ファッション・アクセサリ

4 → 7

今更というか、ようやくというか、丸6年使ってきたiPhone4を7に
機種変更。
車の買い替えだと6年は若干早いくらいかもしれないけれど、iPhone
だとかなり使った方でしょうね。

元来アナログ人間なので、別に今でもガラケーで構わないのですが、
6年前にフランク・ミュラーが発売したiPhone4専用ケースに一目惚れ…
色違いのケースを2個大人買いしたことでガラケーから乗り換えて以来、
問題なく使っていたわけです。(通話とショートメールしか使わないし)
しかし、今でもiPhone4を持っていると、絶滅危惧種を憐れむような視線
を感じるわ…最近では電器店でも充電ケーブルが見つからないわ…修理の
サポート終了通知が届くわ…で、いよいよ機種変更を覚悟しなきゃなと
逡巡する昨今でした。

ケース優先という「特殊な動機」で乗り換えた自分としては、そろそろ新型
iPhoneに対応したケースを再びフランクに製作してほしいなと思っていた
矢先に、ブランド創設25周年を記念して、ついに発売されました。
FRANCK MULLER JACKET -for iPhone6/6S/7- (4色展開)

発売初日の福岡ブティックでブラックマットとシルバーマットの2個を
大人買い、さらに同行して触発された後輩もシャンパンマットを購入。
実はこのケース、福岡には各色1個ずつの計4個しか割り当て入荷して
おらず、幸運にも我々身内で3個を入手できた次第。
ちなみに先行販売されたGINZA SIXでは完売だとか…。

これで心置きなく機種変更できました…めでたしめでたし。
できるだけ長く使いますよ。

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ムズムズな3月

ムズムズといっても花粉症の話ではありません。
怒涛の2月が終わり、比較的時間に余裕ができた3月は、色々なものを
見たり物欲にも苛まれてムズムズしているのですよ。
さっそく夜のクラブ活動も再開。

1日はデンマークのマジシャン、ヨーキム氏が福岡に…氏と親交の深い
ふじいあきら氏から「彼のレクチャーはオススメですよ」と言われたので
行ってみました。
オフビートの理論も説得力があったし、奇をてらわずにプロとしてウケる
演出に徹している姿勢は勉強になりました。
自分の演技にも取り入れたい部分もあってムズムズしますねえ。
もっとマニアックなものを期待していたのに…という声も聞こえて来まし
たが、その手の人はふじい氏が言うように、客に見せることよりも自分の
ためだけにマジックをやっているのでしょう。

先月はリビングのソファを新調したので、ついでに床に敷くラグも新調し
ようと、以前から気になっていたフランク・ミュラーのラグの実物を見に
ブティックへ…広さやカラーをオーダーメイドできるということなので、
ざっくりと見積もってもらったのですが、価格に怯んでそそくさと撤退。
撤退のストレス発散というわけではありませんが、気を取り直してせめて
縁起の良い春財布でもということで、BOTTEGAの二つ折りウォレットと
Giorgio Armaniの新作スニーカーを購入(カラーはどちらもネイビー)…
それだけでも若干気分は高揚して、街並みの彩度は上がるので、外出の際
にはムズムズするものです。(風水的に青い財布はお金が流れるように出て
行くらしいとか…ちょっとやな感じ)
しかしフランクには、将来的にアイコンであるビザン数字柄のウォレット
や名刺入れ、できればクラッチバッグやトートバッグまで製作してもらい
たいなあ。

12日は九州大学マジックサークルのステージマジック発表会の第一部を
拝見…出演の10組全員、普段からしっかりと練習しているのが垣間見えて、
良い意味での緊張感が伝わり、ふと学生時代の自分のステージを思い出し
てお尻がムズムズしましたよ。

発表会を観た後は愛車をかっ飛ばして、後輩と一緒に最終日の「世界の腕
時計展」へ直行…この春の福岡はハイブランドの移転や改装が相次いでおり
、岩田屋時計サロンにはリシャール・ミル専用コーナーがリフレッシュオー
プンしています。
今回出品の最高額は…RM51-02 TOURBILLON DIAMOND TWISTER
(¥96,120,000)…ああ、消費税だけで愛車が買えてしまうなんて。

まあ正直、射程圏内で心が震えるほどの時計には出会わなかったわけです
が、あえて気になった一本を挙げれば、GRAFF初のオールマットブラック
モデルのGraff Star Slim Eclipse 43mmですかね。
世界に冠たるジュエリーブランドであるGRAFFが、何故に宝石が一個も付
いていない真っ黒なモデルを発表したのかと訝っていたら、ちゃーんと付
いていましたよ…リューズに0.3カラットのブラックダイヤが。
いやあ、渋いねえ。

GRAFF福岡もこの22日、三越6Fから岩田屋1Fに移転リニューアル予定。
25&26日のオープニングフェアに招待されているので、今からムズムズ
しています。

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アンバサダー (アスリート編)

もうとっくに熱気も冷めたけど、リオデジャネイロオリンピック絡みの
話題から…レスリングのルールをよく理解していないせいか、バックを
取ったり懸命にひっくり返そうという動きが、カブトムシとクワガタの
喧嘩にしか見えなかった私…。(不謹慎でごめんなさい)

さらにテニスの錦織vsナダルが、各々がアンバサダーを務めるタグ・ホ
イヤーvsリシャール・ミルという腕時計代理対決にしか見えなかった私
…。(お気を確かに!ですね)
試合中、錦織は腕時計を着けていませんでしたがナダルは自身のモデル
(9,500万円!)を着けていました。
リシャール繋がりで心情的にはナダルを応援していたのに、残念ながら
負けてしまいました。

アスリートがブランドのアンバサダーを務めている時、それを背負って
いる重圧っていかほどのものなのでしょう?
腕時計の場合スポーツとは直接の関係はありませんが、試合成績が企業
イメージに直結するスポーツ用品メーカー(ミズノとかアディダスとか
ナイキとか)のアンバサダーであればそれなりのプレッシャーはあるこ
とでしょうね。

ウサイン・ボルトの同僚で陸上男子ジャマイカ代表のヨハン・ブレーク
がレース中に着けていた鮮やかなグリーンのリシャールが気になって、
レース結果は全く覚えていません。(もう病気だね)

ただオリンピックの公式時計はオメガなので、大会期間中(特にテレビ
中継)は他ブランドの腕時計を着けるのは本来はご法度のはず。(閉会
式に登場した安倍首相の煽り映像の中では、しっかりとオメガを着けて
いるシーンがアップで映りました)
ヨハン・ブレークは前回のロンドンでも物議を醸してIOCから注意され
たはずなのに、敢えて今回も着けていたのならブレークもナダルもいい
度胸してるなあ。

ちなみにリシャール・ミルのアンバサダーの面々は…コチラ

次回は、アンバサダー(マジシャン編)です。

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腕時計業界は強気

5月25日の日本経済新聞によると、節約志向も指摘される国内消費の
中で、高級腕時計の一部ブランドでは強気の値上げが続いているとの
こと…カールF・ブヘラが10%、ドゥグリソゴノが4%、オーデマ・
ピゲやオメガも一部モデルを値上げしました。(個人的にはブヘラの
エポテックビッグデイトブルーモデルがずっと気になっています)
値上げの理由としては、金属などの原材料が値上がりしていることと、
機械式時計は構造が複雑なため、時計職人の人件費が膨らむ傾向にあ
ることのようです。
財務省貿易統計によると、2015年のスイスからの腕時計輸入数は、
137万個(前年比3%増)、金額ベースでは2400億円(同18%増)、
腕時計の国内市場は9002億円(同18%増)…そりゃ強気になるわ。
(弱気でデフレが続くマジック業界とは真逆ですな…ああ、情けない)
 
ところで、愛用しているフランク・ミュラーブルームーンがオーバー
ホールから帰還しました。
外装も磨かれてピッカピカ…夏に向けてブルー系の小物や服に合わせ
やすくて重宝している時計なので、この夏もヘビロテ必至。
それと入れ替わるように、リシャール・ミルRM023がオーバーホール
に出向(約一ヶ月半のお別れ)…何度か夜のクラブ活動を我慢しなきゃ
ならない見積り額でしたが、機械式時計所有者の宿命でもあるし、出番
のないイリュージョンを購入して後悔するよりは有意義な出費だと自分
を納得させています。
 
フランク・ミュラーウォッチランド新作発表会である「WPHH JAPON
in TOKYO」が6月24日にシャングリ・ラ ホテル東京で開催されます。
同じくフランクオーナーである後輩マジシャン北原禎人氏と共に招待さ
れたので、一緒に行く予定です。
久しぶりに目の保養になりそうです。(ブルーべリーやアイボンよりも
効果があるのでは)
 
またこの前後には、怪しいメンバーで会食予定…深い話になること必至
なので、どうなることやら…。

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かっこ悪い

あれについてどう思う?…と結構質問されたので、書きましょう。
 
先日話題になったフランク・ミュラーのパクリ腕時計「フランク三浦」
問題…超一流ブランドの本家がこの程度のパクリにそんなに目くじら
を立てなくてもという意見もあるようですが、事の善悪は横に置いて、
何がかっこ悪いって、パクった側が商法登録するってことはですよ…
「俺はパクったけど、俺のをパクることは許さん!」と主張している
のと同義。
ホント、シャレ時計のくせにシャレにならんことするなってことです。
昨年プレゼントで頂きましたが、笑ってもらうのが目的の時計が笑え
ないことをするとなると、着ける意味は全くなくなりますな。
今回の案件が頭をよぎるだけで、話題がそっちに飛んで面倒くさいし。
まあ、そもそも本物を持っていないのにパロディ時計だけでウケを狙
うとすれば、その動機だけでも充分にセコくてかっこ悪いのですが…。
 
ついでに、マジック界にもかっこ悪い(どちらかと言えばこの業界は
セコい要素の方が強い)話は色々とあるもので…。
 
海外のオリジナル商品を、タイトルとデザインを少し変更して、さも
自社商品のように見せかけたり(昨年のエントリーで指摘したゼブラ
シルクはその一例)、最近の中国・韓国は、質を落として見かけだけ
を完コピして、解説のDVDだけ本物から複製したものを添付するなど、
時代と共に手法も狡猾で悪質化しているようです。(お金を頂く立場
であるプロマジシャンが、コピーイリュージョンと知りながら購入し
たり、営業が少ないからなのか生活のために自らコピー商品の製作・
販売を手掛けてアマチュアに売りつけるなど、かっこ悪さ、いやセコ
さ全開ですな)
 
以前読んだ本によると、同じコピーという行為にも中国人と韓国人の
間には、お国柄の違いがあるんだとか…中国人はコピーであることを
さほど隠そうとせず、いかに忠実に再現しているかを自慢し、本物を
買うよりは絶対に得だとセールスすることもあるが、韓国人は明らか
なコピーだとバレていても、徹頭徹尾これは本物だと主張して売りつ
けようとする傾向があるとのこと。
 
これ、中国人はコピーすることに対するハードルが低いというのか、
知的所有権を理解する神経回路や受容体が欠如している点で、文化的
教育の後進国であることは周知されているし、テーマパークのあの歪
なパクリ着ぐるみに象徴されるように、多くの人は「毎度、しょうが
ねえなあ」という、諦めに近い感情を抱くのではないでしょうか。
 
一方の韓国人は、既に先進国として認識されてはいるものの、実は
コンプレックスに苛まれ、勝ち負けに拘り(だからコンテストが大好
きなのよね)、学歴や外見の見栄を最重要視(だから整形大国なのよ
ね)、我が民族は世界一優秀ニダとばかりにプライドが高いせいか、
史実も自国に都合よく捏造して、嘘がバレても絶対に謝らないという
風潮(他人には公開謝罪させたがるのよね)は、たかがコピー商品を
作ったという事実は同じでも、タチが悪くて可愛げがありませんよね。
ちなみに韓国の犯罪において、どこの国でも多い窃盗などの軽犯罪を
除けば、最も多いのは偽証罪ですと…納得!
 
あ、先月から自身の誕生日プレゼントとして新たなリング購入で悩ん
でいましたが、ブシュロンはちょっとケバ過ぎて今回は却下。
結果、ダミアーニメトロポリタンドリームのブラウンゴールドに決定。
ゴールド系の腕時計との相性も良く、ピンキーサイズにしたのでクロ
ースアップショーのパフォーマンスの支障にもならず、内側の加工が
滑らかなおかげで、ロープ&リングも演じ易いことと、なによりその
美しさに大満足なので、今度こそ紛失に注意しなければ…。
 
この春も多くの本を読破しましたが、忙し過ぎてレビューを書く暇も
なく、時間の経過と共に内容の記憶も曖昧になるため、つい最近読み
終わって面白かった本を一冊だけ紹介します。
この本、私と同じく読書魔の後輩マジシャン・北原禎人からプッシュ
されて購入したものです。
 
  ニューカルマ  新庄 耕 著  (集英社)
 
所謂、健康食品や洗剤のネットワークビジネスにハマり、職場の同僚
や友人達、そして家族の信用までも失って堕ちていく若者の物語です。
親友を始めとする周囲の助けによって一度は立ち直るものの、再び新
たなネットワークビジネスに人生を絡みとられる恐ろしい様を、著者
独自の緻密な描写でぐいぐい引き込んで、一気に読ませるパワーには
驚きました。
皆さんの周囲にも一人はいませんでしたか?
どっぷりハマって誘って来る古い知り合い。
私の場合、過去三人いましたね。
「夢はありますか? それを叶えるために不労所得があったらいいと
思いませんか?」等、説明内容や説得の仕方が実によく似てるんです。
なにより、イッちゃってるのに澱んだ目は共通してて、友人を巻き込
んで上納金を徴収して、楽して生きて行こうという都合のいい夢を見
ている目でしたね。
ですから、顔も思い出せない程度の古い知り合いから久しぶりの連絡
があると、まずこの手のビジネスのお誘いか、タダ同然の出演依頼の
どちらかと思って間違いありませんね。
 
ネットワークビジネスで思い出しましたが、お金持ちのアマチュアに
媚びを売りながら群がるプロマジシャンが、一番かっこ悪いかも…。

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私物と道具、意識してますか?

ステージマジックの場合、舞台上に配置されたテーブルやイリュージョン
は、観客にとってはおよそ身近な日用品とは思えず、マジシャン特有の
「道具」に見えることでしょう。
一方、クロースアップマジックの場合、カードや特殊なカップやスポンジ
ボール等、いかにもマジシャンしか持っていない品物もありますが、財布
やキーホルダー、ペンやメモパッド等、一般人から見ても親しみのある
「私物」に見える品物を使う機会も多いものです。
 
ただね、長くマジックに浸っていると、一般人との視点や感覚のズレが生
じるのです。
私も長年、銀座のクラブを始め、様々なシチュエーションの下でクロース
アップショーやテーブルホッピングを演じるうちに、感覚が麻痺していた
部分がありました…それは、マジシャン自身には自然に見えていると信じ
ている大小のワレット類、リングフライト、ギミックペン、メンタル用
のパッド…これらは、それなりの冷静な観客から見れば、不自然な形状の
物が多く、実はかなり怪しげな雰囲気を醸し出しているということ。
 
マジシャンは余程の拘りがない限り、現象や使い勝手や価格を最優先して
グッズを選択しがち…しかしそれらを改めて凝視すれば、「それ、どこで
買ったの?」と聞きたくなるような形状のキーホルダーだったり、有り得
ないほど安っぽいレザーを使用した財布だったりするのです。
マジックショップのHPでワレットの一覧を覗くと、嫌という程安っぽく
て変な財布が沢山出て来ますが、中には○○風と謳う明らかな偽ブランド
のデザインの商品を堂々と販売している悪徳ショップもありますから要注
意ですね。
 
若手の頃ならともかく、余裕の出る40〜50代になり、それなりのスーツ
や靴や腕時計を着けるようになってからも、ポケットから取り出す財布や
キーホルダーやペンが、ブランド品である必要はなくても現象優先という
都合だけでマジックショップで買った陳腐な「道具」が「私物」に見えた
時、そのアンバランスさといったらもう…。(ビニール製のパケット入れ
を客前に出すのもいかがなものかと思いますよ)
 
ある超VIPのパーティーで、ふとそれを意識した途端、恥ずかしさでとて
もじゃないけどそれらを観客の眼前に出す勇気は消え失せましたね。
だって、そういう現場では、どんな現象を見せたところで、「えっ、私物
のセンス、それ?」って思われること必至ですから。
 
あの有名なマジックメーカーであるコレクターズワークショップの黎明期
、かつて「Perfect Time」という逸品がありました。(私も購入しました)
現象は、マジシャンが腕時計を外してテーブル上に置き、観客に自由に
時間を言わせた後、腕時計の文字盤を見せるとその時間を正確に表示して
いるという極めてシンプルかつ強烈なものだったのですが、いかんせん腕
時計のデザインが今ひとつといった印象でした。
ところが、当時本物のロレックスを改造したバージョンも受注生産されて
おり、これが結構売れていたという事実は、演じる上で、やはり道具では
なく、センスのある私物として見せることに重きを置くマジシャンも多く
存在していたという証左でしょうね。(今も製作していれば、フランク・
ミュラーのバージョンを一本オーダーしたいところだったのですが…)
 
こういう事象を意識するようになって以来、ル・ポールの財布、リングフ
ライト、ダブルX等を演じる機会は徐々に減っていきました。
ル・ポールの財布は、観客の指輪を出現させるというイレギュラーな使用
方法で30年以上テッパンネタとして演じてきたので、今でも時々演じて
いますが、若い頃から世界中で集めた物の中から、良質のレザーを使用し
た最も自然に見えるブラウン系の財布を使用しています。
 
リングフライトは完全に封印しています…そもそも演じるべきではないと
思っています。
どんなに慎重に演じても、指輪には必ず(高い指輪ほど)線傷が入ります。
ですから、今でも怖いもの知らずの若手マジシャンが平気で指輪を借りて
カチッという音が聞こえるとぞっとしますね。(私が客の立場なら、高い
指輪は絶対に貸しませんね)
 
さて、問題はペンなのです。
カードにサインをしてもらう際にSharpieを取り出すことには違和感は
ありませんが、ダブルX用のペンは、なぜ安っぽい物しかないのでしょう。
私は昔からスタックコインで演じていたので、それなりに強力(ギミック
の性格上、書きづらいですね)なペンでなければならないとしても、それ
なりの仕事の際に使うのには抵抗がある安っぽい物ばかりです。
そこまで文句言うなら自分で作れと言われそうなので、いっそモンブラン
の万年筆で自主製作しようかなと思案中だった矢先に、とんでもない万年
筆を見つけてしまいました。
 
超高級腕時計で一躍有名になったあのメーカーが、万年筆を発売しました。
リシャール・ミル万年筆…いったい誰がどんな目的で購入するの?って
ほどの価格ですが、これを手にするくらいの身分であれば、そもそもテー
ブルホッピングの仕事なんて引き受けてませんよね。
 

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リング

まずは、今年も誕生日のお祝いメッセージやプレゼントを贈って下さった
方々…ありがとうございました。
今年のプレゼントで秀逸だったのは、某後輩マジシャンが贈ってくれた
D.Watcher…腕時計に拘りを持つ人ならば、デスクの上に置いておくと
大変便利なのでオススメです。
 
先月の世界の腕時計展で気になったのが、液体で時刻表示をするという
HYT…情報誌で写真を見たことはありましたが、実際に手に取ると、もの
凄い作り込みで、決して奇をてらった遊び時計ではないことが直ぐに理解
できました。
おお、これは自分への誕生日プレゼントにと心が動きましたが、肝心の
価格帯は800〜3500万円…はい、撃沈。(たたでさえ、所有する腕時計
のどれか一本が常にオーバーホールに出ている現状なので、グッと我慢の
時期なのであります)
 
今年になって、飛行機の搭乗回数が30回を超える移動を続けて、かなり
の疲労を蓄積したまま誕生日を迎えてしまいました。
自室のマッサージチェアーの有り難みを感じる日々です。(ジジイだなあ)
 
その疲労のせいなのか、はたまた歳のせいなのか、最近小物を紛失するこ
とが多くなりました。
TPOに合わせて服やバッグを頻繁に代えるのも原因の一つだと思いますが、
マジックの道具では、エリスのリングのギミックだけ紛失して本体だけが
残っていたり、1964年のハーフダラーが見当たらないので発注したところ
翌日に見つかったり…。
 
私物では、先月、7年間も愛用していたグッチのリングを紛失。
フォーマルでもカジュアルでも、もちろんマジックでも使い易いリング
だったのに…。
紛失して半月、先日もリング無しでクロースアップショーを演じたところ、
演目のレパートリーは減るし、なんとなく落ち着かないので、今年の誕生日
プレゼントとして新たなリング購入を検討中。
 
現在、ブシュロンのキャトルリングとフランクミュラーのタリスマンリング
のどちらかで悩んでいます。
そのうちどっちも…となるんだろうけど、楽しみは一つずつですよね。
まあ、健康であることが大前提ですが、リングで悩めるくらい平穏な日々に
感謝した誕生日でした。
 
最後にもう一つ、大変嬉しい誕生日プレゼントがありました。
TBSで放送された「キング オブ マジック」…この番組には、製作段階から
個人的に少し思い入れがあっただけに、本当に嬉しかったですね。
 
ふじいあきら優勝おめでとう!!

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それぞれの戦略

アップルウォッチに触発されたのか、腕時計の有力ブランドであるタグホ
イヤーが開発したスマートウォッチ タグホイヤーCONNECTED…昨年アメ
リカと日本で先行発売された後も、世界中で売れ行き好調のようです。
メーカーが謳うその特徴とは…卓越した時計製造技術と最先端の技術革新
とが融合し、チタニウム、サファイア、さらに最高峰のタッチスクリーン
テクノロジーによって構成される技術的創意工夫の結晶であり、Google
Playストアにある4,000ものアプリがダウンロードできる最新バージョン
のAndroid Wearが搭載されており、iOSにも対応しているとのこと。
(う〜ん、凄いんだろうけど、腕時計は単なるファッションの一部として
コレクションしている自分にとっては、必要のない機能が満載ですな)
 
確かに、一見機械式腕時計の風貌で、タッチスクリーンによって文字盤の
デザインを変更できる点などは、ファッションの面からは画期的ですね。
伝統を尊重しながらも最新を追い求める戦略なのでしょうか。
 
一方、高級腕時計ブランドとして知られるオメガも強気のようで、直営と
提携企業によるフランチャイズの販売網357店を500店に増やす意向。
昨年末に発売開始した新モデル グローブマスターは、不具合発生の最も
多い原因とされる磁気帯びにめっぽう強く、MRI内部と同水準の1万5000
ガウスの環境にも耐えて誤作動を防ぐとか。
また、歴代作品で提携するスパイ映画「007」については、公開ごとに、
販売が10%以上伸びるとのこと。
古くは、宇宙飛行士が着用したまま月面着陸したことで有名になったブラ
ンドだけに、昔から堅牢でアクティブなイメージがありますね。
 
今後の戦略も保守的でタグホイヤーとは対極にあり、流行のスマートウォ
ッチとは距離を置くようです。
オメガ ウルクハート社長談:「スマートウォッチで新たな顧客を獲得でき
ても、ごく僅かにとどまるだろう。2年で廃れる技術なら、オメガを造り、
持ち続けることの意義に反する」
 
この二つの戦略…どちらが正しいということではなく、マジシャンとして
もブレない「戦略」が必要だと痛感した次第。
 
戦略無きマジシャンはキャラが固定せず、自称イリュージョニストと謳い
ながら、ものまねレベルのスプーン曲げで糊口を凌いだり、超魔術やスト
リートマジック等、その時々のブームに都合よく二番煎じで便乗し、最後
まで自らのブランドイメージを構築できずにいるもの。
カメレオン商法や二番手商法…ホント嫌悪感。(他山の石としましょう)
 
ところで、都内で6人のマジック関係者による討論会が行われるというこ
とで、ふじいあきら氏と共に参加してきました。(パネラーの一人である
銀座ハーフムーンのヒデ氏から熱心なお誘いを受けたので…)
討論のテーマは多岐に渡りましたが、ほとんどが説得力ある戦略どころか
不毛な価値観の押し付け合いで辟易。
唯一、斉川豊久氏の話が傾聴に値しましたね。
なぜなら、数十年に渡って豪華客船の専属マジシャンとして、氏のみが
体験し見て来た景色は全く違うから…そこに異論を挟む余地はなく、貴重
な話を拝聴できました。
 
映画「ブリッジ オブ スパイ」を鑑賞…米ソ冷戦下での綱渡り的戦略を細部
まで丁寧に描いています。
特に、冷戦下の古典的佇まいを抽出して映す美術効果は圧巻でしたね。
冒頭に、諜報活動の一部としてトリックコインを使用するシーンがありまし
たが、これが本来の使い方だったのかもしれませんね。
 
先日、4Kテレビ REGZA Z20X 65型を衝動買い(あぁ、また腕時計が遠のい
てしまった)…想像を超える美しい画面に息を呑みました。
最近は4Kどころか8Kも販売されている時代なので、巷間云われるように、
女性タレントが小ジワ対策の戦略に追われるのは当然ですが、マジシャンも
今後テレビに出るならば、○○が見えないように綿密な戦略を練る必要があ
りますな。(もう、蝶々飛ばしちゃダメよ!)

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風物詩?

毎年、デパートの初売りのニュースで、福袋のために早朝から並んで、
我先にとばかりに押しかける光景は、お正月の風物詩ですよね。
 
今年も福袋をゲットして喜んでいる方が、ここを読んでいるとしたら
水を差すようですが、福袋に入っていた物全てを愛用した経験がある
人なんて皆無なのでは?
 
そもそも、なぜ「福袋」をつくるのか?…それは、見せると買っても
らえない売れ残りだからでしょう。
そんな売れ残りを隠してまとめて売りさばくのが実態である福袋を有
り難がって奪い合う光景を毎年見る度に、なんだかなあと複雑な気分
になります。(まあ、売買しているお互いが幸せならばウィンウィン
の関係だし、どうせ他人事ですからどうでもいいんですけどね)
 
アパレル業界の有名専門家が本に書いていましたが、ある都市伝説で
「宣伝効果を狙って良い品物を入れているブランドもある!」という
のもウソ…なぜなら「普段、定価で買っている客層」と「福袋を買う
客層」は異なるからだそうです。
つまり福袋を買う客は普段からそのショップを利用しておらず、定価
で買う常連客は、この時期にはすでに欲しいものは手に入れているわ
けで、わざわざ期待値の低い福袋を買う必要がないということ。
 
多くのショップやブランドは「普段は買わない客層」を舐めているか
らこそ福袋には「売れ残り」を詰め込むわけで、残酷ではあるけれど、
どうせ定価では買うつもりがないのですから、お得意様と区別されて
も仕方ありませんね。
 
ブランド品のセールも似たようなものです。
私も30%OFFセールの案内が届いて、その期間中に他に外出する用事
があって、ついでに立ち寄った際に、以前見て気になっていた服が運
良く残っていれば購入することはありますが、セールという理由だけ
で出かけることはまずありませんね。
はっきり言えば、セール品も定価では売れなかった余り物ですからね。
 
さらに、セールでも売れなかった品に70%OFFの赤札が付くことがあ
りますが、アパレルの原価は30%といわれているので、利益無しでも
在庫を抱えるくらいなら…と投げ売り状態なわけですよ。
なにしろ余り物の中の筋金入りの余り物で、全ての客からダメ出しを
食らったも同然のとびきりの余り物ですから、そんな服を着て気分が
高揚するわけがないし、絶対に買うべきではありませんね。
 
巷間、マジック道具でも、福袋やらセールやらと耳にすることがあり
ますが、売る側も買う側も一応表向きは「お客様に夢と感動を…」と
謳うマジシャンであるならば、その売買行動やそのマジックを見せら
れる客には夢があるのか否か…。
 
ましてや、売買される物がコピー商品であれば論外ですが、お互いに
分かっていながら取引きしているとすれば、ブラックなウィンウィン
関係…残念ながら現在のマジック界の風物詩なのかもしれませんね。

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衝動買い

11月中旬の東京滞在中、所用の合間にショッピングへ…大抵は伊勢丹
メンズ館、阪急メンズ館をブラブラして路面店へというルーティン。
 
ショーで着る真っ黒なドレスシャツを購入後、ふとショーウィンドウ
を見ると、派手な腕時計柄のシャツを発見!
ポールスミス20周年シャツ(衝動買いしそうな2万円という価格設定)
 
よく考えたら(考えなくても)どこに着て行くのってくらい微妙な感じ。
商品解説によると、様々なアイテムとのコーディネイトが可能…って、
これ、かなりのオシャレ上級者でも難しいと思いますよ。
(そういえば、先月ドルガバで衝動買いした真っ赤な靴も、いまだに合
わせる服が思いつかなくてお蔵入りしたまま)
 
このシャツ、マジックマニアのおじさんが陥りがちな、トランプ柄の
シャツやネクタイに相通じるものがありますなあ。
 
まあ話のネタには最適なので、自分の分と、待ち合わせしている後輩と
フランクミュラー銀座店のMさんへのお土産として3着を衝動買い!
(ほぼ道連れ状態)
 
で、思惑通り、受け取った二人の困惑した笑顔が面白過ぎて…たぶん、
シャケをくわえた熊の彫り物を貰った時と同じ顔でしょう。
 
 
さらに今回は、10月に鳴り物入りでオープンした話題の日本橋高島屋
ウォッチメゾンに行ってみました。
83ブランドが集結した国内最大級の腕時計ショップというふれこみで、
メディアでもニュースとなっていたので、楽しみにしていたのですが、
期待が大きかっただけに、ちょっと残念な感じでしたねえ。
 
通常の百貨店の時計売り場が広くなっただけというか、その分スカスカ
感もあって、83ブランドもあるのかなあという印象。
各ブランド専用の什器を設置してはいるものの、各々の世界観が希薄
なのは何故なんだろう?…やはりラグジュアリーな店造りって難しいん
ですね。(ただ、交換用ベルトは凄い数の在庫を揃えています)
 
こだわりの強い客なら、ここで色んなブランドを物色して見比べた後、
ラグジュアリーなおもてなしをしてくれる専門ブティックで購入するで
しょうね。
で、ここでは(幸か不幸か)衝動買いすることもなく退散。
 
結局、ブランド品や腕時計に代表される嗜好品は、どんな気分の時に、
どこの店で誰から購入したのかというストーリーや思い出がとても重要
…身に着ける度に、その時の情景や高揚感、担当者の笑顔が思い出され
るし、なくてもとりたてて困らないけれど、いざ携えた時の街並みは、
彩度がはっきりと上がりますから…。
 

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より以前の記事一覧