ホームインスペクション
ホームインスペクションとは、住宅の構造に精通したホームインスペクター
(住宅診断士)が雨漏りやシロアリ被害の有無、建物の傾きなどの劣化状況、
欠陥の有無、改修すべき箇所を調査してアドバイスを行う専門業務です。
人間で例えると健康診断というよりも徹底的に検査する人間ドックのような
ものでしょうか。
米国では住宅の取引全体の70~90%の割合で行われており、すでに常識と
なっています。
早いもので我が家も今年で築34年…外観だけを新しくしても内部が劣化して
大改修、最悪の場合建て替えが必要となったら本末転倒です。
自分で懐中電灯を手に床下や天井裏に入ることは不可能ではありませんが、
異常を見極められるのか、改修工事が必要か否かを判断することは無理な話
でしょう。
外壁塗装を終えて外構工事の真っ最中、一級建築士・一級建築施工管理技士
の資格を持つホームインスペクターに調査をお願いしました。
まず外周りを調べた後は、レーザー水平器を用いて全ての部屋の傾きの検査、
風呂やトイレ等水回りの水漏れのチェック、そして床下や天井裏に入っての
調査と写真撮影…4時間にも及ぶ住宅診断を終えました。
結果が判明するまで自分の健康診断よりもドキドキしました…外構工事の出費
が青天井になっているのに、ここで大きな改修工事が必要となったらどうなる
ことやらとずっと気になっていましたから。
はたして診断の結果は…「全く問題ありません。これまで調査した築30年以上の
住宅は改修が必要な箇所がかなり多いのですが、この家は34年も経っている
とは信じられません。今後20~30年は普通に住めるのではないでしょうか」と
太鼓判を押されました。
これまで住宅設備のリフォームはもちろん、屋根の断熱防水シートの設置、
4回の外壁塗装、シロアリや湿気対策のために床下換気扇を設置するなど、
可能な限りのメンテナンスをしてきた甲斐がありました。
人間の身体と同様で、日頃のメンテナンスがいかに重要かを改めて認識しま
したね。
4時間の調査後、ふと外を見たらいつの間にか巨大なカーポートの骨格が完成
していました。(家より目立っています)
外構の完工が楽しみです。
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