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資格ビジネス?

「本年6月からはマジックショーで動物を使う場合は家庭動物管理士の資格が
必要になる」という情報が入って来ました。
動物を使うマジシャンにとっては死活問題になりかねないことですが、率直
な感想は、「はぁ? なんじゃそりゃ?」

まずその資格自体を知らなかったので調べてみると、全国ペット協会が認定
している制度で、ペットのプロの育成を目的として、資格取得者は全国の
ペットショップやペット関連事業所で活躍しているとのこと。
管理士3級を受験して資格を取得するのに4万円が必要で、2年毎の更新らし
いです。

将来ペット関連事業を始めることが目的ならいざ知らず、これはマジシャン
にとって「必須の資格」なのでしょうか?
ファイヤーマジックを演じる際に火薬類取り扱い保安責任者の資格が必要と
いうのならまだ理解できますが…早い話が単なる資格ビジネスではないのか
なと思います。

マジシャンがわざわざこの資格を取得するとしたら、その本心は営業依頼を
受けやすくするための「信用」として利用することが第一義で、いかにも権威
ある国家資格の雰囲気を醸し出して「しっかりしている感」をアピールしてい
るだけのような気がします。
何の影響力もない互助会的な組織の「正会員」みたいなもので、特にドヤ顔
するほどのことでもないでしょう。

まあ、このような資格ビジネスがまかり通る一因としては、動物に芸を教え
込むこと自体が「虐待」ではないのかという動物愛護の観点もあるのかもしれ
ませんが、それならば動物をショーで用いるマジックショーの他、サーカス、
猿回し、イルカやアシカの曲芸ショーなど、あらゆる動物系エンタメが包括
されてしまいます。

しかし、全国のマジシャンの演技をいったい誰が監視をして、誰が違反だと
判断するのでしょうか?
もし違反をしたらプロマジシャンの資格を剥奪するというのなら興味深いで
すね…なにしろプロマジシャンになるには何の資格も必要ないのですから、
何を剥奪するのかなと。

ある意味、マジシャンは失うものが何もない「無敵の人」なのです。

今後マジシャンになるために、あれこれと資格が必要な時代になるとすれば、
いっそのことそれらの資格を活かしてマジシャン以外の道で食べていく方が
安定しそうな気がしますが…。

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