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2024年8月

舐められるんだよなあ

少し前の記事です…帰国したパリ五輪のメダリスト一行が首相官邸を表敬訪問
して岸田首相と対面した際に、室伏スポーツ庁長官がブレイキンの初代女王に
輝いたAMI選手に対して「即興が得意ということであれば、ちょっと場を和ますと
いうか(披露するのは)いかがでしょうか」と、その場でダンスを披露することを
促した…。

首相の前でもあり、命令とまではいかないまでもスポーツ庁長官からの依頼に
AMI選手はさぞかし困惑したかと思われたが「すみません…拍手をいただいて恐縮
なんですけど、スーツでは踊れないのでまた機会があれば…すみません…お願い
致します」と断ったとのこと。

この室伏長官の無茶振りに、SNSでは「金メダリストに対してリスペクトがない」
「宴会で上司が部下に一発芸を要求しているみたいでパワハラだ」「ハンマー投げて
みろと言われたらやるのか」等々、非難轟々で炎上したようです。

別に庇うわけではありませんが、室伏長官は内心を察するに、「こんなの競技
じゃなくて遊びだろ、ちょっと踊ってこの場を盛り上げろよ」…てな感じで、
「舐めていた」というのが想像に難くありません。

確かに炎上して当然の事象なのですが、まあ大きな声では言えませんが(小さな
声では聞こえませんので)、昭和生まれの私から見ても、なんで個人が遊びで
やってるようなことが正式な種目になったのだと思う競技が散見されるわけで
…おまけに何故AMIなんて芸名のような名前で登録できるのだろうと思ったりも
するわけで…。(ブレイキンは次回ロス五輪では行われないとのこと)

翻ってマジシャンの場合…こんな扱いは日常茶飯事で、炎上なんて有り得ない
んですよ。

対談番組やクイズ番組で歌手が歌うことを求められなくても、マジシャンであ
れば必ずひとネタやらされるのがお約束ですからね。
爪痕を残すためには当人がオイシイ場合もあるし、ネタを披露しないとアイデ
ンティティが保てないということもあるでしょう。

私も若い頃は目上の人(マジシャンではない)と行動した際には、行く先々で
「ちょっと見せてあげてよ」と無茶振りされることはしょっちゅうで、やれば
やったでその人が「な、面白かっただろ?」と見た客に恩を売ることもあったし、
単なる宴会の出席者のつもりだったのに、突然マジシャンとして紹介されて
「はい、拍手~」と、まるで罠に嵌められたようなこともありましたね。

ここを読んでいるマジシャンの方々であれば、まさに「マジシャンあるある」で
一晩中盛り上がるほどのテーマではないでしょうか?

もうこんなことは自分には降りかからないだろうと思っていたら、つい最近あり
ました。
コロナ以前は個人的に利用していた有名な高級レストランからメッセージが…
「この度25周年のイベントを開催するにあたってZUMAさんを無料で招待します
ので最高の料理を堪能してください…で、お願いと言ってはなんですが、少し
だけマジックをやっていただければ…」

やるわけねーじゃん…やっぱ舐められるんだよなあ。

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再告知

FUN! FUN! FANTASTICS まもなくオンエアです。

日本テレビ 8月20日 24:59〜
中京テレビ 8月22日 26:42〜
福岡放送  8月25日 25:50〜
読売テレビ 8月26日 25:29〜

詳細は…コチラ

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乱高下とワクワク感

急激な為替の乱高下、1987年のブラックマンデーを上回る株価の乱高下には
びっくりしました。
サーキットブレーカーまで発動されるほどでしたからね。
御多分に洩れず、私の資産もパリ五輪を楽しんでいる間にあれよあれよと目減
りしてしまいましたが、ここは一喜一憂することなくペースを崩さずに投資を
続けていきます。
ビビって損切り退場せずに市場に居続けることが肝要ですからね。

一般的に株式市場が大暴落した時の人間の反応は3つのタイプがあると言わ
れています。

A:動揺するタイプ、B:何とも思わないタイプ、C:ワクワクするタイプ

タイプAは周りが投資で儲かっていることを聞いて、よく理解しないまま新
NISAで投資デビューをしたタイプ…つまり言葉は悪いですが、利益に目が
眩んで始めたタイプで、これはこれでまだ健全な動揺の範囲でしょう。
借り入れまでして株を購入する信用買いをしている人の動揺はスケールが違
うでしょうからね。
レバレッジによっては瀕死の状態だと思います。
いずれにしてもタイプAの人は株式投資を「価格」という視点でしか見ていない
ので、暴落したら安寧な気持ちでいられるはずがないのです。

タイプBは投資をしていない、またはそもそも投資を否定している人です。
将来の不安を感じながらも投資をする勇気や金融リテラシーがなく、乗り
遅れたことを焦りながら、いざ暴落するとタイプAに対して「ほら見たことか、
投資なんてやるからだよ」とほくそ笑む元本保証志向のタイプです。
ただ、これからの時代は若干金利は上昇したものの、貯金だけしたところで
物価上昇の方が激しいので、自分の資産の価値が目減りしていることに気づ
いていない人も多いようです。

ではなぜタイプCの人のワクワク感が高まるのか…それは価格ではなく「価値」で
見ているから。
もちろん人それぞれ価値観は異なります…閉店間際のシールが貼られた生鮮
食品や賞味期限ギリギリの見切り品を喜んで購入する人もいれば、避ける人
もいます。
一方、賞味期限のない定番のブランドバッグや高価な耐久財のセールが実施
されたら、そこに価値を見出す多くの客が駆けつけることでしょう。
つまり株価が大暴落しても持続可能な価値を創造している「企業の価値」は下
がったわけではなく、考え方によっては大暴落時の市場は一流ブランド品の
バーゲンセール中なわけで、ワクワクしないはずがないのです。

ただし、このワクワク感は個別株投資や価値があると判断した企業に選択的
に投資するアクティブ投資に限ったもので、オルカンやS&P500に代表される
インデックス投資では味わえないでしょう。
インデックス投資は価値創造の源泉である企業価値の姿を見ずに、ひたすら
指数の価格しか見ていないからです。(そりゃあ手数料が安いはずです)
そういう意味では、インデックス投資しかしていない人ほど今回の暴落でさぞ
動揺したことでしょうね。

本当は怖がりなのに、お金を払って並んでまでジェットコースターに乗るべき
ではないってことです。
ワクワク感を求める人だけが乗るものなのです。(かく言う私は、リアルな絶叫
マシンは大の苦手です)

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雑感 その15

・ 異常気象に南海トラフ地震…今日も安寧であること自体が有難いこと
・ パリオリンピックは意外と観てしまうので睡眠不足気味
・ 今大会が盛り上がって見えるのは東京大会が無観客だったからだろう
・ 柔道混合団体戦のルーレットは恣意的に見えるがエンタメ性は抜群
・ 私はこう見えても(どう見えてるのだろう)柔道黒帯です
・ 日本人選手は相変わらず負けると謝るよなあ…誰のためにやってるのか
・ 本家と違ってマジックのオリンピックはニュースにも記事にもならない
・ 喧嘩っ早い国民性の国ではマジックバーが成立しないのは自明の理
・ 楽しませることよりも競争に勝つことが目的化していればさもありなん
・ 披露する場が無いストレス発散がコンテストに向かいがち
・ マジシャンは自分のコンフォートゾーンから出ない人が多い気がする
・ 自宅駐車場の完成も間近…床面は天然石にしたので仕上がりが楽しみ
・ 自宅駐車場での愛車同士のドアパンチに気を付けよう
・ 5か月乗っていないDBXの感覚にすぐ戻れるかが心配
・ まもなくDBXの車検…3年経つの早いなあ
・ シグネットの12か月点検も控えている…1年経つの早いなあ
・ MINIクーパーのサイズ感…近くで見ると決してミニではない
・ ロールスロイスは後ろに乗る車だと言うが運転しても絶対楽しいはず
・ BMW XM…グリルがデカ過ぎて、もはやマキバオーにしか見えない
・ ヤナセがフェラーリを扱い始めたとか…コーンズの牙城を崩せるのか
・ 暑い日は宮崎の郷土料理「冷や汁」がやたら美味しく感じる
・ 夏の腕時計は革ベルトよりメタルブレスレットかラバーベルトが快適
・ 月に一度、ふとFIREしたくなることがある…明らかにお疲れ気味だな
・ FIREしたとて、すぐに退屈になって働き始めるんだろうな
・ 節約生活+オルカンの一択投資は寂しすぎる人生だと思う
・ 米大統領選を始め、世界情勢の不確定要素が多くてちょっと心配
・ 株で攻め過ぎてるから次の暴落に備えて債券の割合を増やすべきか
・ たとえ暴落が来ようが鬼ホールド!…勝ち組の鉄則
・「孫子の兵法」を改めて熟読したがほぼ戦い終えた人生なので特に響かない
・ あっ…「戦わずして勝つ」のが孫子の鉄則だった

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雑感 その14

・ もうオリンピック?と思ったら東京大会から3年しか経っていないのね
・ 開会式…ウィンドミルの「雨のパリ」というファンカードを思い出した
・ 聖火ランナーのナダルの右腕にはリシャールミルが確認できたような… 
・ 今大会のオフィシャルタイムキーパーはオメガか…
・ 遊んでるとしか思えない競技は昭和生まれの自分には馴染まない
・ 負けて決まる銀メダルと勝って決まる銅メダル…精神衛生上は銅の勝ち
・ 我が家の外構工事もいよいよラストスパート…ファサード空間が激変
・ 外構工事の1日10万円説…例えば300万円規模なら工期は1か月が目安
・ 人手不足の昨今、腕の良い職人は売れっ子芸能人並みの忙しさだとか
・ 工事の進捗状況をじっと観察する通りすがりのおじさんているよね
・ フィアット500生産終了かあ…シグネットの次の候補だったなあ
・ ジェームスボンドとルパンⅢ世を並べるのも面白かったかも
・ 新500円玉使用不可のコインパーキングの隣には使用可の自販機がある
・ ガラ空きなのにわざわざ隣に駐車する「トナラー」はどんなつもりなのか
・ この炎天下にドーナツのために並ぶ人々の気が知れない
・ これだけ車内が暑いとハンドルウォーマーよりハンドルクーラー必須
・ 近年の暑さは異常…安全性の面からも動物を使うマジックは衰退必至
・ 謎のアイテムを使ったカード当てマジック…手柄は誰のものなのだろう
・ スマホのアプリのマジックも手柄は誰にあるのだろう
・ ちょっとした改案やアクトを安易に「作品」と言う人はちょっとハズい
・ 調子に乗ってもう1ネタやると、ウケずにやめ時を逸することがある
・ 同じテーブルにマジックを見たい人と興味無い人が混在すると厄介
・ カラむ客に効く万能ワードはない…全てはマジシャンのキャラ次第
・ 見破る「手がかり」がないことをずっと「足がかり」と言う人がいた
・ 人生に良き影響を与えてくれる人と与えたのに恩を仇で返す輩の差よ
・ 「マジックが好き」というフィルターは人間性を見抜く洞察力を鈍らせる
・ マジックを飽きないように努力しているが「努力」は「夢中」には勝てない
・ マジックの情熱…この歳では沸騰ではなく弱火でコトコトくらいで充分
・ 出現、消失、浮揚…数多あるマジックの現象の中で「貫通」が一番好き
・ 2年越しのプロジェクト「奇跡の貫通」が遂に完成!…生涯演じるだろう

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