼロに近づけるように心がけているわけです。
さらに、「人は人、自分は自分」と肚を据えているからケンカにもならないので
しょう。

ただし、そんなケンカをしない人であっても、つまらない人間に費やして
しまった「時間」だけは、相手の襟首をつかんで「返せ!」と怒鳴っても絶対に
返してもらえません。
貸したお金は戻ってくる可能性はありますが、時間だけは絶対に戻って来な
いのです。

今回は時間泥棒の中でも、私が最も忌み嫌うタイプを…

・ 「虎の威を借る狐」

マジシャンの世界では「師匠ホッピング」を繰り返すタイプに多いので、ある
意味では「虎ホッピング」とも言えるでしょう。(本人の座右の銘かも)
卑屈な笑顔で揉み手をしながら見え透いたお世辞で相手を持ち上げ、実に
まめに貢ぎ物を贈って、なんとか有益な見返りを得ようとします。
そして得るものを得たら露骨に次のステップに移ります。(大抵はホップ→
ステップ→肉離れという結末になります)
なんとか辿り着いた大物と親しいことをひけらかして、目的を成就させよう
とします。(腰巾着にしか見えていないことには気づきません)
威を借る…そんな虎が身近にいるだけでも羨ましいと思う必要はありません。
そもそも実力で虎に認められたわけではなく、必死でゴマすりをして紹介
してもらっただけで、虎の側も都合よく利用することはあっても、内心では
そんな人間をリスペクトはしていません。
いい歳をして虎の威を借りなければ活躍できないような狐は、結果的には
大成しないのです。
そこまで媚びへつらうエネルギーがあるなら、自分が虎になってどこかの
狐に威を貸してやろうという気概が生まれないのが不思議です。
揉み手のし過ぎで、指紋が消えた狐はNO MORE。

他にも時間泥棒をあげれば枚挙にいとまはありません…
・ 「チャレンジ精神がない人」…未来を語れないのでNO MORE
・ 「経歴詐称をする人」…全てに説得力がないのでNO MORE
・ 「ただの輩」…論外

人の振り見て我が振り直せと云われるように、もちろん自分も他人の貴重
な時間を削り取ることには細心の注意を払わなければならないのは言うま
でもありません。

閑話休題…

「時間」の正体を突き詰めると、有限である「命」と切っても切り離せない正に
不即不離の関係にあるのでしょう。
いや「命そのもの」と言っても過言ではありません。
そのことを改めて肝に銘じて、限られた資源である時間をどのように使うか
…朝目覚めた時に少しでも考えてみることで、充実した一日になるかもしれ
ません。

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NO MORE 時間泥棒 1

時間には色も形もなく、空気や水のように流れ行く感覚はあるものの、実体
はありません。
それだけに有限であることを忘れて、つい浪費をしてしまいがち。

こう書くと、おしゃべりは時間の無駄だとか、他人とのつき合いは時間を盗
まれたのも同然だとストイックに考えているのではないかと思われそうです
が、そうではありません。
一見無駄に見えても、のんびりと趣味の腕時計を眺めて寛ぐ時間、愛車と共
に自身を解放するドライブの時間…こういう時間は仕事に費やす時間以上に
貴重な価値を感じることもしばしばだし、気の置けない友人や話がかみ合う
マジシャン仲間と飲んでいると、あっという間に深夜になることも珍しくは
ありません。
こういう時間の使い方はストレス発散にもなるし、新たなアイデアが生まれ
てくることもあるので、「つい時間を忘れるほど」有意義な時間を過ごしたこと
に満足します。

ところで映画館では、「NO MORE 映画泥棒」がお馴染みですが、現在の私の
モットーは「NO MORE 時間泥棒」として、以下のようなタイプとは距離を置く
ように心がけています。

・ 「羨ましがる人」

誰かが成功したり良い思いをすると、「〇〇ちゃんはいいよなあ〜、運がいいん
だよなあ〜」とか「もともと実家が金持ちなんだろうなあ〜」などと素直に喜び
を共有できないタイプ…つまり「嫉妬深い人」とも言えるでしょう。
世の中には不条理なことが多いので、気持ちは理解できないこともないので
すが、羨ましがったところでどうしようもないのに…。
このタイプと飲むと、一晩中暗い愚痴につき合わされるのでNO MORE。

・ 「甘え過ぎる人」

目上や立場が上の人と臆せずにつき合える性格の人は尊重しています。
実際にそんな後輩もいるし、若かりし自分もそんなタイプでした。
甘え上手であれば、「上の人々」から可愛がられたり認められたりすることで、
自力では垣間見ることもできない世界を知ることや、なかなか教えてもらえ
ない仕事上のノウハウも吸収できることは大きなメリットです。
しかし時の経過と共に、目に見えて図々しく甘えるようになり、いつしか
特別扱いされることが当然のような言動や振る舞いをする者も出てきます。
このタイプは自己愛が強く、さらに自己評価も異常に高くて手に負えない
のでNO MORE。

・ 「八方美人」

誰からの声かけでもホイホイとフットワークよく出向くタイプ…つき合い
が良いだけに便利で大事にしなければと思われがちですが、早い話がただ
の八方美人で、知り合いが多いことだけが取り柄で、他人のエピソード
トークを中心に情報屋としての会話に終始し、肝心の本人のポリシーや
哲学などは微塵も感じられない空虚なタイプです。
「あえて敵を作らず誰とでも愛想よくつき合う人は、本当の味方もいない」と
巷間云われますが、それを地で行くような人はNO MORE。

と、今回はここまでにしておきましょう。
次回が最も要注意なタイプです。

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時短生活と倍速消費

巷間、映画やドラマを早送りで観る、いわゆる時短視聴が物議を醸し出して
います。

かなり前に「我ら倍速世代」という記事を読んだ時に「へえ、そんな人達がいる
んだ」くらいの感覚だったのが、今や自分も録画した番組を倍速で観ることが
しばしば…最初は録画しておいたマラソン中継で、デッドヒートが繰り広げら
れる終盤までは倍速で割愛したのを記憶しています。
便利さを知った後は、情報番組や最近のマジック番組も…マジックに関しては
演目を確認するだけなら倍速で充分ですからね。

ただし、感動的な映画に代表されるエモーショナルな作品であれば、荘厳な
音楽やストーリー上で重要な「間」が割愛されて、作品の意図が正しく伝わら
ない恐れもあるし、およそ鑑賞とは程遠い、あらすじだけを紹介するファスト
映画のような違法行為が出てきたりする問題もあります。

倍速視聴は、制作者やアーティストへの冒涜ではないかという意見もあるよう
ですが、旬の作品という情報共有によって人間関係を維持しつつ、長い時間を
費やして内容がつまらなかった時の無駄を回避する、いわゆる時短生活を重視
傾向は止まらないと思います。
これは過剰情報社会という環境上の変化なので、「作品を鑑賞する」行為と情報
収集のための「コンテンツを消費する」ことを両立させるためには仕方がない
ことなのでしょうね。

映像だけではなく、市場に目を向ければ、10分でパスタを完成させる1台9役の
電気鍋や0秒チキンラーメンなど、倍速消費というタイムパフォーマンスの効率
化を目的とした商品が増え続けています。
マジックの世界では、時短修行で「なんちゃってプロ」が粗製乱造された挙句に、
荒波に放り出されて右往左往する傾向も散見されますが…。

何度も書いていますが、私自身も人生を砂時計の砂に例えて、限りある残りの
時間をいかに有意義に過ごすべきかと感傷に浸る時間も大切だとは思うの
ですが、今の時代はゆったりと感傷に浸る間もなく、生活の定型を崩しかね
ない大きなうねりと向き合うしかないのでしょうね。

時短生活でストレスを回避するつもりが、時短によって人間関係が希薄になる
ことがストレスの元凶になるとすれば本末転倒なわけですが、ストレスの最大
の原因は人間関係であることは論を俟たない以上、他人の時間を喰い潰すよう
なマイナス要因しかない人間とつき合うことは、健全な時短生活の潮流に最も
逆行することです。

次回は、距離を置くべき4つのタイプについて具体的に考察します。

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転ばぬ先の杖

新型コロナウイルスの4回目の接種券が届いたことで、改めて還暦を迎えた
のだなあと実感。(接種券は60歳以上に届きます)

無症状であっても濃厚接触者であれば自宅待機となり、社会経済活動が麻痺
してしまう現状は理不尽だとは思います。
コロナ蔓延初期は社会全体がヒステリー気味で、罹患しようものなら非国民
扱いされることもありましたが、今となっては、いつ誰が罹患しても不思議
ではありません。

私自身はというと、まだ罹患はしていませんが、今年1月から8月末までの
8か月間で飛行機の搭乗回数71回、新幹線の乗車回数23回…これだけ動き
回っていれば、戦時下の荒涼とした地雷原で反復横跳びをしたりスキップ
しながら走り抜けているようなもの。
で、4回目の接種を済ませました。
感染そのものは防げないとしても、重症化は免れることができそうなので、
とりあえずは転ばぬ先の杖ということで…。

話題が逸れますが、移動が多くなると、日帰りかあるいは何泊するのかに
よって携行するキャリーバッグやトートバッグのサイズを変えたり、気分
を上げるためにデザインに凝ったりします。
そこで今回新たに購入したのが、フランクミュラーのTOTE BAG Medium
(選択したカラーはグレイ、友人はブラウン)…現在絶賛ヘビロテ中です。

閑話休題…

コロナが理由でマジックの仕事がキャンセルになったり、イベントの企画
自体が消えたり延期になることにはすっかり慣れてしまった感があります
が、年末に決まりかけていた大企業のパーティーの案件が消えた理由は、
なんとロシアによるウクライナ侵攻。
その企業はロシアからアルミニウム等を輸入しているのですが、国際社会
によるロシアへの経済制裁で輸入をストップせざる得なくなり、今後の
業績を考慮するとパーティーどころではなくなってしまったとのこと…
これはもう仕方ありませんね。
小規模なイベントや宴席は主催者のサジ加減というか裁量次第で決行され
ることもあるのですが、グローバルな企業ほど世界情勢に左右されるのだ
なあと、一人のマジシャンとして実感した次第。

リーマンショック、大震災、コロナ禍、戦争…その都度にエンタメは翻弄
され、悲哀を味わい、忸怩たる想いをしてきたからこそ、転ばぬ先の杖を
確保すべくマルチワーカーとして、ハイブリッドな生き方を選択して正解
だったというか…こんな時代だからこそ、それがしっかりと機能している
ことでホッとしているのが正直なところです。

自身をクルマに置き換えて、ガソリンでも電気でも水素でも走れるように
しておけば万全です。
保険に未加入でクルマを運転する人はいないでしょう…人生というクルマ
を運転しているとすれば、多くの特約を組み込んだ手厚い保険に加入する
ことが、転ばぬ先の杖として必須だと思います。
世界情勢が不安定になれば株価は下落しますが、有事の金(ゴールド)として
金価格は上昇するように、可能であれば、投資と同様に一部は逆張りを
しながら収入源のポートフォリオを組むべきです。

我々は災禍に遭う度に、あの時対策をしておけば…と後悔と反省はするの
ですが、喉元過ぎれば…を繰り返してしまいがち。
「起きて欲しくない」という願望が、いつの間にか「起きないだろう」という
楽観的な予測にすり替わってしまうことが一番恐ろしいことなのです。

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人生100年時代

少し前になりますが、6月27日の読売新聞に、還暦にして医師に転身した
元農水官僚の記事が載っていました。
以下、記事を要約すると…

還暦で研修医になって67歳の現在は主に訪問診療に従事されており、その
姿はベテランのように見えても経歴はまだ8年目です。
新たな挑戦では自らを律する生活を課し、仕事から帰宅すると必ず午後10時
に寝て午前3時に起き、出勤時間までは勉強に充てる生活を続けました。
医学部受験では学力だけではなく年齢もハードルになるもので、面接では
「医師としてどれだけ働けるのか」、「若い人の芽を摘んでしまうのでは」という
耳の痛い言葉も飛んできたとか。(医師の育成には税金も投入されているし、
医学部には定員もありますからね)
仕事と勉強を両立した5年間で受験した大学は全国で延べ50校!
2010年、55歳にして金沢大学医学部に合格しました。
これからの目標は「生涯現役、100歳まで医師として働くこと」だそうです。

官僚時代は日夜働きづめで、法案審議の国会対応、他省庁との調整…多忙を
極める中で、国を下支えしている自負はあったものの個人として感謝される
ことはなく、「誰かの役に立つ実感」とか「ありがとう」と言われる仕事をした
かった…
というのが転身の理由だとされると、いかにも優等生のインタビュー用の
答のような印象を持ってしまいます。
まさにマジシャンが「お客様に夢と笑顔と感動を届けるために…」と宣うのと
同義のような…。
しかし深読みすると、きちんと本音の部分も吐露されていました…

キャリア官僚はピラミッド型の組織で、若手の頃から50代になった上司が
人事担当者に呼ばれる光景を随所で見かけた。
ある程度の役職まで務めた官僚の多くは、本省を離れて関連機関などに異動
していく。
「行く末が見えているのが嫌だった」。
漠然と50歳を官僚としてのゴールに定めた。

この医師の場合、「行く末が見えているのが嫌だった」というのが転身の本音
のようですが、翻ってプロマジシャンを諦める人は、「行く末が見えないのが
嫌になった」というのが正直なところでしょう。
先輩を観察して10年後の自分を投影した時に「ゾッとする」のは共通だとしても
マジシャンの場合はそれ一本で生きていこうと覚悟した時点で、行く末が
見えないのは自明の理のはず。

後輩の前ではイキリたいのか、稼いでいる雰囲気を醸し出していたのに、
いざコロナ禍ではあたふたする姿をさらけ出す先輩マジシャンにも責任は
ありますが、若手の中にはプロになった後も同世代の同業者にマウントを
かけたいのか、やれ世界大会だ、やれコンテストだと一般社会では知名度
ゼロの世界に大きなエネルギーを費やしながら、実生活では安いギャラで
マジックバーに搾取される生活を続ける人もいるわけで、それに不満がある
ならば、そこにはその道を選択した自己責任もあると思います。

華やかな世界に憧れても堅実さを忘れてはいけません。
以前も書きましたが、「アリとキリギリス」のアリのような堅実さを維持しな
がらも、いざスポットライトの下ではキリギリスのように振る舞うのが
マジシャンの理想像だと思います。

人生100年時代といえども、稼げる実働時間は決して長くはありません。
そこに理想や生き甲斐まで求めるとしたらなおさらです。

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ASTON MARTIN DBX707 LAUNCH PARTY

2月に発表されたアストンマーティンSUVのフラッグシップとなるDBX707が
ついに日本上陸。

最新のPVは…コチラ

5月29日、ヒルトン福岡シーホークの大宴会場アルゴスにおいてお披露目の
パーティーが開催されたので、前日の28日から一泊二日でうちにマジック
の勉強に来ていた若きイリュージョニスト田中大貴を伴って参加しました。
招待されたVIP GUESTは約100名。
スモークと照明が織りなす幻想的な雰囲気の中でDBX707が姿を現わすと
皆さん一斉にスマホでの撮影会が始まりました。

さて今回登場したDBX707は、鮮やかなプラズマブルーの車体に23インチの
ホイールと3割近く拡大されたグリルのせいか、車体サイズは現行DBXと同じ
はずなのに若干大きく感じました。
それだけ押し出しが強いということなのでしょうが、実は価格も押し出し
が強くて、本体車両価格は3,119万円!
オプション込みの乗り出し価格は3,500〜4,000万円程度になるのでは。

最速、最強、最良のハンドリングを標榜するDBX707は、静止状態から
時速100kmに到達するまでの0-100km/hはたったの3.3秒、最高速度は
310kmと、現時点では間違いなくこのセグメントにおける王者でしょう。
今後の競合車との頂上決戦が見ものです…コチラ
夏には試乗車の準備ができるとのことなので、機会があれば自分のDBXと
乗り比べをしてみたいと思います。

それと、会場で振る舞われた鮮やかなブルーのカクテルは、今回の車体の
カラーに合わせたオリジナルカクテルなのだとか…。
先日フランクミュラーから届いた封書に貼ってあった切手が、定番モデル
のロングアイランドのデザインのオリジナル切手だったことにも驚いたの
ですが、やはりハイブランドはこういう細かい演出が粋だなと思ったし、
マジシャンとしても、改めてスキミング戦略におけるブランディングの
重要性を感じた次第です。

ところで大宴会場アルゴスは、約30年前のホテルの完成当時から幾度と
なくマジックを演じてきた故郷のような場所です。
あの当時、道具と一緒に搬入口からばかり会場入りしていたせいなのか、
招待客として正面玄関から入るのは多少の違和感を感じました。
搬入口から会場入りするとホッとして、正面玄関からだと違和感を感じる
なんて…もはや職業病ですね。

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防犯カメラ

先日、自宅のインターホンが鳴ったのでモニターを確認すると、警察官の
姿が…何事かと思ったら、近くでひき逃げが発生したために防犯カメラの
映像を確認させてくださいとのこと。
結論から言うと、怪しげなクルマや人物は映っていませんでした。
私の自宅は大通りからちょっと住宅街に入った場所なのですが、逃走車両
が住宅街に逃げ込むこともあるのだとか。
現在2台の防犯カメラを設置していますが、今後も何かのお役に立てれば
と思っております。
本当は役立たない平穏な日々が続くことが理想的なのですが…。

最近のニュースでは、事件発生後に街中の防犯カメラの映像をリレー方式
で解析して逃亡犯の足跡を追い、数日のうちに検挙する事例が多く見受け
られます。
やはり効率的ですよね。
昔の刑事ドラマを観ると、防犯カメラはおろかスマホもない時代なので、
現代なら即逮捕だろうという事案でも難事件になっちゃってるなあと感じ
ることがあります。

先日も「高級時計を偽物とすり替え盗んだ疑いでマジックバー経験の25歳
逮捕」という情けないニュースを見ましたが、これも防犯カメラが解決の
糸口になったのでしょう。
ただ犯人は様々な職業を転々としてきたのに、短期間マジックバーに在籍
しただけで「マジシャン逮捕」と報道されるのは職業として耳目を集めやすい
のは理解できますが、忸怩たる思いがあります。
マジシャン→手が器用→悪いことができる…という安直なイメージで記事
にし易いのでしょう。(手が器用でも生き方が不器用な人が多いのでは?)
しかし職業別の人口比から考えてもマジシャンの犯罪率が高いのは残念
です。(犯罪の内容は様々でも、近年は逮捕者続出ですからね)

現代は防犯カメラはもちろん、ドライブレコーダーも必須の世の中ですね。
交通トラブルが発生した時、自分に否がないという証拠映像さえあれば
泣き寝入りをせずに済むし、映像がなかった時代には多くの冤罪事件も
発生していたことでしょうね。
しかし録画されていると分かっていながらあおり運転をしたり、クルマ
から降りてきて、厳つい顔丸出しで因縁をつけるおバカさんが一向に減ら
ないのは謎です。
悪質な場合は逮捕されて、数日後にはニュースやワイドショーで顔が晒さ
れるのに…やはり謎です。

中国では全土に2億台以上のカメラが設置され、高度な顔認識機能により、
すぐに個人が特定されるために街中での犯罪は格段に減少したとか…。
しかしこのレベルになると「防犯カメラ」というよりは、反政府デモや集会
を牽制して政治体制を維持するための「監視カメラ」という側面の方が
強いでしょうね。

カメラの存在が犯罪の抑止力になることは論を俟ちませんが、上海の
ロックダウンに見られるような息苦しい監視社会だけはまっぴらですな。

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食事会の春

この春の出来事を時系列で…

敬愛する大先輩マジシャンであるジョニー広瀬さんの本「ジョニー広瀬 奇術
人生55年」が出版されました。
本を手にして初めて知ったのですが、広瀬さんの記憶に残るマジシャンの
一人として、私の名前が挙げられていました。
もうそれだけで努力が報われたし、頑張った甲斐がありました…光栄です。

大阪の若手マジシャンKENJIが福岡へ…どうしても習いたいマジックがある
ということで、自宅でちょっとした講習会状態でしたが、無事にマスター
できたようでした。
せっかくの泊まりがけだったので、DBXで送迎して夜は中洲での同伴会食
とクラブ活動へ…たぶん充実した福岡滞在だったと思います。

4月3日、ふじいあきらが福岡へ…前日に宮崎での出演を終え、せっかくの
九州なのでふらりと寄ったそうなのですが、3日は私の誕生日だったので、
食事会と二次会まで付き合ってもらい、私がリクエストしたマジックを
演じてもらいました…やっぱ完璧だ!

所用で名古屋へ…若きイリュージョニスト田中大貴と会食。
彼がマジシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞したことと、数日過ぎましたが、
私の誕生日をダブルで祝いました。(ひつまぶしのコース料理が最高)
会食後はマジックバー・モメントスへ…それにしてもタナカ太郎の巧さ
には閉口するばかり。

誕生日から遅れること一週間…弟子のRintaroと後輩マジシャン達が私の
還暦祝いのパーティーを催してくれました。
パーティーはサプライズ演出のためにグループLINEを作って極秘裏に計画
されていたようで、東京や札幌からも仲間達が集ってくれました。
凝ったケーキや豪華なプレゼント(フランクミュラーの陶磁器セットと
置き時計)にも感激しました。
当日会うことは叶いませんでしたが、お祝いのメールを送ってくださった
方々、個人的に素敵なプレゼントを贈ってくださった方々…皆さん、本当
に有り難うございました。

パーティーの翌日、若手マジシャン夢丸が自宅へ…彼のYouTubeコンテンツ
Magic Storyでの対談を依頼されたので、タブー無しの条件で承諾しました。
いざ撮影を開始すると…進行役の夢丸が緊張し過ぎ。

2月に購入したフランクミュラーカサブランカ…さっそく着けて夜のクラブ
活動へ出かけたところ、40年以上も付き合っている旧友(予備校で知り合い
現在はクラブ活動仲間)が気に入ったようなので発注しました。
全く同じものではなく、彼のは月の満ち欠けを表現するムーンフェイズ
機能が付いたカサブランカ ルナ…彼の名前にちなんだ「月」のデザインが
ピッタリなのです。
今回もGINZA SIXフランクミュラー店長のMさんが福岡まで自ら手持ちで
来てくださいました。
オーバーホールで預けていた3本も無事に帰還しました。
自分の納品の時はまだ蔓延防止期間中で食事会ができなかったので、Mさん
も参加して二人分の納品祝いを馴染みのステーキハウスで開催しました。
そしてサプライズも…いつか実物を拝みたいと以前ここで紹介した最新作
グランドセントラルトゥールビヨン(19,800,000円)を持って来て
くださったので、手首に載せてうっとりさせてもらいました。(ああ、欲しい〜)

二次会のクラブへ移動中、路上でマジックを演じる若者がいたので一瞬
立ち止まると、いきなり「一枚カードを引いてください!」と話しかけられた
のですが…遠慮させてもらいました。
1分も歩かないうちにもう一人マジシャンが…う〜ん、彼らの将来やいかに。

節目の誕生日月なので、主催者が入れ替わりながら、まだまだ食事会は続き
ます。

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節目の誕生日

4月3日、節目の誕生日を迎えました…還暦です。

かつての社会では定年とされてきた年齢なわけですが、マジックを含めた
複数の仕事をこなすマルチワーカーとして歩む現在、いずれの仕事も自由業
として定年がないことは認識しています。
それが有利なのか不利なのか、得なのか損なのか…公務員や退職金を貰える
立場の人が羨ましいと感じるし、逆に生涯に渡って働ける職業の方が理想的
だと思うこともあるでしょう…他人の庭の芝生は青く見えるものです。

ただ、定年のない仕事は続けようと思えばダラダラと続けられるからこそ、
自身の限界や引き際を冷静に分析することが肝要でしょうね。
自動車免許の自主返納問題と似ている気がします。
何事も自らの限界を知らない存在は傲慢になりがちで、それは時として人を
傷つけ、世間に迷惑をかけることになるのです。

コロナ禍での2年以上、仕事としてのマジックと距離を置かざる得なかった
ことで、マジックに対する自分の想いも再認識しましたね。
久しぶりに若い頃のステージアクトの映像を観ると、頑張れば今でもやれる
のではないかと、未練がましくも身体が疼きます。
処分した道具や衣装も多いし、身体的なキレやコンプライアンスの面からも
再現は無理なのは分かっているはずなのに…。

努力は夢中には勝てないことも、思い出と戦っても勝てないことも重々理解
はしています。
感傷的に「マジックは私の人生そのもの」と優等生的な答えを言うほど大袈裟
なのもではありませんが、私の中に深く根付いた欲望と情熱の対象である
ことだけは間違いないようです。

節目の誕生日を迎えて、このご時世でもオファーをくださるクライアントの
方々に感謝しながら、少なくともその欲望と情熱の「種火」が消えることが
ないように精進しようとは思いますが、年齢や体力的な面を考慮して本格的
なステージショーやイリュージョンショーはフェードアウトすることにしま
した。
子供の運動会で頑張り過ぎて、転倒したり肉離れになるお父さんみたいには
なりたくありませんしね。
自身の体力の衰えはもちろん、ショーの相棒でもある鳥達も私と一緒に歳を
取ったし、イケイケだったショーにはピリオドを打って、こじんまりとした
上質なショーを構築して、スキミング戦略に特化することにしたのです。
すでに随分前から実践していることですが、イメージとしては、ボリューム
満点の定食屋から予約制の懐石料理店に商売替えする感じですかね。

振り返ると、若い頃に構想を練った人生設計…還暦までに「実現しておくこと」
「維持しておくこと」「体験しておくこと」「持っておくべきもの」の全てを達成
できたことには満足しています。
その代償として「手放したもの」「失ったもの」「諦めたこと」も、残念ですが
それなりにありました。

様々な偶然や巡り合わせ、紆余曲折が複雑に絡んだ結果の現在があるわけで、
欲に駆られて何かをやり直したり別の選択をしていたら、「現在の状況」には
辿り着いていなかった公算が大ですね。
今更過去に戻ってやり直したいと思わないということは、概ね充実した人生
だったということでしょう。
今後は無理をせずに、人生の砂時計の残量を注視しながら、いかにして今の
状況を維持していくか、贅沢を言えば、いかにしてQOLを高めていくかに
集中しようと思います。

近々には弟子や後輩マジシャン達が集って、還暦の宴を催してくれるという
ことなので、楽しみにしています。

さて、還暦の記念に「真っ赤な何か」を買いに出かけて決めたのは…
JIMMY CHOOの真っ赤なスニーカーでした。

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BEAUTIFUL TO DRIVE

3月27日、アストンマーティン福岡主催のワンデーツーリングに参加しま
した。
このエントリーは帰宅後すぐに書いています。

前日の26日は荒れ模様の天候だったので、どうなることかと危惧していま
したが、27日は朝から晴天に恵まれました。
アストンマーティン福岡を9時30分にスタート…長崎自動車道を飛ばして、
佐賀県嬉野市の和多屋別荘に到着。
豪華なランチと記念撮影の後は、ゴールである祐徳稲荷神社を目指します。
到着後は記念撮影して現地解散となりました。

前回の一泊二日のツーリングと比べたら、あっという間の時間でしたが、
こんな機会でもないと、自分ではなかなか訪れる場所ではありませんね。
新鮮な空気を味わえたし、パノラマルーフを全開で走ったので、桜が満開
の風光明媚な景観を堪能できました。

しかし前回を上回る総勢15台のアストンマーティンの車列はまさに圧巻で、
現在デリバリーされている様々な車種が揃いました。

このPVのような感じですかね…コチラ

ツーリングに参加する楽しみは、普段の街乗りではなかなか発揮できない
アストンマーティンのポテンシャルを、高速道路やワインディングロード
で存分に味わうことにありますが、もう一つの楽しみは、他のオーナーの
方々と親睦を深めることにあります。
今回驚いたのは、28年前に私が会員制のレストランバーでレギュラー出演
していた頃のお客様が声をかけてこられたことです。
あの頃、マジシャンと観客という立場で知り合った二人がオーナーとして
ツーリングで再会するとは、感慨深いものがあります。
私がまだ本名で活動していた頃の名刺を見せてくださったので、改めて
Dr.ZUMAの名刺を差し上げました。

ツーリングの前に、偶然にもCS放送の映画専門チャンネルで、ダニエル
クレイグ版007が4作まとめて放送されたので、一気に観ました。
「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」「スペクター」…
娯楽大作として熱狂的なファンも多いシリーズですが、昨年公開された
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで含めると、新旧のアストンマーティンを
まとめて観れるという、また別の意味でも楽しめました。
往年の名車DB5はもちろん、DB9、DB10、V8ヴァンテージ、DBSスーパー
レッジェーラ、そして最新のヴァルハラ…いずれも品があって実に美しい
のですが、それも敵役のクルマ(アルファロメオ、アウディ、ジャガー、
ディフェンダー…)のカッコよさも相まってのことだと思います。
愛車DBXはまだ映画には登場していませんが、SUVなのでカーチェイス
をするのではなく、新しいジェームスボンドがバカンスを楽しむクルマ
として、チラッとでも登場すると嬉しいですね。

納車から半年が経って、現在の走行距離は約1.800kmです。
前車のキャデラックの年間走行距離は約3.000kmでしたから、ペースは
やや上回っていますね。
DBXは長時間の運転でも全く疲れを感じないほど快適な乗り心地なので、
もうちょっと乗る時間があればなあとは思いますが、無理をせずにマイ
ペースで楽しむことにします。

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より以前の記事一覧