日記・コラム・つぶやき

閑散…

先日、後輩と一緒に世界の腕時計展に赴きましたが、コロナショックの
せいか、例年とは打って変わって閑散としていました…まあ、あいにくの
雨模様なのと、消費税アップ後初めての開催というのも理由でしょう。
そもそもデパート自体の客足が減った上に、店員も客もマスク着用のまま
だと、特に高額品を買おうとするマインドは冷え込みますよね。
でも客が少ない分、ハイエンドのブランドショップはいつにも増して親切
にもてなしてくれますよ。
嬉しいことに一月末、ついにトムフォードが福岡に出店したものの、時期
が悪いのか、やはり閑散…幸か不幸かゆっくり試着もできたので、素敵な
ジャケットとセカンドバックを購入。(ちょっとは経済回したかな)
しかし最近のニュースによると、イタリア全土で移動制限が発令されたり、
アルマーニやプラダの本拠地であるミラノが封鎖されるとなると、今後は
様々な商品の入荷も停滞するかもしれませんね。
そうなるとそれに反比例するようにコピー商品の流入が危惧されるところ
です。

ブランド品もマジックの道具やイリュージョンもそうですが…
「安いモノ(コピー)は他人に話せないワケがあって、高いモノ(本物)には
語り継ぐべきストーリーがあるのですよ」

週に一回は飛行機に乗りますが、空港はガラガラ機内はスカスカです。
(隣に誰もいないフライトは快適ですが、空気を運んでいるようなものです)
JALもANAもフライト数を減らし始めたので、すでに予約済みのフライト
が変更になるか注意しとかなければならないのがホント面倒。

銀座や新地もそうですが、中洲も閑散としているようで、毎日お店からの
営業メールが絶えることがありません。
同伴にでも出れば、食事をするレストランやクラブはもちろんアフターで
顔を出すバーまで、いつも以上に感謝してもらえますが、肌で感じるのは
今回のコロナショックは過去の不景気とは質が違うなということ。
これはマジシャンの営業が消えたりイベントが中止になるのも宜なるかな。
(ラスベガスのカジノやショーですら中止ですよ!)
次々に消えていくスケジュールに業を煮やして現状を直視出来ず、あんなの
ただの風邪なのにイベントの中止などけしからんという暴論も散見します
が、専門家でもないただの門外漢が何のエビデンスも示さずに叫び続ける
とすれば、無責任のそしりは免れませんな。

常に最悪の状況を考えて準備や行動をしてしまう癖が付いている心配性の
私の直感では、5月以降のショーどころか今年いっぱいはダメだなと覚悟
しています。

以前にも書きましたが…
バブルはいつか弾けるからバブル。
ブームはいつか去るからブーム。
レギュラー出演はいつかなくなるからレギュラーなのです。

臆病であることは大切です。
木陰のカサッという音で危機を察知し、脱兎のごとく駆け出す鹿はきっと
長生き出来ます。
能天気に草を食べ続ける鹿は、天敵に襲われるか猟銃で撃ち殺されるのです。

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私見…複業

1月末、親知らずを抜いた日、想像よりも痛みが無かったので(麻酔が効いて

いますから)、調子こいて晩酌したところ…さすがに腫れました。

2月初旬のショーまでには痛みも引き始めて安心したのもつかの間、腰痛が

再発…それでもショーの最中はアドレナリンが出まくっていたのか、痛みを

感じることはありませんでしたね。

久しぶりにステージとクロースアップのダブルヘッダーでしたが、照明・音響

を始め、最高の環境を用意して頂いたせいか心地よい疲労感で、ホテルの部屋

で飲んだビールは格別でした。

 

さて、世の中は新型コロナウイルスの蔓延でてんやわんやの状態ですね。

今月は東京と名古屋の往復が続くので、飛行機の中や人混みの中ではマスクの

着用を心がけています。

サプライチェーンを始め、世界の経済的な影響は多岐に渡りそうですが、豪華

客船ダイヤモンドプリンセスの一件で、クルーズツアーのダメージは計り知れ

ません…ひいてはクルーズショーを主戦場とする世界中のマジシャン達にも

影響が及ぶことは間違いないでしょう。

この混沌とした世の中を生き抜くためにはどうすればいいのか…悩みどころです。

 

2018年6月のこのコーナーで、私は3回連載で「複業のススメ」というコラムを

書きました。(詳細はバックナンバーからお読み下さい)

現に世間では働き方改革が注目され、副業を解禁する企業の話題が多く報じら

れるようになってきました。

副業は得られる収入と、スキルなどの能力の高さに応じて4つに分類されます。

会社に知らせずにやる…「伏業」

本業の収入を補う…「副業」

NPOのような社会的事業に従事する…「幅業」

複数の異なる仕事を持つ…「複業」

私が最も推奨するのが若いうちからの「複業」です。

一般的な企業では役職定年を適用して、役員に登用されない社員は大幅に給与

が減るのに、50歳を過ぎての転職は難しく、慌てて準備を始めても高い収入は

期待できません。

 

昔は生活に窮したマジシャンは、できるだけ人目を避けて飲食店の厨房で働い

たり、タクシーの運転手に転職したものです。(実際に何人も知っています)

最近のトレンドは移動唐揚げ屋とか綿菓子売りなんだとか…マジか!?

若い頃はマジックの営業でブイブイいわせて、我が世の春がずっと続くという

勘違いをして陥穽にはまるものですが、いざ切羽詰まってから始められるのは

資格やスキルを使ったホワイトカラー的なものではなく、誰もが短期間で参入

できる単価の安いブルーカラーの肉体労働でしかないのです。

 

最近の若手マジシャンはいきなり営業活動を始めるのではなく、まずは複数の

マジックバーのレギュラー枠に入ったり、最初からマジックバーを開業してから

本格的にプロ活動を始めることが多いとも聞きます。

それはそれで如何なものかという意見もあるでしょうが、高い自己評価を基に

勢いでプロになってしまい、最終的にブルーカラーのバイトをするしかない今

の40〜50代のマジシャンよりは、20代の方がリスク管理ができているのかも

しれませんね。

 

かくいう私も世間では定年間近の初老で、勤め人と違って退職金もありません。

年金受給年齢も近いのですが、「ねんきん定期便」で知る受給額の少なさには

愕然とするばかり…健康で身体が動く期間も決して長くはないと思うので、今年

からの数年間は老後資金のため、物欲を満たすため、そして同伴出勤とクラブ

活動を続けるためにも、マジックを含めた「複業」を駆使して、一瀉千里で突き

進む覚悟です。

 

はい、今回はそういうことで。

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2020年 始動

ちょっと遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。
年賀状を出さなくなって随分経ちますが、今年も多くの年賀状を頂戴しま
して有難うございます。
年末年始に思い出した2019年の出来事や雑感を、時系列を無視して羅列
してみました。

日々ペットの世話に追われる生活をしている身としては、彼らを見ていて、
年が明けたとかの区切りなど関係なく、ずっと連続している日々なのだな
と思うと、私自身の感覚もそちらに引っ張られて、年が明けたこともただ
昨日が今日になっただけというあまり感慨深くないものになりがち。
でも、遠くにいた人との永遠の別れよりも、近くにいたペットとの別れの
方が悲しいものです。

12月は愛車キャデラックの初車検…もう3年経つのかと、車検によっても
時の流れの早さを感じた次第。

年末に飛び込んできた大ニュース…カルロス・ゴーンのまるで映画のような
逃亡劇…現在世界一有名なエスケープアーティストですなあ。

昨年も色々な映画を観ましたが、最もインパクトがあったのは、巷間評価
が高かった「ジョーカー」…ではなく個人的には「ハウス・ジャック・ビルド」。
このR18の映画、全国一斉公開ではなく各都市巡回上映だったため、福岡
に来るまで待てなくて有楽町で観たのですが、さすがにヤバイ!
何しろカンヌ映画祭で退出者続出といういわくつきの映画なのです。
予告編は…コチラ
あ、40年前、高校生の頃に衝撃を受けた「シャイニング」の続編に位置する
「ドクター・スリープ」も面白かったですね。

ここ数年のことですが、パフォーマンスの後に時々質問されます…「お店は
どちらですか?」
ある時は名刺交換した際に、「あ、ZUMAというお店なんですか?」
まあ無名マジシャンである証左なのでしょうが、一般的には、マジックバー
を経営していたり、どこかにレギュラー出演していると思われるのが普通
なのかもしれませんね。
つまり、そうしないと食べていけるわけがないと思っている客が多いという
ことなのでしょう…う〜ん、複雑。

私は飲食店の経営もしていなければ、レギュラーの場所も持っていませんが、
長年の中洲の客(帝王とまでは言いませんが、近いものはあります)としては
一言居士の部分はありますよ。
クラブからマジックバーまで様々な店で飲みますが、一流の店はやはり接客
が段違いなわけですよ。
実に居心地が良いし、それなりの対価を払う気にもなります。
ダメな店は、ろくに会話や接客もできないホステスやスタッフが、売り上げを
伸ばそうと必死に飲み物を要求する態度が見え見えでげんなり…自然と足は
遠のきますね。
世の中にはメリットがある時だけ、直ぐに嗅ぎつけて擦寄る巧言令色なマジ
シャンもいることだし…気をつけましょう。

全国区ゴールデンの収録とローカルの生放送…緊張の度合いはほぼ一緒。
必死で爪痕を残そうとしたり、いい格好しようと力むと緊張感は増しますね。
演目で悩んだ時、いつも昔のマリック氏のアドバイスを思い出します…
「演目を決めた時点でウケるかどうかは決まっているんだよ。煮ても焼いても
つまんないマジックを選んでしまうと、完璧に演じたところでウケるわけが
ないでしょ!」
世のマジシャン達が普通に演じていたマジックを、やられた!と思わせるほど
の見事なアレンジで演じてきたマリック氏ですらこの考えです。
だからこそハズしたくないという守りの意志が発動して、結局全国的に横並び
でみーんな同じ演目に偏ってしまうのでしょうね。

以前から書いてきましたが、自分の場合、年齢的にイリュージョンや鳥を中心
にパワフルに演じることには少々無理が出てきているので、時間をかけながら
モデルチェンジをしている最中です。(ほぼ完成して稼働中なのですが、まだ
ブラッシュアップの必要性を感じます)
特に火気や動物は、会場のコンプライアンス上も難しくなっていますからね。

たまに若いマジシャン達と同席して、みんな夢中でマジックに取り組む姿を
見ていると、自分も20代の頃はそうだったなあと懐かしく思い出されます。
今の自分は、何とか現状維持をするために努力しているのだと認識すると、
一つの結論が導かれます…「努力は夢中には勝てない」のですよ。
それでも温故知新を軸としながらも、少しでも進化していくことを今年の
目標にしました。

年末から痛み始めた親知らず…スケジュールがぽっかりと空いた1月末に抜歯
することになりました。
来月初旬のショーまでに痛みがとれればいいなあ。

そんなこんなで、今年も宜しくお願い致します。


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おっと、半年ぶりですね

 

3月から更新が滞っておりましたが、特にサボろうとしたわけでもなくて

ですね…実は3月下旬にプロバイダーの方から、メンテナンスのために暫く

ご利用できなくなりますとの連絡入り、まあ数日間のことだろうと思って

いたら、利用者によっては数ヶ月利用できなくなっていたようです。

(私もその一人だったようで)

私の場合、その間ブログのことなど忘れかけてた7月に開いてみると、いつ

の間にか復旧していたわけです。

ではそこから再開しようとも思いましたが、どっちみち4月末の平成の終わり

と同時にブログを閉鎖しようと考えていたし、暫く書く習慣が中断して面倒

臭くなったのもあって、このまま放置しようとも思っていたのですが、最後

の記事が「トホホは続く…」では、ちょっと情けないかなと…(笑)

一部の方から、「ブログが見れなくなっているんですけど、どうしたんですか?」

とか、「やめたの? また書いてよ」等の連絡を頂きました。(私はSNSをして

いないし露出が少ないので、このブログが唯一の生存確認の手段なのかも

しれませんね)

 

4月以降とにかく色々ありました。

自身の誕生日のエピソード、マジックランドのSPEAKERSの収録、久しぶりに

二日間4ステージのライヴもやりました。

プライベートでは、親父があの世に旅立つのを見送りました。(93歳の大往生

でした)

あと、北原禎人氏のレアなショーも観に行きました。(流石の演出でした)

 

感想を記事に書きたかった事象や映画、紹介したかった本もたくさんあるの

ですが、時間が経ち過ぎて各々の出来事の記憶が希薄になりつつあるのです。

 

まあ、更新ペースがどうなるかはわかりませんが、思い出したことや近況を

ちょこっと書きましょうかね。

昨今のマジック界のゴタゴタなどもありますしね。

それではまた。

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トホホは続く…

最近の出演問い合わせ…テレビの影響なのかバードアクトに関してが多いの
ですが、絶対に動物NGの会場だとわかっているのに、絶対に鳥を出してと
ワガママを言うクライアントがいたり、めちゃ近場で楽そうなのに、あまり
にも予算がなかったり、予算は十分なのに、鳥を連れて行くには遠方でかつ
交通が不便で断念したり。
理不尽…トホホ

洗車をしたら雨が降るというのはよくある話で、私も洗車前はしっかりと
天気予報をチェックしています。
暖かくなってきたので、自宅周囲や駐車場の雑草が伸びる前に対策を打と
うと、張り切ってジャージに着替えて汗をかきながら除草剤を撒き終わった
途端に、突然の雷鳴に続いての大雨…茫然自失。
除草剤の容器には「雨に強い!」と書いてありましたが、雨に弱いメンタル
でした…トホホ

先日、小規模ながらクローゼットの断捨離を実施。
サイズがぴったりの後輩マジシャンに多くの服を持って帰ってもらいました。
ショーにプライベートにと役立ててもらえば幸いです。
で、減った分の補充と気分転換(理由のほとんど)のために買い物へ…。
素敵なニットやTシャツを購入したものの、数日前の下見で密かに目を付け
ていたおしゃれなシャツはすでにSOLD OUT。
やっぱりいいと感じてたものは迷っていたらダメですね…トホホ
行きつけのショップのほとんどの担当者が番組を観てくれていたせいか、
オススメしてくる服がステージ映えする派手なものばっか…トホホ

面倒な確定申告は信頼できる顧問税理士にお任せしているので、自分では
何もすることはないのですが、先日連絡があり、良い知らせかと思いきや
4月には追加で税金を納めなきゃならないとのこと。
自由業だからと何でもかんでも領収書を集めとけば大丈夫というわけには
いかないもので…トホホ

猫たちがプロレスをした際に空気清浄機が横転、正面パネルが割れて作動
しなくなりました。
ちょうど保証期間も終わったばかりで仕方なく買い替えへ…トホホ

私はダイソンファンでコードレス掃除機2台持ち(リビング用と鳥部屋用)
なのですが、どうやら猫のウンチを吸い込んだのか、死ぬほど臭い排気が…。
カスタマーセンターに相談したものの、こちらもタッチの差で保証期間が
終わっており、有償修理21,600円で入院に旅立ちました…トホホ

来月の誕生日までにはなんとか運気を上げなきゃ。







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これは便利!

マジシャンのステージ衣装は色んな事情があったりして、クリーニングには
なかなか出しづらいもの。(スパンコールが付いていたり、仕掛けが縫い付け
てあったり…)
クリーニングに出している間に、急遽その衣装が必要になることもあること
でしょう。
ステージ衣装ではなくても、毎晩マジックバーで働いていれば、ジャケット
が一晩でタバコ臭くなることも日常茶飯事。

そこで試しに購入したのが、衣類エアウォッシャー…これがなかなかの優れ
もので、オゾンで除菌・脱臭するというもの。
ショーの後や飲んで帰った後の服を入れて一晩作動させると、見事にリフレッ
シュして臭いも消えて手触りもしっとりしています。

年明けにお年玉として、3人の後輩マジシャンにプレゼントしたところ、かなり
重宝しているようです。
発売当初はかなり高額でしたが、Amazonでびっくりするほど安く売られています。
現在は生産終了品となっているようなので、興味がある方はまだ在庫がある間
にゲットすることをオススメします。

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2019年 始動

ちょっと遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

大晦日と元旦は、2夜連続で若手マジシャン達との食事会でマジック談義を
しながら楽しく過ごしました。
テレビを観て、これだけお付き合いが長いのに、マリック氏の凄みに改めて
驚愕(めんたいワイド)したり、その弾け方(エンタとガキ使)に爆笑!
あ、メイガス氏のイリュージョンへのこだわり(紅白とビビット)にも感心
しましたねえ…。

1月2〜4日は極秘のミッションのために引きこもりの後、5日は今年初の
中洲へGO!…で、7日から本格始動。

話題は変わって、世界経済に目を向ければ、急激な円高とニューヨーク市場
の下落に伴い、日経平均株価も2万円を切ってのスタート…ご多分に洩れず
私の資産運用もトホホの状態です。
今後も英国のEU離脱問題や米中貿易戦争がエスカレートすれば、さらなる
下落も予想されますが、ここが堪え時だし、独立系投信会社の基準価格も
安くなっている今がチャンスとポジティブに捉えて、ドンと仕込んでいく
つもりです。

また時間を見つけては過去の自分の映像を整理していたので、近く多くの昔
の映像をアップする予定です。(ほとんどが10〜20年前の映像です)
九州のマジック界においては、パイオニアとして頑張ってきた自負があります
が、いつの間にか演出やセリフが模倣されたりして、20代の若手マジシャンと
話していると間違った史実が広まっているのも懸念しているので、一気に公開
してみようかなと。(史実を証明するには、いい時代になったものです)

もちろん昔のようなエネルギッシュなパフォーマンスはできなくなっており
ますが、最近は若手と接する機会も多いせいか大きな刺激を得ているので、
それを糧に、時には重い腰を上げて頑張っていきたいと思います。

そんなこんなで今年も宜しくお願い致します。

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さらば2018年

今年も残すところあとわずか。
振り返ると、えっ、あれも今年の出来事だったっけという具合に記憶が曖昧
ですので、時系列は関係なくニュースと雑感を…。

まずは、私がバードマジックを目指すきっかけになったマジシャンの一人、
ジョニー・ハート氏が亡くなりました。
2007年のイギリスのコンベンションで観たのが最後となりました。
珍しいことに、ゾンビボールを演じていました。
一言で表現すれば、まさに「華」のあるマジシャンでした…ご冥福をお祈り
します。

若手バードマジシャン・チェリーが12月3日にオープンさせた手品家博多店、
当初は閑古鳥のプロダクションになるのかなと危惧していましたが、順調に
鳩とコンゴウインコが飛んでいるようです。

後輩マジシャン内田貴光…来年1月末から3か月間、ドイツの有名な劇場
「TIGER PALAST」に出演するそうです。
頑張ってるなあ。

昨年最後のエントリーを読み返したところ、「今年は服を買い過ぎました」と
書いていたくせに、それを上回る量の服を買ってしまいました…猛省。
今年散財したのはディオールオム。(実は数年前にレディースのみを残して、
メンズは福岡から撤退をしているのです)
この秋、名古屋駅前のミッドランドスクエアにふらっと立ち寄った際に、今季
のテーマであるトライバル柄をモチーフにしたジャケットやシャツ、セカンド
バッグや財布に一目惚れして、セットアップで大人買いしてしまった次第。
結果、クローゼットはパンパンなのに、断捨離する気力は無し。

ファッション業界の話題と言えば、ドルチェ&ガッバーナがやらかしましたね。
あのCMの是非はともかく、ステファン・ガッバーナ氏本人の中国人を侮辱
した書き込みの方がはるかに大きな問題となったようで、上海のファッション
ショーが中止になったり、中国全土の店舗やネットでも不買運動が起こったり
で、結局謝罪に追い込まれました。(M-1の審査員騒動と似てるなあ)
中国が全売り上げの3割を占めるとのことなので、謝罪も致し方ないのかも
しれませんが、あの書き込みの内容が本音なのですから、いっそ「中国人には
買ってもらわなくても結構!」くらいの啖呵をきってもらいたかったなあ。

先日、1年半ぶりにマリックチャンネルに出演しました。(12月30日配信)
ここで全盲のマジシャン、リチャード・ターナー氏の話題となったのですが、
実は私は33年前テキサスのフォートワースで氏に演技を見てもらって(あの頃
は弱視ながらわずかに見えていたようです)、アドバイスを受けたことがある
のです。
久しぶりにテレビで拝見して、ああ、この人に自分の演技を見てもらえる人は
今後もいないのだなあと思うと感慨深いものがありました。

さて、11月のイベントの映像から動画を3場面アップしました。
年末年始の暇潰しにご覧下さい。
それでは皆さん、良いお年を!

Dr.ZUMA ラダーレビテーション
Dr.ZUMA ダンボールイリュージョン
Dr.ZUMA&ふじいあきら コラボマジック

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真夏のレビュー

今年の4月、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、福島県白河市の田舎に
客が殺到するというラーメン店「とら食堂」が紹介されていました。
確かに美味しそうな醤油ラーメンでしたが、マニアじゃあるまいし、ラーメンの
ためにわざわざ福島県まで行くこともないだろうと思っていたところ、番組の
終盤に福岡分店がオープンするとの情報が…なんでも一風堂の社長がその味に
惚れ込んで、分店のプロデュースを手掛けたのだとか。
場所を確認すると、なんと我が家の近くではありませんか。(車で5分程度)
早速食べてみましたが、これは美味い!(特に塩ラーメンが絶品)
日常それほどラーメンを食べる方ではなかったのですが、この夏は週一で通う
ほどハマっています。

先日のテレビ東京「カンブリア宮殿」で紹介された、浅野撚糸の魔法のタオル
「エアーかおる」…かなり気になったので、幅がバスタオルの半分のサイズの
エニータイムを購入。
抜群の吸収性で、小さめなのに一枚で髪から全身まで拭けるのでびっくり。
洗濯物の全体量も減るし、干す場所をとらないし(ハンガーに干せます)、乾き
も早いし、もう手放せない感じです。
フェイスタオルも含めて総入れ替えしようと思いましたが、絶賛品切れ中です。

話題の映画「カメラを止めるな!」を鑑賞。
制作費300万円のインディーズ映画ですが、8月から拡大公開されるや連日
満員が続いているようです。
冒頭37分間のワンショットが凄いとの前評判通り、確かに凄いのですが、この
映画の肝は「伏線と回収」にあるのでしょう。
全ての動きに意味があり、これがあの伏線だったのかと分かった時の納得感。
「必然性がない」ものには価値を感じないけど、「納得感」に払う料金の価値は
十分にあります。
ただ、原案のパクリ疑惑が発覚したことは評判に水を差すようで残念ですね。

この夏に読んだ本の中から一冊だけ紹介します。
「フリーランス、40歳の壁」 (竹熊健太郎 著 ダイヤモンド社)
フリーライターである著者が、「自由業者は、どうして40歳から仕事が減る
のか?」という疑問に自身の体験を基にその答えを書き下ろした本です。
序章には、「まずは、あなたが自由業に憧れた理由をよく思い出してください。
それが時間にも人間関係にも縛られず、好きなことができるからというもので
あったなら、一度、自分が発達障害ではないかと専門医に診察してもらうことを
真面目にお勧めします」と記されています。
また、「作家の才能とプロの才能は別物」という著者自身のプロアマ論も開陳
しています。(マジックの才能とプロの才能は別物…と置き換えて読みました)
さらに第4章には、「50歳の壁はもっと高い」という恐ろしいタイトルも…。
著者と私は2歳差なので、共感できることは多かったですねえ。
将来に少しでも不安を感じる20〜30代の若いマジシャンは読んでおいても損
はないのかなと。
将来の不安など考えないイケイケの人や「末路哀れは覚悟の前」がポリシーだと
する年長者は全く読む必要はありません。

ところで今年は不幸にも台風や大雨の当たり年…旅行の計画などの変更を余儀
なくされた方も多いのではないでしょうか?
私も悪天候の影響でオイシイ仕事が飛びました。(イベントそのものが中止に
なったり、飛行機が欠航になったり)
それで開き直ったわけではありませんが、8月は遊び過ぎました。(海のレジ
ャーで焼けるような遊びではなく、夜のネオン焼けの方です、はい)
お盆も連日連夜の飲み会と夜中のエアコンの影響もあってか、お盆明けから
喉はガラガラ鼻はズルズルの状態が半月以上も続いています。
若い頃と比べて回復が遅いですねえ…改めて50歳の壁は高いと感じます。
9月からは健康に留意して真面目に働こうと、クラブ活動の最中に決意した
真夏の夜でした。

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満たされ方

一般的に、人間は社会的承認を得ることで満たされています。
ブランド品が好きな人達は、その品物を持って、他人と差別化されることで
満たされているのでしょう。
ですから、その品物を他人の視線が全く無い無人島に持って行けば、所有
している意味は薄れるわけですね。
結局ブランド物のバッグや腕時計等の嗜好品は、ほぼ自己満足に過ぎないの
ですが、誰にも迷惑をかけずに経済の循環に大きく貢献していることも事実。

マニアやオタクと呼ばれる人達は、ある分野で珍しいモノを入手したり経験
をしたりして幸福を感じると同時に、その分野を好きな仲間からの社会的
承認を得られます。(マジック愛好家の場合はこれに近いですよね)

私はペットとして鳥と猫を飼っていますが(鳥はマジックのビジネスパート
ナーでもあります)、ペットは自分が必要であることを強く認識させてくれる
存在だし、「人と違って動物は裏切らない」と言い切る人は、日々の世話をする
ことで満たされているのです。

また世の中には「他人から好かれる」という高望みではなく「嫌われない」こと
で満たされる人も多くいるわけです。
確かに嫌われることは苦しい、できれば誰からも嫌われずに生きていたい、
そして承認欲求を満たしたい…でも、全ての人から嫌われないように立ち回る
生き方は、不自由極まりない生き方であり、同時に不可能なことなのですよ。
(巷間云われるのは…誰からも嫌われない人は、真の友人もいない)
自由を行使したければ、そこには必ずコストが伴います。
誤解を恐れずに言えば、対人関係における自由のコストとは、他人から嫌われ
ることなのですから。

マジシャンの世界で散見される、横並びで同じマジックを演じていれば安心
して満たされるという事象。(とりあえずボーリングの玉出して、ペットボトル
にカード入れて、テーブル浮かせとけば一安心…的なね)
「出し抜いてやろう」という野心が欠落気味のマジシャンが陥る「あのマジック
できる?」と訊かれた時、「できなければ劣って見えて不安になるから」とか、
「エージェントやクライアントのオーダーだから」という理由で同じマジックを
演じる状態は、心理学の「同調圧力」に近いのかもしれません。
一方で「他人に合わせる」というのは「やらされ感」が伴い、強いストレスの原因
になるのですよ。
だからと言って、自我が未確立のジェネリックマジシャンに自由に演らせた
ところで、所詮は誰かの劣化コピーを演ってしまいがち…。
(人の行く裏に道あり花の山…なのにね)
あえて流行りのマジックを演じて、「それテレビで観たことある!」という謎の
賞賛に歓喜して悦に浸る難病に罹患するパターンが多いのもまた事実。

同じ事象に相対した時になぜ齟齬が生じるのかと言えば、結局は満たされるか
満たされないのかという「受け取り方の違い」に帰結されるのでしょう…つまり、
共有している状況をどう感じるのかということ…例えば、二人でレストランに
入った時、一人が「静かで落ち着いたお店でいいなあ」と思い、もう一人は「客が
少ないということは不味いのかなあ」と思うように、受け取り方のポイントが
真逆であれば、満たされ方がポジティブとネガティブに分かれることも仕方が
ないことでしょう。

1985年のマジックコンベンションFISMマドリッド大会における二人の日本人
コンテスタントの逸話(都市伝説?)ですが…あるコンテスタントは出番前に
興奮剤を服用し、別のコンテスタントは安定剤を服用したとか。
ホント、切羽詰まった時の精神の満たされ方って違いますよね。
(ちなみに入賞したのは興奮剤の方でした)

人生の満たされ方はまさに百人百様…煩悩多き私の場合は、「仕事も趣味もやり
たいことは全てやりつくして、自分を頼って訪ねて来た者は拒まず、かつ見返り
など期待せず、逆に去って行く者は追わず、危険な匂いのする者からは笑顔で
立ち去り、舗装されていない道を見つけたらそこを歩くことに喜びを見出し、
ほくそ笑む程度の自己満足に浸りながら淡々と生きること。
そして時々夜のクラブ活動ができれば…」…そんなとこですかね。

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