持ち家派? 賃貸派? 1
現在自宅の外構リフォーム真っ只中なので、今回は「家」について考察します。
最近のニュースによると、都内の新築マンションの平均価格が1億円を超えた
とのこと…いやはや、地方在住の私としてはビックリ。
ところで、持ち家か賃貸か…住まいをめぐる永遠の課題です。
はたして50年間にかかる総費用は…三井住友トラスト・資産ミライ研究所が
首都圏の資産結果をまとめています。
持ち家の固定資産税や修繕費、そして賃貸は2年ごとの更新料なども加えて
総額をシミュレーションした結果、持ち家は8310万円、賃貸は8235万円…
その差わずか75万円です。
しかし50年という長期間で見ると、金利がわずかに動くだけで総負担額は
大きく上下するでしょうね。
持ち家は購入時の頭金や老朽化時の高額な修繕費が突然必要になることが
あるし、分譲マンションでは修繕積立金を払っていても大規模修繕の際には
積立金が不足して住民の意見がまとまらずに揉めることも多いようです。
さらに持ち家の問題点は、迷惑な隣人がいたり、日照権の問題や近隣の
環境が悪化しても簡単には引っ越せないこと。
では賃貸の問題点は何か…それはズバリ「老境に入っても支出がコンスタント
に続くこと」
持ち家はローンが完済すれば総じて支出は抑えられますが、賃貸は家賃を
ずっと払い続けなくてはならないので、高齢になって収入水準が下がった
時のことを考えると、この差は無視できません。
賃貸契約をずっと続けられるかは、後ろ盾のないフリーランスにとっては
大きな不安材料です。
孤独死の問題もあって、賃貸オーナーの約7割が高齢者の入居に拒否感を
抱いています。
対策として賃貸ならば持ち家と違って突発的な支出が少ないので、計画的
に長期投資ができる利点を生かすことで老後までに一定の金融資産を形成
して、通常の物件が借りにくくなった時には速やかに介護施設に移る選択肢
も持てるはずなので、若いうちからの準備が大切でしょうね。
一方、住宅は「資産」でもあるので、老後は売却して介護施設の入居費用に
充てることができます。(ただし築年数が長い家屋の価値はほとんどありま
せんから、主に土地が資産となります)
あるいは住宅を担保に生活資金を借り入れて生活し、その後亡くなったら
住宅を返済に充当するというリバースモーゲージという選択肢もあります。
もちろん資産価値は立地などに左右されるとはいえ、賃貸ではこのような
「不動産としての資産形成」はできないので、私は絶対「一戸建ての持ち家派」
なのですが、職業やライフスタイル、突き詰めると個人の生き様でもある
ので、正解は無いのかもしれません。
若くして将来像を描ければいいのですが、一念発起して脱サラや転職したり
突然田舎から上京することもあるわけで、人生には紆余曲折がつきものです
から未来を予測するのは難しいですよね。
ちなみにペット不可の物件でこっそり鳩を飼っているマジシャンは、近隣
から苦情が来ないか、大家に見つかるのではないか…と戦々恐々としてい
ます。(賃貸に住んでいた時の私がそうでした)
私が「持ち家派」なのは資産形成が目的であることは既述しましたが、実は
マジシャンとしての未来予想図を早々に描いていたことが理由だったのです。
…それは次回2で。
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