ファッション・アクセサリ

こだわりの小物

誰もが知るハイブランドの製品を所有すると、初めはテンションが上がる
ものの、服なども含めてロゴマークが悪目立ち(ロゴドン)すると、煩くて
他のものと合わせづらくなり、最終的にはブランド名をアピールしなくても
質感が良いものが欲しくなるという変遷を辿るものです。
(グッチのキャップにバレンシアガのTシャツを着てドルガバのスニーカーを
履いてヴィトンのバッグを持てば、立派な広告塔のピエロです)

私は長財布や小銭入れ、あるいはセカンドバッグやトートバッグ等…出か
ける際に持ち歩く小物に関して結構こだわりが強く、特にクロコダイルと
パイソンは同素材のセットアップで揃えないと気が済まないほどです。
(セットアップ病という確定診断がついています)

様々なブランドを所有してきましたが、近年は目立つロゴがなくても強い
オーラを放つ「あるブランド」のものを使う頻度が増えています。
それは欧米のブランドではなく、知る人ぞ知る国内ブランド…「池田工芸」

ホームページは…コチラ

クロコダイルは「ポロサス」という最高品質のスモールクロコダイルを使用し、
その製作技術と相まって、ふっくらした丸みと艶のある斑には別格の美しさ
があります。
いずれの製品も「大人の男」に相応しい貫禄とオーラを備えていますが、一歩
間違えるとオーラどころか「オラオラ系」にも見えなくもないので注意が
必要です。

その池田工芸からクロコダイル×パイソン「ラグジュアリーレザースニーカー」
が発売されました。
ナチュラル、ブラック、ホワイトの三色展開で限定生産なのですが、実は
数年前からナチュラルカラーで同柄のトートバッグを使用していたために
セットアップ病が再発、約一週間に渡る闘病の末、病に敗北してオーダー
してしまいました。

スニーカーのページは…コチラ

6月15日頃から順次発送とのこと。
まあオーダーしてしまったものは仕方がないと開き直りつつ、オラオラ系
マジシャンにだけはならないように注意しながら、届くのを楽しみにして
います。
はあ、物欲は尽きまじ…

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気になる腕時計

腕時計蒐集家の中には、本人はそれほど気に入ってなくても将来の値上がり
を期待しての投資目的で選ぶ人もいれば、リセール価格など気にせずに自分
のセンスの発露として選ぶ人に分かれると思いますが、私の場合は明らかに
後者です。

私にとっての腕時計の意味合いは、第一義としては「ファッションアイテム」
なので、その日の出かける場所と目的と装いに合わせる一本を選ぶ時が充実
した時間です。
あえて特定のブランドに決めているわけではありませんが、自分の琴線に
触れるデザインが多いのがフランクミュラーだったので、結果的に所有数が
多いわけです。

他にはピエールクンツ、ドゥラクール、グリソゴノ、ジラールペルゴ、グラフ、
オーデマピゲ、ロジェデュブイ、リシャールミル…ブランドに関係なく琴線に
触れたデザインの腕時計を選んできました。

ただ誰もが知るメジャーブランドであるにも関わらず、ロレックスとオメガ
は一度も所有したことがありません。
人気のブランドが故にリセール価格はいいのでしょうが、あえて王道を避け
たい天邪鬼な私は他人と被るのが嫌だし、ブランドイメージが武骨なので、
あまり魅力を感じなかったのが正直なところです。

ところが2月28日に発表されたオメガのこの一本にはそそられました…
シーマスターダイバー300Mのジェームス・ボンド60周年記念モデル

好みのネイビーに、裏側にはアイコニックな映画007のオープニングのデザ
インが施されているところがファンにはたまらないし、スペシャルモデルに
しては価格も良心的。(2千万超えのゴールドエディションは別ですが)
また専用ケースのカッコいいこと!
これを着けてトムフォードのスーツに身を包みアストンマーティンに乗り込
めば、ジェームス・ボンドの出来上がり…というおこがましい妄想が脳裏を
よぎります。(そもそもどこ行くんだよと一人ツッコミして終わり)

先日、実物を確認しようと福岡三越のオメガショップに立ち寄りましたが、
問い合わせは多いのに入荷日は未定で、限定品か否かも不明とのこと…
いずれにしても争奪戦は必至でしょうね。

もう一つのトピックス…香川漆芸×フランクミュラーのコラボレーション!

人間国宝の山下義人氏を含む香川漆芸の職人がフランクミュラーの文字盤
を製作しました。
6種類の腕時計それぞれが貴重な一点物で、フランクミュラーウォッチランド
東京において3月1日〜12日の期間限定で展示・販売されるようです。
この期間は私は東京にはいないので、実物を見れないのが残念です。
写真でもこれだけ鮮やかなので、実物はさぞかし美しいのでしょうねえ。

花粉で目がショボショボするこの時期、美しい腕時計で目の保養をする方が、
目薬よりも効きそうです。

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納品とオーバーホール

三寒四温の日々が続いていますが、街のブティックはすっかり春夏物で彩ら
れています。
で、先日GAで一目惚れをして、取り置きをしてもらっていた淡いブルーの春
ニットと、これまたニット素材で色味もお揃いのスニーカーを購入。
暖かくなったらこのセットアップに白デニムでも合わせて、愛車のパノラマ
ルーフを全開にして高速道路をかっ飛ばせば、一気にストレス発散できそう。

年末にも書きましたが、やはりテレビの調子が良くないので、7年目に入った
ところで買い替えへ…もうちょい長持ちしてもらいたかったところですが、
最新機種も以前ほどは高くないので、修理するよりも賢明な判断かなと。
機種は同じく液晶REGZA65型の2022年モデル。
有機ELテレビやLED数が多い機種も検討しましたが、店頭で確認したところ、
鮮やか過ぎて目が疲れそうだし、最近は映画よりもドキュメンタリーや報道
番組を観る機会の方が多いので、これで十分でしょう。
この機会に、15年使用したスピーカー内蔵の大型テレビボードを思い切って
処分してテレビスタンドに変更したところ、リビングが広くなってスッキリ。

予備校時代からの旧友が3本目のフランクミュラーを購入…今回もGINZA SIX
の店長Mさん自らが福岡まで持って来てくださり、納品の宴を催しました。
今回彼が選んだのは、トノウカーベックス30周年モデル…ダミエ柄のブラック
文字盤にゴールドのインデックスが重厚感を醸し出します。
超有名企業の役員に上り詰めた彼の社会的ポジションに相応しい時計です。
私は東京からのトンボ帰りで、福岡空港から中洲のクラブに直行して合流、
楽しい宴でした。
ここでフランクミュラーのイベントのみで演じているマジックを披露…
このような状況で演じると鉄板でウケます。

さて、私の腕時計コレクション四天王の中の1本で、正月明けに6年ぶりの
オーバーホールに預けたリシャールミルRM023が帰還。
昨今の値上げでオーバーホール代金も上がっているのだろうなと覚悟はして
いたものの…そこそこの時計が買えるほどの額。
まあ、クルマの車検のようなもので、機械式時計を維持するためには仕方が
ない出費だし、エグいほどピッカピカになって帰還したので満足です。

先日の日経新聞の記事によると、世界最大の時計メーカーであるスウォッチ
グループの業績が好調なんだとか…「オメガ」や「ハリー・ウィンストン」など
15以上の時計ブランドを傘下に持ち、幅広い商品展開が強みで、その株価の
時価総額が2.4兆円とは驚きです。
昨今の値上げの浸透が寄与したのと、オメガとスウォッチのコラボした商品
「ムーンスウォッチ」がアメリカの若者を中心に大人気となり、業績を押し
上げたようです。

スマホが普及し始めた頃、時間はスマホで確認するのが当たり前になって、
面倒な機械式時計の文化は廃れるのではないかと懸念していたのですが、
全くの杞憂でしたね。
結局、時間を確認する実用品としてよりも、「ファッションとしてのセンスの
発露」や「ステータスシンボル」や「投資の対象」としての市民権を得たと
いう証左なのでしょう…安心しました。


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夏の目の保養

ザ・グラン銀座で開催されたFRANCK MULLER 30th Aniversary Exhibition
に招待されたので、7月15日の夕刻に参加してきました。
1992年のブランド創設から30年…もう30年、いやまだ30年としか感じない
のは、100年以上の歴史を誇る老舗が居並ぶスイス高級腕時計の世界の中で
圧倒的に若い後発者なのに、瞬く間にトップグループに名を連ねる存在に
なったからに他なりません。

私が銀座の高級クラブに出演し始めた頃は、客の腕にはパテックフィリップ
やロレックスを目にすることが多かったのですが、次第にトノー型の妖艶な
腕時計をちらほらと見かけるようになり、それがフランクミュラーであるこ
とを知って、チップを貰って有り難がっているこんな自分でも、いつかそれ
を普通に着けられるマジシャンになりたいというモチベーションに火が点い
たことをはっきりと覚えています。

今回のエキシビションでは、通常店頭では見ることのできない限定モデルや
希少モデルなど、様々なラインナップを直に見れて、良い目の保養になりま
した。
高級腕時計メーカーと高級車メーカーがパートナーシップを締結してコラボ
時計を発表することは珍しくはありませんが、今回個人的に気になったのが
ロールスロイス レイス ブラックバッジとコラボした、クレイジーアワーズ
ブラックバッジモデル…フランクミュラー得意のギミック機構を光沢のある
大型のケースで包み、ブルーの差し色が鮮やかな作品で心が揺れました。
しかし350万円という価格はもちろん、セカンドカー購入の予定があるため、
ここはグッと踏み留まりました。
最近の円安とゴールド価格の上昇もあって、ほとんどのモデルで近々大幅な
値上げが予定されているようです。
さて、目の保養の後は担当のMさんとフレンチのフルコース料理を堪能。
憂鬱になるニュースが次々と耳に入ってくる昨今の殺伐とした空気の中で、
こんな一日があると良いリフレッシュになりますね。

偶然にも7月15日の読売新聞には「高級腕時計 好調」との記事が…
コロナ禍で海外旅行や外食の機会が減り、浮いたお金が高額品購入に向かい、
高級腕時計の売り上げが過去最高を更新するだけでなく、平均購入価格帯が
30万円アップして100万円を超えているとのこと。
ビジネスの場で信用の証しとして使われたり、アクセサリー感覚で身に着け
たりと目的も様々なようですが、生産量が限られるうえ、コロナ禍で工場が
一時閉鎖された影響で数年待ちのモデルも少なくないのが現状で、投資対象
としての人気も高まっています。
当然のように値上がりを期待した転売目的で購入する人もいて「正規店では
買いたくても買えない」といった不満も強まっています。
中古価格も上昇し、新品同様なら正規の数倍の価格で買い取るケースもあり、
業界関係者からは「異常な状態だ」との声も聞かれるようです。

この事象は高級車市場も同様で、数年待ちの人気車種は中古価格が新車価格
を凌駕する状態になっています。

高級腕時計や高級車の話題になると必ず「どうせ自慢したいだけだろ!」とか
「そんなもの必要ない!」と言い張るルサンチマンが出てくるものですが、
その意見もあながち間違いではないでしょう。
生きていく上で「なければないでも困らないもの」なのですが、だからこそ
魅力的なのです。
それを頭から否定するのは「主食の米さえあればデザートなんか必要ない!」
と叫んでいるようで、そんな彩りのない人生はちょっと寂しい気がします。

アストンマーティンの最新SUVであるDBX707の特別試乗会の案内が届き
ましたが、残念ながらその日は予定があって参加することができません。
驚いたのは完全予約制で貸切のサーキットで試乗会を開催するということ。
最速、最強、最高のハンドリングを標榜するからこそ、そのポテンシャル
を存分に体感してもらうためにはサーキットが最適なのでしょう。
しかしSUVがサーキットを駆け抜ける…凄いことです。

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フランクミュラー カサブランカ

私のこれまでのフランクミュラーコレクションの多くは、夜のお出かけや
マジックの仕事用に衣装の一部との認識で購入したものばかりだったので、
いずれも大きくて派手でクセも強く、昨今の夜の外出自粛ムードの中では
活躍の場が少なくなっていました。

そこで今回購入したのが定番のカサブランカ。(昨年ニューバランスとコラボ
したスニーカーとのセットアップに相応しいブラウンベルトで、シリアルナン
バーは、なんと100番)
サーモンピンクの文字盤は、モロッコの南に広がるサハラ砂漠の色をイメージ
しており、愛車の内装色として選んだサハラタンとも相性が良いですね。
サイズも縦45.0mm×横32.0mmと主張が強過ぎない絶妙なサイズで着け
心地も抜群なので、スニーカーとのセットアップでヘビロテ活用しそうです。

カサブランカはフランクミュラーの創立初期、当時は金無垢が主流であった
中で、気軽に使用できる実用時計というコンセプトで、ステンレスを採用した
ことで話題となりました。
以降サイズやカラーなど豊富なバリエーションが派生し、同ブランドのライン
ナップの中では比較的リーズナブルな価格で購入できることから、エントリー
モデルとして発表当時から人気を博しています。
そして最大の特徴は、時の経過と共にエイジング(経年劣化)するように加工
されていること…つまり所有者が過ごした時の経過が文字盤上に歴史として
刻まれていくことも愉しみ方の一つなのです。

今回もGINZA SIXフランクミュラーの担当Mさんが福岡まで手持ちで届けて
くださったので、愛車を走らせて福岡空港でお迎えしました。
実はアストンマーティンの担当Iさんに今回の納品のことをお話したところ、
「その時計の納品式を当ショールームでやりませんか?」と有り難い提案を
してくださったので、お言葉に甘えることにしました。
シャンパン(ノンアルコール)まで用意して頂き、3人で乾杯後にボックスの
開封となりました。
アストンマーティンのショールームでフランクミュラーの納品をする…
若い頃から恋い焦がれ、自分の人生を彩る二つのラグジュアリーブランドが
思いがけない形でコラボしたことは実に感慨深く、忘れられない一日になり
ました。
徹底したホスピタリティーマインドを持つお二人に担当してもらえる私は、
本当に恵まれています。

前回のエントリーでアストンマーティンがとんでもない新型SUVを発表した
ことをお伝えしましたが、フランクミュラーもとんでもない新作を発表して
います…グランドセントラル トゥールビヨン
トゥールビヨン機構を文字盤のど真ん中に配置するという大胆なデザイン。
コンプリケーションモデルとしては珍しく自動巻きムーブメントを搭載し、
さらに4日間のパワーリザーブを実現しています。

他のメーカーは思いつかなかったのでしょうか?…いや思いついたとしても
技術的なハードルが高くて実現できなかったのかもしれないし、実現できた
としても、まとまりの良いデザインとして文字盤に落とし込むことは困難
だったと思います。
このようなコンプリケーションモデルを次々と市場に投入できる技術力と
デザイン力こそが、フランクミュラーがマスターオブコンプリケーション
と云われる所以なのでしょう。

予価は未定…発売されてもとても手は届かないと思いますが、いつか実物
を拝むのが楽しみです。

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コラボスニーカー

昨年に引き続き、フランクミュラー とニューバランスによるコラボスニー
カーが12月17日に限定発売されます。
昨年はフランクミュラー の「カラードリーム」とニューバランスの「996」を
ベースにゴールドとシルバーという大変派手な仕上がりだったので、自称
おしゃれ番長であっても、実際に履く際には躊躇することもあったかと思い
ます。
私も両方所有していますが、特にゴールドは服とのセットアップが難しいで
すね。

今回はフランクミュラー の定番モデルとされる「カサブランカ」にインスパ
イアされたデザインをニューバランスのライフスタイルモデルである「327」
に投影されたものとなっています。
ビザン数字を始めとした全体的なデザインがブラックとブラウンという落ち
ついた色調でまとめられて、大人のスニーカーの雰囲気を醸し出している
ので汎用性も高いかと思いますし、ネットニュースでも話題になったせいか、
前回以上の争奪戦が必至となっているようです。

本当に欲しい人が入手困難となっている原因にはもちろん転売ヤーの存在が
あるのですが、なんとかならんもんかねと思いながらも、投資に熱を上げて
いる自分としては、安く仕入れて高く売るのが投資の基本であると理解して
いる以上、なーんにも言えませんね。

コラボスニーカーの詳細は…コチラ

 

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新作時計ゲット!

2021年、ジラールペルゴとアストンマーティンによるパートナーシップ締結
によって誕生したロレアート クロノグラフ アストンマーティンエディション
を入手しました。
世界限定188本、日本国内ではわずか15本ほどの希少品です。

先日のアストンマーティンオーナーズツーリングにおいて、初めて現物を手首
にフィッティングしてなんとか入手したいと思っていたところ、パーティーで
私のショーを観てくださったジラールペルゴブランドディレクターのご厚意
と、アストンマーティンオーナーを優先するという忖度も作用したとは思いま
すが、予想外に早く入手することができました。

文字盤は「アストンマーティングリーン」として知られる優美なグリーン一色で
彩られて、21回も丹念に塗り重ねることで7層に仕上げられています。
自動車の要素は、高性能モデルに採用されているダイヤモンドキルティングや
クロスハッチング仕上げ、そして「AM」のロゴに使用された菱形を思わせる
パターンにも窺えます。

ベゼルの正面はサテン仕上げ、側面はポリッシュ仕上げ、同様にブレスレット
の両端はサテン仕上げ、中央はポリッシュ仕上げとメリハリが効いたデザイン
で、派手過ぎず地味過ぎずでTPOを選ばないために、ヘビロテは必至です。

時計好きの友人から、あっという間に3倍以上のプレミア価格で取引きされて
いるとの情報が入って、一瞬心がぐらつきましたが、大切に使っていくつもり
です。

11月末には重要な撮影があるので、この腕時計を着けて臨みたいと思います。
また状況が判明したらお知らせします。

モータージャーナリストの小川フミオ氏による先日のオーナーズツーリングの
レポートが公開されています…コチラ


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トートバッグ

コロナ禍前、夜のクラブ活動の際は必ずセカンドバッグを携行していたので、
季節や服装に合わせるために、結構な数のセカンドバッグを所有しています。

対照的に昼間の活動や出張が多くなった昨今、俄然出番が増えて活躍して
いるのがトートバッグ。
容量にも余裕があり、一泊程度の出張ならこれ一つで充分だし、手持ちした
り肩から下げたりして使い勝手がいいので、数個のトートバッグを使い回し
て重宝しています。
最近はショッピングに出ると、お洒落なトートバッグはないものかと、つい
探索してしまいます。

先日、GINZA SIX フランク・ミュラー店長のMさんから電話が…
なんと、フランク・ミュラーからトートバッグが発売されるとのこと。
近年のフランク・ミュラーは時計だけではなく、家具やカテラリーに至るまで
様々なアイテムを市場に投入しており、その多くがブランドのアイコンである
ビザン数字で彩られており、気分を上げてくれます。

さて、今回のトートバッグですが、程良いサイズで便利なポーチやエコバッグ
も付属されています。
3Dのビザン数字が踊る華やかなデザインで、3種類のカラー展開です。

迷いに迷った挙句、私はモノトーンを選択…服装を始め何かと合わせやすそう
だし、ここはあまり攻めずに保守的な選択となりました。

画像や詳細は…コチラ

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ブラックコラボ

1972年にデザイナー山本耀司(ヨウジヤマモト)が手がけたブランド「Y's」
(ワイズ)…ブラックを基調とした服作りの哲学と思想は、世界のファッション
業界に衝撃を与えました。
私も20代前半の頃は好んで着ていました。

現在では様々な腕時計ブランドがリリースしているオールブラックの時計…
その元祖はウブロの「ビッグ・バン オールブラック」とされています。
当時のCEOジャンクロード・ビバー氏は取材の際に、どうして時間を読み
取りにくい真っ黒の時計を作ったのかと問われて、次のように述べています。
「いまどき腕時計で時間を確認する人なんていないだろ!」

さて、そのブラックで業界を席巻した二つのブランドが、コラボ時計を発表
しています…

オールブラック カモフラージュ ヨウジヤマモト

以前のオールブラックよりは視認性は良くなっていると思いますが、45mm
径がカモフラ柄と相まって厳ついですね。
ウブロの愛用者にはマッチョなアスリートが多いことから、華奢で繊細な
山本耀司氏のイメージとは一致しなかったので、このコラボは意外でした。
ただブラックという大きな共通点のみでコラボした感が否めませんが…。

顧客にプレゼントするためのノベルティとしてプレイングカードを制作
しているブランドも多々あって、私も様々なブランドのカードを頂戴して
きましたが、デザインは秀逸でも、紙質等の問題で、いざマジックで使用
するとなると、扱いづらいものがほとんどでした。
ところが、今回入手した(旧友から頂きました)カードは、嬉しいことに
マジシャンにはお馴染みの、バイシクル製のブラックバック。

ヨウジヤマモト プレイングカード

ジョーカーとして描かれた山本耀司氏が、マジシャンに見えなくもないで
すね…このブラックコラボは最高だと思います。


ところで前回のエントリーで、グリーンの時計がトレンドになっていると
書きましたが、雑誌の特集で気になったものがあったので、新宿伊勢丹に
見に行ってきました。

ペキニエ リューロワイヤル ヴェール

美しいサンレイ・グリーンの文字盤も魅力的ですが、個人的には時計本体
よりも魅力的に感じたのは、レッドステッチの入ったグリーンアリゲータ
のストラップで、裏側には汗に強いレッドシャークスキンを使っています。
このストラップは、ジャンルソーの別注品だということです。

色々と出費もかさんでいるし、ああ、悩ましい…。




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トレンドカラーとコラボ時計

腕時計の文字盤のカラーは、昔からホワイトとブラックが王道で、近年は
それにブルーが加わって、一定の勢力を形成しています。
私はフランク・ミュラーのダブルミステリーを所有していますが、怪しく
輝くブルーギョーシェの文字盤は、吸い込まれるほどの美しさです。
ブルーは涼しげで、手首を爽やかに彩るし、特に夏場はヘビロテしたくな
るカラーです。
文字盤がブラックやホワイトであっても、ベルトをブルーに付け替えるだ
けでも、かなり爽やかになります。

さて、長らく文字盤のカラーは上記3色が主役だったわけですが、なぜか
今年はグリーンがトレンドになっています。
最近のファッション誌や専門誌をパラパラとめくると、ありとあらゆる
時計ブランドがグリーンの時計を発表しています。
フランク・ミュラーやウブロといった新興勢力は、ポップで多様なカラー
をリリースしているのがウリの部分でもあるので違和感はないのですが、
驚いたのは、パテックフィリップ、オーデマピゲ、ロレックスという所謂
老舗でコンサバなブランドが、示し合わせたように一斉にグリーン時計を
発表したことです。
グリーンはもともと中国を含む新興国マーケットで人気がありましたが、
近年はサステナブルと組み合わせて、リラックスカラーとしての人気が
高まっているそうです。
一時のブームで終わるのか、グリーンはブルーになれるのか…注目して
いきます。

しかし改めて自身の私物を確認してみると、ここ数年で知らず知らずの
間にグリーンのアイテムが増えていることに気づきました…グリーンの
ハット、ジャケット、デニム、セーター、靴下、腕時計のラバーベルト、
そして納車待ちの車の色はミノタウロスグリーン(ホント素敵な色です)。

ところで、腕時計とスポーツカーは相性が良いせいか、提携することが
多く、レースカーのボディに広告を出したりコラボ時計が発表されます。
過去には…フェラーリ×ウブロ、ポルシェ×タグホイヤー、ベントレー×
ブライトリング、マクラーレン×リシャール・ミル、メルセデスベンツ×
クストス、ランボルギーニ×ロジェ・ヂュブイ、ランドローバー×ゼニス
…これらの組み合わせも時々シャッフルされるようで、先日久しぶりに
伺ったリシャール・ミル福岡ブティックの店長の話によると、ウブロとの
契約期間が終了したフェラーリは、新たにリシャール・ミルと契約した
そうです。

リシャール・ミルの勢いは留まることを知らず、今後は1千万円台の時計
は作らずに、最低ラインが2千万円台からで、ボリュームゾーンは4〜5千
万円台になるとか…フェラーリと組んだことで、この二社の商品価格帯
がほぼ一致しつつあるので、最強のコラボとなりそうです。

また、高級車に外装や内装のオプションを加えていくと青天井なのですが、
ベントレーのオプションの最高額は、ブライトリングが製作する車内時計
で、価格はなんと2,900万円だそうです。
いやはや、このレベルになるともはや「神々の遊び」ですよ。

今年新たにコラボしたのは、アストンマーティン×ジラール・ペルゴ…
う〜ん、渋い組み合わせ。
(ちなみに、社長 島耕作は、ジラール・ペルゴのヴィンテージ1945を愛用
しています)
ジラール・ペルゴ本社ビルの屋上に、アストンマーティンのロゴが描か
れるPVは…コチラ

今回発表されたコラボ時計は…スリー・フライングブリッジ トゥール
ビヨン(18本限定で、価格は1,738万円)
デザインは流行のスケルトンでスタイリッシュだと思いますが、アストン
マーティンとのコラボであれば、一捻りしたギミックというか、もう少し
遊び心が欲しいところですねえ。
コラボ時計の詳細は…コチラ

遊び心といえば、アストンマーティンの一部のモデルには、独自のクリス
タルキーというのがあって、キー本体をダッシュボードのホールにインサ
ートすることによってエンジンがかかるシステムなのですが、インサート
と同時に液晶画面に、POWER→BEAUTY→SOULと表示されてからエン
ジンがかかり、運転前の気分を上げてくれます。
このちょっとした儀式のような遊び心が素晴らしいじゃありませんか。
その映像は…コチラ

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