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2023年12月

さらば2023年

今年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。
歳を取るほど月日の経つのが早く感じるものですが、何故なのでしょう?

「ジャネーの法則」というのがあります…これは「人生のある時期に感じる時間
の長さは、年齢の逆数に比例する」という考え方で、10歳の時に感じる1年は
それまでの人生の1/10ですが、50歳の時に感じる1年はそれまでの1/50と
なり、人生のうちに占める割合が小さくなることで、さも時間が短くなった
ように錯覚するというものです。

また先日の日経新聞のコラムには別の理由の一つが載っていました。
それは、加齢と共に体の代謝のスピードが落ちてくるので、実際の時間の流れ
に追いつかなくなるというもの…うーん、解るような解らないような。
あるいはドライブをすると、同じ道なら往路より復路の方が短く感じるのは、
初めて見る景色と見たことがある景色では時間的な感覚に差があるからとの
説もあります。
年配者は経験値が高いので、人生を歩む道程で様々な事象に既視感(デジャヴ)
を覚えるのと同様のことでしょうか。
私の場合は加齢もあるでしょうが、近年のマルチワーカーとしての働き方の
中で、マジックのオファーも増えて、より多忙になったから早く感じるので
しょう。

備忘録として、今年の個人的に印象深いエピソードを羅列すると…東京国際
フォーラムのマリックさんのライヴ鑑賞、テレビやエコキュートの買い替え、
DBXをかっ飛ばしての帰省、セカンドカー・シグネットの納車、投資による
資産形成の継続、中洲のクラブの新規開拓、初めてのふるさと納税もやって
みました。
さらにマジックに関しては、ディナーショーを始めとした出演機会の増加や
レザーアイテムの製作等々…マジック道具と服も後輩に譲渡しながら断捨離
を進めています。
一年間の飛行機の搭乗回数は100回には届かなかったものの、それでも88回。
今年も銀座や新宿、大阪の北新地、名古屋の栄、そして福岡の中洲で友人や
後輩マジシャン達と大いに飲んで語らいました。

総括すると、「しっかり働いて、しっかり散財もした一年」だったような気が
します。
しかし年齢的にも資産形成のラストスパートとなるので、来年以降は意識的
に散財は控えて、老後を見据えてポートフォリオの再構築とアセット・アロ
ケーションを決定しようと思います。

フットワーク良く動けてステージに立てるのも健康であればこそ。
最近は血圧がちょっと高めなので、経過観察を怠らないようにします。
(JALのマイレージポイントで血圧計を購入しました)
さすがにこの歳になると若い頃のような物欲は漸減して、健康であること
だけで有り難いと感じるようになるものですね。
老境に入っていますが、健康に留意しながら働けるうちは頑張りますので、
来年も宜しくお願いします。(今年も大晦日まで仕事です)

来年も美味しいお酒が飲める年でありますように…。
皆さんも良いお年をお迎えください。




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カーイベント 2題

11月17日〜19日に東京で開催されたAston Martin Arcadia Tokyo 2023の
ハイライトビデオが公開されました。
いや、これだけのアストンマーティンが集結すると圧巻です。
都合が合わずに参加できなかったことが残念です。

ハイライトビデオは…コチラ

先日ネットニュースで、お笑い芸人の陣内智則さんが、私と同じDBXを購入
したことを知りました。
驚いたのは、キャデラックからの乗り換えも同じだったこと…好みが似てる
のかなあ。(なんか微妙)

YouTubeは…コチラ

12月22日、福岡モビリティショーに行ってきました。
平日の昼間というのに多くの来場者で混んでいました。
マリンメッセ福岡の正面に設営されたモビリティ広場には、20台のキッチン
カーが並び、親子連れで賑わっていましたね。
その一角にカーキ色の軍用車が…何事だろうと思って確認すると、なんと自衛
隊募集のブース。

早速マリンメッセA館の国内四輪ブランドゾーンに向かうと、各ブランドが
誇るコンセプトカーや空飛ぶクルマ(いや飛行機でしょう)、四つ足歩行ロボが
展示してありましたが、このエリアで最も気になったのが、トヨタが次世代の
ショーファーカーとして送り出したセンチュリーのSUV。
皇室御用達として半世紀以上に渡って醸成された高級感と気品は流石ですが、
ターゲットとなるロールスロイス カリナンやベントレー ベンテイガの牙城を
切り崩せるのかが見ものです。

それと、やはりダイハツは出展を見合わせていました。(諸事情により…と告知
してありましたが、みんな知ってるって)

さて次は、楽しみにしていたB館の輸入四輪ブランドゾーンへ…こちらには
世界の有力メーカーの現行車がずらり。
その多くは実際に運転席に座って、視界やシートの感触を確認することが
できますが、フェラーリ、ロールスロイス、ベントレー、アストンマーティン、
マセラティといった数千万〜億超えの価格のラグジュアリーブランドのクルマ
の周囲には規制線が張られ、担当者の許可を得ないと乗り込むどころか触る
ことすらできません。
規制線がなかったランドローバーでは、小さな子供がボディをベタベタ触った
り、後部シートに土足で乗っているのを見てハラハラしました。

このエリアで特に印象に残ったのは、アストンマーティンDB12ヴォランテ、
ロールスロイス スペクター、それと初めてフェラーリ プルサングエの実車を
見ましたが、やはりトヨタ クラウンスポーツとそっくりです。(デザインを
どちらかがパクったのではないかと以前から話題になっていましたが、価格
は10倍違うので、クラウンはお得かもです)

そして最も私の印象に残ったのは、ベントレ− ベンテイガ…ではなく、その
傍に寄り添うドレス姿のモデルさんでしたぁ。(漆黒のゴージャスなベントレー
が霞むほどの美しさでした)

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言霊ブーメラン

前回は典型的なネガティブなブーメランの例について書きましたが、今回は
自身も実践してきたポジティブなブーメランについて…それは言霊ブーメラン
とも呼ぶべきもの。

前向きな言葉を口にすることで、物事が上手く進んで願いが成就するという
例は枚挙に暇がありません。
ただ、日本人特有の奥ゆかしい国民性と金融リテラシーを教えることがない
日本の教育システムの弊害なのか、「金銭欲や自己顕示欲があることを口に
するのは良くないことだ」と感じる人が多いのは否めませんね。
残念なことに日本では、「お金を稼ぎたい」などと欲望を口にすること自体が
「品がない」と思われてきたし、最近はむしろミニマリストのような禁欲的な
生活がもてはやされることもあります。

しかし、よく考えてみてください…物事に挑戦し続けられる原動力は純粋な
「欲望」であることがほとんどではありませんか?

正直に吐露すれば、私は生々しい欲望を口に出して(時には脳内で音声に変換
して)自身に言い聞かせてきました。
また退路を断つ意味で第三者に向かって宣言することもありました。(禁煙や
ダイエットにはこれが有効ですね)
「アマチュアのうちにコンテストで優勝したい」、「プロになって理想のアクト
を完成させたい」、「大型鳥を沢山飼いたい」、「いつかはあのイリュージョン
を演じたい」、「家を建てたい」、「一流ホテルでディナーショーをやりたい」、
「あの番組に出演したい」、「欲しかった腕時計を着けたい」、「憧れたクルマ
に乗りたい」…欲を出せばきりがありませんし、世の大成功者と比較したら
俗物でちっぽけな欲望かもしれませんが、40年という歳月はかかったものの、
言霊ブーメランのおかげなのか、これらは不思議と成就しています。

「若いうちは経験にお金を使う」という考え方と「老後に備えてお金を貯める」
という考え方は相反していますが、貴重な経験をするチャンスを捨ててまで、
必ず来るとは限らない老後(早死にするかもしれません)への備えを最優先する
べきではないと思います。
マジシャンでも早くスタートしないと悔いが残ることは多くありますね。
やっとイリュージョンを揃える余裕ができた時には、パフォーマンスや運搬の
体力が落ちていることだって有り得ます。

人生のゴールデンタイムは短いのだし、やりたいことや入手したい嗜好品が
あるならば、ちょっと背伸びをしてみるべきだと思います。
プロフィールや人生のストーリーが薄い人は、学びや経験をあまりしてこな
かった証左です。
人生の晩年を彩ってくれるものは、お金や地位や名誉ではなく、それまでの
人生経験と思い出なのです。(修羅場すら思い出と感じられれば、良き人生
だったはず)

自分が口にした言葉を最初に耳にするのは自分自身です。
実現のための前向きな言葉は他の誰のためでもなく、自身に戻るポジティブ
なブーメランとなるように、意識して口にするべきではないでしょうか。
立ち上がる時に「よいしょ」ではなく「よし!」と発すれば、その後の動きは
全然違うはずです。

言葉には力があります。




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福岡モビリティショー

12月22日〜25日、マリンメッセ福岡において「福岡モビリティショー2023」が
開催されます。

東京では10月26日〜11月5日の期間に東京ビッグサイトにおいて「ジャパン
モビリティショー2023」として開催されました。
以前は「東京モーターショー」の名称で開催されていましたが、今回は様々な
モビリティの魅力を発信していけるショーを目指し、自動車業界のあらゆる
枠を超えて、他産業やスタートアップ計475企業・団体が参加し、期間中に
111万2000人が来場しました。

福岡でも4年ぶりの開催となるので、行ってみようと思います。
各メーカーの未来を見据えたコンセプトカーも楽しみですが、個人的には
アストンマーティンを始め、ベントレー、マセラティ、ロールスロイス、
ランドローバー等、ラグジュアリーブランドの現行のフラッグシップカー
が一堂に揃うので、今からワクワクせずにはいられません。

公式ホームページは…コチラ

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ブーメラン

そもそも「ブーメラン」というのは、投げると回転しながら弧を描いて飛んで
自分の手元に戻って来るオーストラリアの先住民発祥の道具のことですが、
近年では、相手に投げかけた発言が自分に返って来るために、スラングの
「ブーメラン」や「特大ブーメラン」という表現で広く使用されるようになって
います。

今年の代表例としては、福島原発の「ALPS処理水」のことを中国政府が政治
利用の思惑から「核汚染水」と呼んで日本からの海産物の輸入を全面的に禁止
して恐怖心を煽ったために、中国の消費者が中国産も含めた海産物を敬遠、
回り回って、中国の漁業関係者が苦しむ事態となってしまいました。
特大ブーメランのお手本のような事象です。

中国の原発は福島原発よりもはるかに多いトリチウムを放出しているのに、
中国政府はその事実を隠微、ネット上の情報も遮断して自国民の多くは事実
を知らされないままなので、街頭インタビューでは日本批判を繰り返してい
ます。
そのくせ海外旅行先としては日本が最も人気があり、インバウンドで押し寄
せた中国人観光客は、日本の寿司を喜んで食べています。
中国の漁船は日本の領海内で違法操業を繰り返し、中国の港で水揚げしたも
のは中国産だと言い張って安全性を強調する始末。
日本政府には中国政府に対して、この矛盾を説明するように、声を大にして
抗議してもらいたいものです。

また、某お笑い芸人が当て逃げ事故を起こして当面の間は活動自粛となりま
したが、7年前に別の芸人が当て逃げで書類送検された時にコメントを求め
られた際には、「なんで車から降りて謝罪せえへんかったんやろ。しっかりと
反省してほしいですね」と発言していました。
今回はその発言主が当て逃げ事故を起こしたということで、ネット上では
この時の発言がブーメランになったと呆れられています。

ところでマジシャンとして仕事をしていると、クライアント側からそのイベ
ントの主旨にちなんだ演出や出し物をリクエストされることがあります。
例えば、誕生日パーティーでマジックでケーキを出して欲しいとか、20周年
のパーティーなので20という数字を使ったマジックをやって欲しいとか、
特定の衣装やコスプレでサプライズな演出をして欲しいとか…マジシャン
あるあるではないでしょうか?
これらは、プロフェッショナルだからこそ実現させてくれるのではないか…
という期待感とリスペクトがあってこそのオファーなので、プロとしては
誇るべき仕事のはずです。

ところが10年ほど前でしょうか、あるマジシャンがこんな主張(豪語)をして
いました…「イベントの主旨に合わせたウケ狙いのメッセージを出したり、
クリスマスだからサンタのコスプレでマジックをするなんてのは素人臭い。
それは媚びているだけだ。つまり本物の芸がない証拠だ」

自分も含めてプロマジシャンというのは各々の戦略があるので、どのような
条件の仕事を受諾しようが断ろうが自由であって、そこに関しては芸の云々
は関係ないはず。
それにしてもこの主張は、多くの同業者の生き様を否定するあまりにも歪な
考えだし、当人はどれだけ立派な生き様を晒しているのだろうと感じたので
記憶に残っていたのですが、どういう風の吹き回しか、そのマジシャンが
誰かに媚びたのか…イベントの主旨に合わせたコスプレで嬉々として舞台に
立っていたという情報が入りました。

他人に厳しく自分に甘い…そんな厚顔無恥なショーを観たいとは思いませんが、
きっと媚びた笑顔を振りまいていたであろうことは容易に想像がつきます。
もうすぐクリスマスですが、そのマジシャンが臆面もなくサンタのコスプレ
をしたとしても、もはや違和感はありませんね。(生活のために意に反しての
忸怩たる想いでのコスプレであるなら、憐憫の情を抱かざる得ませんが…)

機会があれば、ぜひ特大のブーメランが頭に刺さったコスプレを期待したい
ところです。







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スフィア × アストンマーティン

1980年代後半〜2000年代前半は、年に数回はラスベガスを訪れていました。
(これまで40回は訪れたでしょうか)

何と言ってもその時代のラスベガスはマジックショーの黄金時代で、メジャー
ホテルのほとんどでスターマジシャン達が腕を競い、まさに百花繚乱の状態
でした。
少なくとも3〜4泊はして、夜はショー三昧、昼間はイリュージョン製作の
打ち合わせのために、ビルスミス マジックベンチャーズやクリエイティブ
イリュージョンの工房を訪ねるのが、お決まりのルーティンでした。

またラスベガスという街には次々に新しいランドマークが出現して、訪れる
度に街並みが変化することにも驚かされました。
その後、シークフリード&ロイやランスバートンの引退を始め、櫛の歯が抜
けるようにマジックショーは減っていき、代わってシルクドゥソレイユの
飽和状態となる頃から、ラスベガスから足が遠ざかりました。

ところが最近のニュースで知ったのですが、ラスベガスの新たなランドマーク
として突如現れた巨大な球状の構造物には驚きました。
これは壁の全面がLEDパネルで覆われており、広告塔としても活用できる
1万8000席の最新設備を備えた「スフィア」と呼ばれるコンサートホール
なのです。
先頃、U2による杮落とし公演が行われたそうです。

さて、そのスフィアの壁面に、最初のウルトララグジュアリーメーカーと
してアストンマーティンのDB12とDBX707が登場しました。
(アストンマーティングリーンの美しいこと!)

いやはや動画で見てもこれだけの迫力なのですから、実際に見たら凄いで
しょうね。
スフィアだけの目的でも、久しぶりにラスベガスに行きたくなりました。

詳細と動画は…コチラ

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ウラオモテ

私は当コラムにおいて(他のSNSはやっておりません)、己の主義主張や考察を
ウラオモテなく、歯に衣着せずに書き記してきたつもりです。
それ故に「バーナム効果」もあって、内容次第では納得できない人もいることで
しょう。

また生来のアナログ人間なので、身近な人が知るアカウントとは別に、隠れて
本音や悩みを投稿する「裏アカウント」なるものの存在を知ったのも、それほど
昔のことではありません。
きっかけは周囲の友人達から、ある人物が裏アカを作っていることを知らされ、
その内容を教えてもらってドン引きしたことでした。
オモテでは紳士的な投稿をしてウラではこうなのか…と知ってしまうと、今後
の付き合い方を考えてしまうものです。

先日の日経新聞にも記事が載っていました。
それは就職活動中の学生が過去に投稿した内容に関する企業からの調査依頼が
増えているというもの…ミスマッチや入社後のトラブルを防ぐため、面接では
分からない部分を採用前に知るために依頼をするらしいのですが、早い話が
ウラオモテのない学生を採用したいということでしょう。

ある裏アカ調査代行サービスは、一人あたり1万6500円で依頼を受け付け、
誕生日や出身校などの情報をもとに、知られていないアカウントを早ければ
10分、難しいケースなら数時間かけて特定するとのことで、100人単位で
依頼する企業もあるようです。
投稿内容を確かめ、4段階で評価した調査結果を報告…特定の人にしか公開
していないケースを含めて約7割は「懸念なし」のA評価、残りは未成年時の
飲酒、著名人への執拗な中傷、同僚を罵る投稿、あるいは迷惑動画の投稿等
のレベルによってB〜D評価となっているようです。

企業がこのような調査をしていると知ったら、心当たりがある就職活動中の
学生は、必死で削除しているのではないでしょうか。
ウラオモテのない人材を採りたい企業の気持ちは理解できますが、不必要な
個人情報の把握や別人との取り違えの可能性もあるし、なによりその職種の
適性や能力に関係ない就職差別につながる恐れはありますよねえ。

個人的には、自分が重篤な疾患で難しい手術を受ける立場になったとしたら、
たとえ変態であっても腕が確かな外科医ならお任せしますね。
変態マジシャンは?…いらねー。

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