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2023年9月

初秋の諸々 5題

[ディナーショー]

Rintaroの店「マジック セピアライン」のディナーショーは、なんと177名
もの申込みとなりました。
しっかりとトリを務める所存です。(あ、鳥にかけたわけではありません)

[サイズ感覚]

アストンマーティンのラインナップの中で最大のDBX(全長5m)、最小の
シグネット(全長3m)…シグネット納車から2週間が経った現在でこそ慣れ
ましたが、当初はこの2mの差に戸惑いました。
給油の際、DBXの感覚でシグネットを停めると、車両の給油口とノズルが
かなり離れていることに気づいてバックし直したり、街中の駐車場では車輪
止めに当たるまでバックすることはありません。
車輪止めまで後退すると前方にかなりのスペースができるために、見る方向
によっては空車エリアに見えて、広い駐車場では見つけにくいので、最近は
左右のクルマと鼻先を合わせるように駐車しています。
最もサイズの差を感じるのは最小回転半径…DBXでは何度も切返さなければ
ならない場所でも、シグネットは一発でUターンできるのは便利です。

[タクシー不足]

コロナ禍を機にタクシードライバーの離職率が高まった結果、インバウンド
復活もあって観光地を中心にタクシーがつかまらないという事象がニュース
になっています。
私も長年利用しているタクシー会社を通して、確かにそれを感じます。
特に週末の夕刻に中洲のクラブ活動に出かけるために呼んでも、かつては
10分以内に来てくれていたのが、最近は30〜40分待ちは当たり前で、雨の
日は絶望的です。
中洲からの帰りも午前1〜2時のピーク時はタクシー争奪戦が繰り広げられて
いるので、ピークが過ぎるまでもう一軒となることも…。
最近はアプリを利用する人も多いようですが、このままでは海外で導入され
ているライドシェアも検討の余地がありますね。
以前よりも明らかに中洲に出かける機会が減っているのは、忙しいというの
が第一の理由なのですが、「今夜もタクシー難民になるかも…」という心理的
ブレーキが影響しているのは間違いありません。
まあ、お小遣いを使わずに済むから良しとしましょう。

[道具製作]

ステージショーで使うマジック道具「カードキャッスル」を3日間集中して製作。
これまでのシステムのような、スカーフ越しに摘んで引き上げる動作を排除
できたことは、我ながら画期的と自画自賛。(一般の方には何のことやら理解
できないと思いますが…)
クロースアップにおいても最も好きなカードマジックは「カードキャッスル」です。
(こちらはレギュラーカードを使ったカード当てです)

[特製タッグ]

JALグローバルクラブからキャリーバッグに取り付けるブラウンの特製タッグ
が届きました。
同封のメッセージカードによると、搭乗回数が通算750回に到達したとのこと。
数年前にグリーンのタッグ(500回)が届いたのですが、それから250回も
飛んだとは…。
特製タッグのランクには上にまだ2段階あるようで、ワインレッド(1000回)、
ブラック(1250回)…ああ、ヒエラルキー。

[7回目]

コロナワクチンの7回目の接種券が届きました。
既報されているように変異株は感染力が強く、実際に周囲でも陽性の人が散見
されるし、移動が多い自分の場合は打たないという選択肢はありませんね。

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虚無感…

二泊三日で大阪へ…

2カ月ぶりの「北新地ふじもと」で絶品料理の数々と締めの鉄板ナポリタン
に舌鼓を打ち、その後のマジックバーでの後輩マジシャン達との酒席も楽し
かったのですが、なぜか心にはポッカリ穴が開いたような虚無感が…。

ああ、もうこの大阪に、そもそもこの世にジョニー広瀬さんがいないから
なのだ…と改めて自覚しました。
深夜、ホテルに戻ってスマホのメールをスクロールすると、今年2月に私と
サコーさんと3人でセッティングした食事会のお礼のメールが最後だったの
だなあと回想…(3月12日の記事「巨人の肩の上に立つ」を参照)
「次回はもっと元気な姿で会いたいと思います」と綴られていました。

あの日、二人きりの車内でジョニーさんがボソッと「仲間達がみんな逝ってし
もうたなあ。次はワシの番やなあ」と呟いたのが忘れられません。
私は「縁起でもない予言をしないでくださいよ。ジョニーさんが元気でいてくれ
ないと大阪に来る楽しみが無いじゃないですか…だから予言は当たりませんよ!」
と笑顔で返すのが精一杯でした。

愛嬌のある失敗で笑いのネタを提供してくれていたのに…そんな切ない予言
を当ててしまっちゃダメでしょ! ジョニーさん!

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セカンドカー 納車

セカンドカーが納車されました。(トヨタ ライズとの入れ替えです)

コンパクトでオシャレでほとんど見かけない…これらの条件を満たすクルマ
を新車・中古車を問わず探しました。
大阪のショールームまで見に行ったフータン グランドアルバイシンは素敵な
クルマでしたが、私にとっては乗降が困難で腰痛再発の恐れもあって断念せ
ざる得なかったことで、類似の車高の低いスポーツカーは除外しました。
候補として検討したのはメルセデス スマート、フィアット500、光岡ビュート、
アルファロメオジュリエッタ…いずれもコンパクトでオシャレではあるけれど、
たまに見かけるんですよねえ。(意識しているから見つけてしまうんですね)

そして運命的に出逢ったのが、これまで一度も現車を見たことがなかった
アストンマーティン シグネット…実は2011〜2013年の3年間に世界で僅か
143台しか生産されなかった激レア車なので、10年落ちにもかかわらず、その
希少性からプレミアが付いています。(車体は小さいけどオオクワガタ、いや
ヘラクレスオオカブトを見つけた気分です)

ちなみにシグネットとは「白鳥の雛」という意味だそうで、ドレス姿の素敵な
女性にも似合います…コチラ(香港のPVです)

今回納車されたのは2014年登録の最終モデルで、しっかりとした輸入車販売
会社が保有していた個体なので、コンディションに問題はないと信じたいとこ
ろですが、昨今の中古車業界のネガティブなニュースのせいで若干の懸念があ
りました。
そこでアストンマーティン福岡の担当Iさんに相談したところ、「もし購入される
のであれば、当社で整備、コーティング、保証まで付けて納車致しますよ」と
心強い返事を頂けたので即決しました。
というわけで、その販売会社からアストンマーティン福岡へ直接陸送されて、
2週間をかけて万全の整備が施された上での納車となりました。
やはり正規ディーラーが間に入ると安心感が違いますね。

さて、愛車となったシグネットですが、小さいくせにその顔は紛ごうことなき
「アストン顔」です。
クォンタムシルバーのボディにグリル周囲とボンネットダクトとミラーカバー
にレッドラッピングが施されて、可愛くもヤンチャなオーラを漂わせています。
インテリアはチャンセラーレッドのレザーに覆われ、「ベイビーアストン」と揶揄
できないほどの手間をかけた結果、全長3mのサイズの中へ見事にアストンの
世界観を落とし込んでいます。
それもそのはず、内装に使用されているレザーはDB9とほぼ同量なのだとか。

肝心の乗り味ですが、シティコミューターとして取り回しの良さは抜群なので
街乗りにはピッタリです。(ゴージャスなチョロQですな)
DBXでは躊躇する狭い駐車場でも余裕で停められるため、お気に入りの鰻屋や
ラーメン店等にも出かける機会が増えそうだし、あえてシグネットでアストン
オーナーツーリングに参加したら、厳つい車列の中の可愛いアクセントとして
目立つこと間違いなしでしょうね。(置いてきぼりにされそうですが)

ところでアストンマーティンといえばボンドカーとしてお馴染みで、オーナー
にもジェームスボンドのファンが多いことから、ナンバープレートには007を
希望される方が少なくないらしいのですが、私は迷わず例の予言マジックに
使うことを想定して、DBXと同じく「あの4桁の数字」にしました。

珍車や名車は、工業製品としてよりも工芸品としての側面からも語られると
云われます。
特にシグネットのようなレア車を所有することは、ある意味ではそんなお宝
を一時期だけ自分が預かっているのだという気構えも必要だと思います。
これは貴重な腕時計やマジック道具にも当てはまることですね。

何はともあれ、想像すらしていなかった「アストン2台持ち」の夢が叶ったので、
使い分けをしながら充実したカーライフを楽しむつもりです。

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後輩の出演情報

注目株の後輩マジシャン、峰龍&Riricoのテレビ出演情報です。

その番組はなんと…「新婚さんいらっしゃい!」
(ABC朝日放送 2023年9月17日 12:55〜)

確か結婚して暫く経つような気がしますが、ギリギリ新婚さんということで
滑り込みセーフだったとか…。

彼らはダンスも得意とする美男美女カップルで、優れたフィジカルを兼ね備
えているのでステージ映えするし、イリュージョンが「様になる」数少ない
マジシャンだと思います。
レパートリーを増やすことにも貪欲で、昨年は夫婦揃って福岡の私の元まで
勉強しに来ました。(天性のセンスが良いのか、まあ覚えの早いこと)

今年は自ら株式会社VOLLMOND ILLUSIONを立ち上げて、積極的に活動
しています。
最近は都内で会食する機会もあるし、私がお願いした仕事も快く引き受けて
くれます。

さて、この番組の性質上、面白おかしく扱われる展開になるかと想像してい
ますが、個人的に楽しみにしているのは、私が長年演じてきたイリュージョン
を引き継いで演じてくれたこと。

ぜひご覧下さい。

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周年記念が続きます

二人の弟子が経営するマジックバーが、それぞれ40周年、30周年を迎えて
記念イベントを開催するのでお知らせします。

Rintaroの店 「マジック セピアライン」 40周年記念
 ゲストマジシャン:Dr.ZUMA LUNA 他

日時:2023年10月1日(日) 18時〜
会場:八仙閣本店 (福岡市博多区博多駅東2丁目7-27)
お問い合わせ:092-261-2355

弟子の店がなぜ40周年?…と訝しがる方もおられると思いますが、1997年
に弟子入りしたRintaroを、私が行きつけだった老舗のお店セピアラインに
紹介し、マジックが得意な従業員としてアルバイトを始めたのがスタートで、
後年経営者の引退に伴ってRintaroが引き継ぎ、現在に至っているのです。
今回のイベントは円卓での本格的なディナーショー形式なので、私も全力の
パフォーマンスで臨みます。
すでに100名以上の予約が入っているようです。


金芳幸博の店 「PARANOIA MAGIC」 30周年記念
 ゲストマジシャン:ふじいあきら 庄司タカヒト

日時:2023年11月22日(水) 23日(木)
場所:PARANOIA店内 (熊本市中央区下通り1-11-5 ライオンビル松藤館5F)
お問い合わせ:096-352-5415

金芳幸博は最も古い弟子…つまり一番弟子です。
弟子とはいえ同世代なので、最も気心が知れた友人でもあります。
福岡での修行後、地元の熊本に戻って1993年に現在のお店をオープンさせ
ました。
ちなみに店名の名付け親は…私です。
22日は3回、23日は2回公演の入れ替え制ですので、予約はお早めに!

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