ファッション・アクセサリ

マスクに思う

マスクを着ける日常にもすっかり慣れた感があって、外出時に着け忘れる
こともなくなりました。
しかしまあ、マスクを着けなくても冷たい視線を向けられずに済む時代に
戻るのでしょうか?
今暫くは着衣の一部として必須のアイテムであり続けるのでしょうね。

それを裏付けるように、市場には様々なマスクが出回っており、一時期の
マスク争奪戦の頃からすると隔世の感があります。
あの頃ストックしていた中国製を使ってみたところ、ゴムがマスクの接着
面からブッチブチと外れます…安かろう悪かろうならまだ諦めもつきます
が、高かろう悪かろうなので忸怩たるものがありますな。
(マスクからイリュージョンまで…クオリティーの低さは一事が万事)

市場では…機能性重視のマスク、デザイン優先のマスク、アベノマスクに
ホカノマスク、以前から飲食店で使用されていたマウスシールドも見かけ
るようになりましたが、麻生副総理がマウスシールドを着けているのを見
た時、最初はなんでインカム着けてんだろと思いましたよ。
政治家のマスクを見ていて、あえてそれを自分で選択したとしたら、個性
が出るものだなあと感じます。
小池都知事はマスクにはかなり拘っているようですね。
その日の服の素材に合わせてレース柄だったり、ジャケットと同色の淡い
グリーンだったり…。

最初はコロナ感染防止の観点だけでマスクを着用していたので、見かけや
ファッション性には一切関心はなかったのですが、最近は気になります。
出かける前にそれなりの服でビシッとキメても、そこに白い不織布マスク
を着けると、ちょっとがっかり。
洗って使えるタイプの黒マスクなら、あまりファッションの邪魔をしない
気もしますが、何か妙な威圧感とか輩感とかありますよねえ。
デザイン優先で手にしたマスクの中には、ほとんど通気性がなくて、少し
早歩きをしただけで窒息しそうなものまで…もう水がすくえるレベル。

で、先日ドルチェ&ガッパーナのブティックに秋冬の新作を見に行ったと
ころ、そこに斬新で素敵なマスクの数々が…5種類の中から早速2枚購入。
オウム柄のもありましたが、私が着けるとベタ過ぎるので却下。
さらには、マスクとネクタイの同柄のセットアップも展開しています。
あれだけの被害者が出たコロナ禍の負の側面をも、ファッションとして
楽しんでしまおうとするイタリア人デザイナーの明るさとセンスと矜持を
感じるわけですが、今後はマスクコーデも楽しみの一つとするくらいの
前向きな考え方をしないと、コロナ禍を明るく生き抜くことは難しいかも
しれませんね。
ドルチェ&ガッパーナのマスクのサイトは…コチラ

某シティホテルに宿泊後、満足度調査のアンケートがメールで送信されて
きたので、多くの設問に真面目に回答してみたのですが、その最後の設問
が「笑顔が素敵だなと感じたスタッフがおりましたらお知らせください」…
全員マスクしてるからわかんないでしょうに。
設問も時代に合わせてアップデートしなきゃ。

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いつの間にやら誕生日

当然のように今年も誕生日が来てしまいました…いや、この歳になると、
無事に迎えることができましたと言うべきですかね。
世間は混沌としていますので、中洲のクラブでのお祝いは自粛で…。
例年この時期に真面目に行うのが健康診断と歯科検診、さらに今年は
免許の更新。(ゴールドでサクサクと)

この歳になってふと思うのは…電話番号をほとんど覚えていないこと。
若い頃は、友人知人や行きつけのお店も含めて数十件程度は余裕で記憶
していたはずですが、今現在頭に入っているのは自分のスマホの番号と
実家の固定電話くらいじゃないでしょうか。
スマホの電話帳に全てを移行すると、脳内の引き出しは開いたとしても、
番号はおろか顔まで思い出せない人の多いこと…もうこれは消去しても
いいのかなあ。
逆に、ここ数年で他界した友人達の番号は電話帳に入ったままになって
いますが、何故かまだ消せないんですよねぇ。

おっと、せっかくの誕生日のエントリーなのに湿っぽくなってしまった
ので話題を変えて…こんなご時勢だからこそ、少しでも経済を回すこと
に貢献しつつ(建前)、誕生日の物欲を満たして気分を上げるため(本音)
に腕時計を購入。
現在15本ほどコレクションしていますが、その多くはマジシャンとしての
仕事や夜のクラブ活動で着用することを前提とした、アバンギャルドで
華やかなデザインが特徴の新興勢力ブランド。(フランク・ミュラーや
ロジェ・デュブイ、リシャール・ミル等)
そして、タキシードがマストのフォーマルなパーティーや披露宴に招待
された際には、宝飾系のブランド(グラフやドゥグリソゴノ)を重宝して
きました。
しかし、時間を確認するために手首を見ることはほとんどないし、まあ
職業に似合うアイコンというか、衣装の一部なんですよね。

ところが近年、精力的に様々な仕事をこなすようになると、服装と同様、
腕時計もTPOに合わせることの必要性を一層感じています。
そこで、煌びやかで遊び心満載の新興勢力のブランドは一旦お休みして、
ここは安定と堅実と老舗をテーマに、雲上と云われる世界三大時計ブランド
(ヴァシュロン・コンスタンタン、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ)
の中から一本を選ぼうと吟味した結果…オーデマ・ピゲのロイヤルオーク
クロノグラフに決定。(競合として悩んだのは、ヴァシュロンのオーバー
シーズクロノグラフ)

ただ、このロイヤルオークは値崩れしないために資産価値が高くて品薄
なので、市場では定価に数十万も上乗せしたプレミア価格で取引されて
いるのが実状。
正規店でも見本しか置いていないと聞いていたので、ダメ元でオーデマ・
ピゲ大阪ブティックに問い合わせたところ、奇跡的に一本だけグレーの
文字盤のブティック限定モデル(まさにこれが第一希望だったのです)
の在庫があるとのことで、一度も現物を見ることも触ることもなく即決。
副店長が福岡まで届けてくださるということで、急遽西鉄グランドホテル
の個室で受け渡しの儀と相成りました。(並行店でぼったくられずに、
正規店で希少な一本を入手できるとは…ちょっとは良い風吹いてるなあ)
着用してみると38ミリの径が絶妙で、何よりも自分のコレクションには
なかった表情なので新鮮、そしてそれに付随して新たなコーディネートも
楽しめそうなので大満足です。
さて来年はどんな腕時計に出会うのか、もう出会わないのか、それとも
出会えないのか…それをモチベーションに、また一年頑張れそうです。

そしてコロナ問題が早く終息して、来年の誕生日はクラブでお祝いできる
世の中になっていますように…。

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フランク・ミュラー イベント終了

フランク・ミュラーのクリスマスイベントは無事に終了しました。

二日間のイベントで初日は出演者として出席し、二日目は顧客として出席

しました。

初日2回公演でしたが、クラブのおネエ様方が多く出席してくれて、華やか

な会場にさらに彩を添えてくれました。

翌日は招待客として参加して、シャンパンを傾けながら素敵な音楽を楽しみ

ました。

毎回思うのですが、このブランドのノベルティーは実に素晴らしく、今回は

素敵な名刺入れを頂戴しました。

 

フランク・ミュラーのイベントは、過去何度も参加しているのですが、特に

フランク氏本人が来日した際のイベントはホント豪華なんですよ。

世界各国で開催されているのですが、その国の国民性に合わせたパーティー

を演出する気遣いは秀逸ですね。

日本においては京都で開催されるパーティーが厳かで豪華です。

その模様は…コチラ

しかし、これまで見た映像の中では数年前にシンガポールで開催された、その

代表作クレイジーアワーズ15周年記念のパーティーが最高ですね。

こんな華やかなパーティーなら出演でも招待客のどちらでもいいので、一度

でも参加してみたいものです。

その模様は…コチラ

 

さて、今年の仕事納めは、27日のテレビ出演が最後になりそうです。

全ての出し物の決定と打ち合わせが終わりましたが、福岡ローカルとは言え

ども生放送なので、慎重にはっちゃけます。

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ドーパミン出てますか?

ドーパミン…中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルア

ドレナリンの前駆体で、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲や学習

などに関わる。

 

9月23日、世界の腕時計展に出向きました。

実は前日の22日の夕刻に後輩マジシャン(フランク・ミュラーオーナー)と会場

のデパートで待ち合わせしたのですが、台風17号の接近による臨時の措置で、

待ち合わせの時間にデパートが閉店するとのアナウンスが…トホホ。

強まる雨風の中、デパートから追い出され、食事だけして帰った次第。

というわけで翌23日に出直したのですが、消費増税直前でイベントの最終日

でもあるのに、高級時計が売れまくっていたとは言い難い状況でしたね。

2014年の消費税5%→8%の時はかなり売れていた印象がありましたからね。

私もこの時にGRAFFの時計を購入しました。(そろそろオーバーホールだなあ)

 

今回はそれほど食指が動くような時計はなかったのですが、心揺れるものが

一本だけありました…それは2年前、フランク・ミュラーブランド創設25周年

を記念して少数のみ製作された限定モデル

エキゾチックなオーラが何とも魅力的なのですが、実は2年前にかなり逡巡

した挙句、ダブルミステリーブルーモデルを購入したのでした。

限定モデルの文字盤の25という飾りが普通のデイト表示だったなら、迷わず

購入していたはず…ただ二度とお目にかかることもないだろうと油断していた

矢先に目の前に現れたので、ちょっと心が揺れた次第。

ホワイトとブラックの二本が出品されていましたが、後輩はホワイトモデルに

一目惚れのようでした。

 

実は今年の誕生日にはオーデマピゲのロイヤルオークオフショアを狙っていた

のですが、実際に腕に着けてみるとかなりゴツくて、マッチョな体育会系じゃ

ないと似合わないなあと断念…結局時計ではなく、家の気分転換にリビングの

テーブルを新調しようと、フランク・ミュラーのローテーブルを発注しました。

受注生産なので三ヶ月待って納入されました。(晩酌が楽しくなったので、

クラブ活動が減るのかなと思いきや、なかなかその兆候は現れませんなあ…

全く別物)

さて、このローテ−ブル、GINZA SIXで購入して結構なポイントが付与された

ので、先日のテンヨーマジックフェスティバルの帰りにGINZA SIX内のDiorで、

ポイントに少し手出しを加えてスニーカーをゲット。(ちょっと得した気分)

他にも銀座の眼鏡店でシルバーフレームのメガネを購入…超お気に入りです。

 

しかしまあ、時計にしろ服にしろ靴にしろ、無駄遣いだけは慎もうと反省は

するのですが、買い物は楽しいし、ある種の昂揚感に満たされて、いっときの

ストレス発散になるのも事実。(ドーパミンが出まくるのです、はい)

これ、マジックの道具にも共通するのですが(新しい道具やイリュージョンが

届くと、それを眺めながら晩酌したものです)、一大決心をして手に入れた夜は

嬉しくて嬉しくて、演出やBGMを考えながらなかなか眠れなかったことを思い

出します。(ドーパミンが出まくっているのです、はい)

ところが一夜明け、朝一番でそれをあらためて手にしてみると、まるで憑き物

が落ちたように冷静になってしまい、アラばかりが見えてきて後悔したことも

一度や二度ではありません。

 

で、結論!…買い逃すと未練は続きますが、買った翌朝にまだドーパミンが出て

いたら、それは本物です! 

もしコピー商品と知った上でドーパミンが出ていたら、人として偽物なのです!

(マジシャンには色々あるもので…コピーマジシャン、ジェネリックマジシャン、

アウトレットマジシャン…)

 

皆さんの中にも、増税前に思い切ってエイッ!と買い物をした方がいることで

しょう…まだ夢から醒めていないことを祈念致します。

定期的にドーパミンが出まくる人生は、他人が何と言おうが、それはそれなり

に幸せなはずですから…。

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腕時計から見るブランディング

時計愛好家ならご存知のはずですが、年が明けたスイスでは「ジュネーブ
サロン(SIHH)」や「バーゼルワールド」という世界的な時計見本市が開催
されます。
フランク・ミュラーは「WPHH 」という独自の新作発表会を開催しています。
毎年春先の時計専門誌やファッション誌では、ここで発表された話題作が
紙面を飾り、秋には店頭に実物が並び始めます。

ある記事によると、今年の見本市は異変が起こっているようです。
最大の見本市であるバーゼルワールドにおいて、今年の出展企業数が半減
(それでも600〜700社)して展示スペースも縮小、開催期間も3月22〜27日
と前年に比べて2日間も短くなったのです。
なぜなのか…まずは高額な出店料(通常ブースで200〜300万、大きなブース
になると億単位)が負担になりつつあること、さらにスイスでは2017年1月
から時計ブランドの認定ルールが変更されて、スイス国内で調達した部品が
60%以上(従来は50%以上)使われていないと「スイスメード」と名乗れなく
なったのです。
この改定により、部品調達コストが上昇し、中小企業はお金がかかるイベント
に出展する余裕がなくなっているとのこと。(ということは、「SWISS MADE」と
刻印されているブランド時計でも、部品の半分近くが中国製という場合も
多いのですよ)

…と、ここまではあくまでも中小企業の話。
ルール改定にも影響されず、高額出店料など歯牙にもかけない大企業や一流
ブランドが、なぜバーゼルワールドを敬遠し始めたのか…それこそがブランド
イメージを重要視する矜持なのでしょう。

例えば「エルメス」は、時計メーカーとしてのブランディングにも成功して
ハイエンドなポジションを築きつつありますが、これまで出店してきたバー
ゼルワールドの不参加を決定、代わって初参加したのが、1月15〜19日に
開催された高級時計見本市SIHHでした。
バーゼルワールドは時計だけではなく宝飾品も展示して、一般客を含めて
SIHHの6〜7倍の10万人以上が来場します。
そのため価格帯や品質も様々で、ある老舗高級時計メーカーは「年々、ラグ
ジュアリーな雰囲気が失われており、騒がしくてゆっくりと商談できない」
とこぼしているとか。
一方のSIHHは、世界に名だたる高級ブランドのみを集結(今年は最多の35
ブランド)させて、最終日以外はバイヤーなどの関係者だけしか入場できない
システムになっています。

コモディティ化したイベントでさえ出店が厳しくなった中小の無名ブランド
がある一方、薄れる高級感に危機感を覚えて巨大化したイベントを敬遠し、
ステータス優先で独自の戦略を描くハイエンドブランド…時計業界の二極化
と、ブランディング構築がなかなか困難なマジック業界の現状を憂いながら
この春の「世界の腕時計展」をやや複雑な気持ちで堪能してきました。

ところで、4月3日は私の誕生日…バースデーパーティーは、スケジュールの
都合で3月31日に前倒しして、馴染みのクラブで祝ってもらいました。
いつもは誕生日直前になって自分へのプレゼントを物色するのですが、今年
は2月中旬に入手していました…コンキスタドール ジョーカー

コンキスタドールは1998年が初出で、高低差のある二重ベゼルでボリューム感
を増した威風堂々とした男らしいモデルであると同時に、フランク・ミュラー
のブランディング構築に大きく貢献した旗艦モデルでもあるのです。
このブランドの象徴であるビザン数字インデックスに81個のダイヤを散り
ばめて、コンキスタドール ジョーカー(最高の切り札)と命名されたこの
モデル、実は2008年に100本限定でリリースされた時に購入を逡巡していた
ところ、瞬く間に完売して逃してしまって以来、ずーっと悔いが残っていた
のです。(こういう悔しさ、マジックの道具でも何度かありましたねぇ)

あれから10年の時を経て、その中の1本が私の手元へ…状態も良好、福岡
ブティックで新品のブレスレットを付けてもらって、ギラギラ感もアップ。
この妖艶でありながらも精悍な面構えに、なんとも言えない色気を感じて
しまうのです。(コレクションの中でも最も好みのフェイスですね)
コンキスタドールとはスペイン語で「征服者」を意味するそうです。
私には征服したいものなどありませんが、ただ、この時計が放つ力強さと
洒落者の心憎いセンスにあやかって、自身のブランディングの一助になれば
幸いだなあと思っています。

そして誕生日を迎える度に、残り少なくなっていく人生の中で、今後の自分
は何を成し遂げることができるのだろうと、物思いに耽っていたのですが、
この言葉に改めて励まされました…

「人生はあらかじめ決められたものではない。自分の好きなことができる。
もともとこの世には時間などない。それは人間が勝手に創ったものだ。
私は時計師だからそのことがよくわかる」   フランク・ミュラー

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装うこと

お気に入りのファッションブランドの一つであるドルチェ&ガッバーナの
2018年春夏モデルのテーマは、「ファッション界のキングオブハート」。
そのテーマ通り、今年は作品の多くにトランプモチーフを採用しています。
先日、大阪の御堂筋の車窓から、D&G路面店の超ド派手なディスプレイが
ドーンと目に飛び込んで来ました。
福岡店で様々な実物を手に取りましたが、いやあ、攻めてますねえ。

トランプ柄が好きなマジシャンであれば、食いつきたくなる作品も多いと
思いますが、私にとっては、ちょっと派手過ぎるものがほとんどかなあ。
日本人が着たら、ほぼ漫才師にしか見えない服もあるしね。
今季のファッションショーの写真集をパラパラと見たところ、一つだけ
触手が伸びた物が…それは、トランプモチーフの靴
一見派手だけど、色はモノトーンだし工夫次第で色んな服に合わせやすい
のかなと…そういう判断で、福岡店の担当のNさんに発注したのですが、
日本への入荷予定は、なんとたったの2足!
それも私に合うサイズは1足のみ!
はたして入手できるのか否か…結論は5月頃になりそうです。

私は特にファッションに造詣が深いわけではないので(詳しいのは衣装の
仕掛けくらいです)、昔は近視眼的に「ステージショーの時はこの服で、
クロースアップショーならこの服」、「旅行の時はこの服」、「夜のクラブ
活動ではこの服」という感じで、かなりコンサバな固定観念に縛られていた
のですが、ここ10年はボーダーレス化して、フレキシブルにファッションを
楽しめるようになりました。

50代も半ばを過ぎると、ある意味開き直れるのか、ショップの担当スタッフ
のアドバイスを参考にしながら、他人の評価はともかく、精神的な若さを
維持したり、時代に合わせてアップデートするためにも、自分なりの「装い」を
意識することは重要だなと痛感するようになりました。
何はさておき、年齢を重ねるほどに重要になるのは「清潔感」であることは
論を俟ちませんが…。

会食相手や会食場所、仕事の打ち合わせ、あるいはショーの現場等のシチュ
エーションに合わせて、出かける前に、これにしようかあれにしようかと
腕時計を含めてコーディネートを考えていると、「装う」ことは教養を試され
る知的な遊びのような気がするし、そういう日々を謳歌できていること自体
が幸せであるのだと、自身で再認識しているのかもしれません。
もっと生意気なことを言えば、「装い」はその人の立場を示す記号のような
もので、単にセンスの良し悪しを示すだけでなく、「装い」にはその人の中に
蓄積された経験や置かれた環境や教養の深さが端的に表現されてしまい
がちなのです。(一番わかりやすい例が、Vシネマに出て来るようなヤクザ
のファッションですね)

「いやいや人間は外見じゃない! 中身だ!」という意見も重々承知してます
が、最後に、装うことに関する金言を…

「着るものを選ぶということは、生き方を選ぶということだ」  ココ・シャネル

「もし今日が人生の最後の日だとしたら、今日の服は本当に私が着るべき服
だろうか」                       スティーブ・ジョブズ

「外見は、その人の一番外側にある中身」   京セラ創業者 稲盛和夫

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最近の記事から…

丸井グループが高級時計を集めたレンタル専用コーナーを有楽町マルイに
オープンさせるようです。
ロレックスやオメガなど約10万〜200万の価格帯の時計約20ブランドを
60本以上揃えて、店舗で試着して店員のアドバイスを受けながら決める
ことができるそうです。
月額3980円(税別)から19800円まで4種類の料金プランを設定、身分を
確認できるものがあればその場で借りて持ち帰ることもできて、何度でも
借り換えができるのだとか。
TPOに合わせて色んな時計を着けられるとは、便利な世の中になりました。
でも本当に気に入った時計を身に着けると、所有欲がムクムクと湧いて
くるもので…それはそれで流れに身を委ねるのも有りだし、それが愛好家
への扉を開くことになれば、時計業界にとっても良いことですよね。

日経平均の上昇傾向が続く東京株式市場で、セイコーホールディングス
の株価が続伸して年初来高値を更新したという記事がありました。
株高による資産効果で高級時計の販売が伸びるとの期待も手伝って、機関
投資家などが買いを入れたようです。
今年3月に高級時計ブランドとして独立させた「グランドセイコー」を
中心に百貨店等で高価格帯の売り上げが伸びたのも要因だとか。
確かにグランドセイコーを着けていると、いかにも実直でデキる男に見え
ますからねぇ…スーツ姿のエリートサラリーマンがビジネスシーンで活用
するのであれば、まずは持ちたい一本ですが、私の場合はそのような日常
ではないので、セイコーであれば絶対にガランテに振れちゃうでしょうね。
今年発売された50本限定モデルのピンクゴールドケースにダイヤモンドを
あしらったブラウンダイヤルのSBLM008に心を奪われております。

プラチナの価格が低迷し、一昨年初めから金との差が逆転しています。
金の24分の1しか採れずに生産コストも高いために、同モデルの時計でも
プラチナケースの方がゴールドケースよりも高価であることが常識だった
のに、なぜなのでしょう?
実はプラチナのニーズの大部分は宝飾品ではなく、ディーゼル車の排ガス
から有害物質を除くことに使用されていたことにあったのですが、電気
自動車の台頭により、そのニーズの減少が価格低迷の理由のようです。
クレジットカードのグレードはゴールドよりプラチナが上級ですが、見直
さなくていいんでしょうかね。(あと、入手困難なチケットの名称とか)
私は以前から投資の一つとして純金の積立をしているのですが、始めた
当初はプラチナ積立もしようかなと逡巡した結果、今となってはやめて
おいてよかったなと…。(安い今のうちに逆張りという手もありますが、
あくまでも投資は結果論だし自己責任ですから)
巷間「コモディティ化」と云われるように、一時的に光を放った何かが、
経済の構造変化やものづくりの革新の波に洗われることは今後も続くで
しょう。(もちろんマジック業界でも起こり得る事象でしょうね)
個人的に願わくは、プラチナケースの時計が価格改定されて、手が届き
やすくなることです。

あ、そういえば後輩マジシャンの一人が、来年の年明けにもフランク・
ミュラー クレイジーアワーズを購入する予定だと言っていました。
クレイジーアワーズ…いかにもマジシャンらしくていいじゃないですか。
目標があれば、たとえそれが物欲的なものであっても仕事に励みが出る
もの…クロースアップマジックの仕事の際に、袖口からセンスの良い時計
がキラリと光れば、時計好きなお客様との会話も弾むことも多く、次の
仕事に繋がるなどしてすぐに元は取れるものです。(これまでの経験上)
これから年末にかけてはマジシャンにとっては稼ぎ時だし、頑張って
是非ゲットしてもらいたいなあ。

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フランク・ミュラー25周年アニバーサリー

5月17&18日、フランク・ミュラーブランド創立25周年を記念してのガラ
パーティーが、赤坂プリンスクラシックハウスで開催されました。
(招待客は17日がプレスや業界関係者、18日がフランクの腕時計愛好家)
5月17日というのは25年前のこの日、世界初のブティックが青山にオープン
した記念すべき日なのだそうです。
17日のパーティーの模様は…コチラ

私は18日のガラパーティーに約60名の招待客の一人として参加しました。
20周年のペニンシュラでのパーティーと比較しても負けず劣らず、それは
それはゴージャスなパーティーでしたよ。
フランク本人が来日してのおもてなしとあって客席には著名人がちらほら、
司会は某局の有名アナウンサー、エンターティナーはSIRO-Aによるフランク
をモチーフにしたプロジェクションマッピング、そして料理はミシュランや
アイアンシェフとして有名な須賀シェフによる12品目(時計にちなんで)の
フルコースディナー(どこぞの80周年の料理とは大違い)…約4時間の長丁場
のディナーでしたが、20周年のパーティーで私がマジックを演じたことを覚え
ていてくださった方々との話も弾み、結構あっという間でしたね。

フランク・ミュラーが短期間で老舗ブランドに比肩するポジションに駆け上
がった理由は、時計そのものの魅力もさることながら、VIP顧客に対するお
もてなしというか徹底したホスピタリティーにあるのでしょう。
私の経験上、ハイブランドなら特別な顧客を大切に扱うのは当然のことであ
ると認識していますが、それにしてもこのブランドの気配りはそこまでやる
かってくらい図抜けてますね。
例えば私は福岡からの参加だし、翌日に別件の用事もあって二泊を予定して
いる旨を担当のMさんに伝えると、ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町に
二連泊、予定していたJALの航空券、ホテル〜羽田空港は黒塗りのハイヤー
での送迎と、こちらがほとんど出費することなく全てフランク側が手配して
支払済みという徹底ぶり。
マジックショー以外ではあまり正装をする機会がない小市民の私にとっては、
プチセレブ感を満喫させてもらえた至福のひと時でした。

夕刻からのガラパーティーに先立ってランチも提供されたのですが、申し訳
ないけれどこちらは遠慮して、お隣のニューオータニのSATSUKIで後輩マジ
シャン達とまたもや「佐賀産和牛香味焼きそば」を堪能…場所を移してコー
ヒーを飲みながら1時間ほどのマジック談義の後は、フランクの新作発表会
&商談会が開催されているクラシックハウスにとんぼ返り。
25年の歴史を彩る展示品や、最近充実してきたフューチャーフォームに見と
れてその世界観に浸りながらも、2年前から購入を迷っている腕時計のこと
で頭の中はいっぱい。
アイコンであるビザン数字をケース全体にあしらった25周年記念モデルにも
一瞬心が揺れましたが、ここは初志貫徹でダブルミステリーブルーダイヤル
に決定し、専用ボックスにはフランクのサインをもらいました。
この時計の文字盤には針はなく、中心と外側の2枚のディスクが回転して、
ディスク上の矢印で時刻表示します。

涼しげでありながらも放射状に怪しげに輝くブルーギョウシェに吸い込まれ
そうで、この夏のヘビロテ必至です。

パーティーの翌日は噂のGINZA SIXに出向き、2Fのフランク・ミュラージュ
ネーブを初訪問。
ここでは前日にはゆっくり確認できなかったクッションとコースターを注文
…クッション一つでリビングの彩度も上がるし、コースターが変わるだけで
晩酌もより美味しくなるものです。

GINZA SIX探索の後はマリックチャンネル収録のために、ゲストの後輩マジ
シャンと合流してマリック氏の事務所に直行…収録の後半、その日着けてい
たフランクの腕時計をマリック氏にいじり倒されて、マジックの本筋からは
脱線しながらも楽しい収録になりました。(5月21日配信)
腕時計界のカリスマとマジック界のカリスマとの濃い二日間でした。

さてダブルミステリーですが、検品作業を経て6月10日に福岡ブティックで
無事納品…手渡し納品のためにわざわざ福岡に来てくださった担当のMさん
と、近い将来フランクの時計オーナーとなることを目論む後輩を伴って、
馴染みのステーキハウスで納品祝いの食事会を楽しみました。

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とりめがね

ここ数年、視力の低下を自覚していても、意地でもメガネのお世話にはなる
ものかと抗ってきたのですが、夕暮れ時になると遠方がぼやけて運転の支障
にもなりかねないということで、いよいよメガネ着用を決心していたところ、
知人から鳥好きにはたまらない素敵なメガネを紹介されました。
その名も…とりめがね

調べてみると近隣に販売店があったので早速出向き、フレームがグレーの
「おおきなインコ」と爽やかなネイビーの「コノハズク」の二種を購入。
鳥のイラストはつるの内側に描かれて着用中は見えなくなるため、TPO
には悩まなくて済みそうですが、メガネそのものにも鏡の中の自分にも
まだ慣れませんねえ。

ちなみに6月15日は「オウムとインコの日」なのだそうです。
6月の06で「オウム」、15日の15で「インコ」なんですって。

バードマジシャンなのに知らなかった。

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4 → 7

今更というか、ようやくというか、丸6年使ってきたiPhone4を7に
機種変更。
車の買い替えだと6年は若干早いくらいかもしれないけれど、iPhone
だとかなり使った方でしょうね。

元来アナログ人間なので、別に今でもガラケーで構わないのですが、
6年前にフランク・ミュラーが発売したiPhone4専用ケースに一目惚れ…
色違いのケースを2個大人買いしたことでガラケーから乗り換えて以来、
問題なく使っていたわけです。(通話とショートメールしか使わないし)
しかし、今でもiPhone4を持っていると、絶滅危惧種を憐れむような視線
を感じるわ…最近では電器店でも充電ケーブルが見つからないわ…修理の
サポート終了通知が届くわ…で、いよいよ機種変更を覚悟しなきゃなと
逡巡する昨今でした。

ケース優先という「特殊な動機」で乗り換えた自分としては、そろそろ新型
iPhoneに対応したケースを再びフランクに製作してほしいなと思っていた
矢先に、ブランド創設25周年を記念して、ついに発売されました。
FRANCK MULLER JACKET -for iPhone6/6S/7- (4色展開)

発売初日の福岡ブティックでブラックマットとシルバーマットの2個を
大人買い、さらに同行して触発された後輩もシャンパンマットを購入。
実はこのケース、福岡には各色1個ずつの計4個しか割り当て入荷して
おらず、幸運にも我々身内で3個を入手できた次第。
ちなみに先行販売されたGINZA SIXでは完売だとか…。

これで心置きなく機種変更できました…めでたしめでたし。
できるだけ長く使いますよ。

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より以前の記事一覧