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サブタイトルについて

これまで当お知らせのサブタイトルは「パブリックショーの告知・ニュース
&考察」としていましたが、現在は「パブリックショーの告知」を削除して
います。(誰も気づいていないと思いますが…)

以前から、誰でも観覧できるパブリックな場にはめったに出演することも
なく、あえて告知する内容がほとんどなかったのも理由の一つなのですが、
さらに現在の活動が完全なクローズドの現場に特化されているからです。
それに伴って、マジッククラブ発表会のゲスト出演等のオファーもお断り
しています。
現在の主戦場は、場所も貸切状態の比較的少人数の宴席や、招待客のみの
イベントで演じることがほとんどなので、そのようなプライベートの類の
仕事をここで告知しても意味がありませんからね。

数年前から徐々に派手なステージ&イリュージョンの分野をフェードアウト
して、理想とするクロースアップ&サロンの演目構成に傾注してきました。
ずっと逡巡していましたが、幸か不幸かコロナ禍で改めて自分と向き合う
ことができたことによって、それが加速したということでしょう。
以前にも書きましたが、「ボリューム満点の定食屋」から「完全予約制の懐石
料理店」に業態転換したイメージですかね。
若い頃に作った十八番のアクトを止められずに、生涯それにしがみついた
ままのマジシャンを他山の石としたのも事実です。

万人ウケを排除して顧客層を絞り込んだことで、クロースアップに関しては
自分らしいパッケージが完成して、すでに稼動しています。
あとはサロンの構成…トリネタが決まらない限り他の演目構成を考えていて
も集中できないことが続いていたのですが、ようやく何をどのように演じる
のかという青写真は出来上がりました。
問題はそれをどう具現化するか…どんなに予算がかかっても完成させる価値
がある現象なのですが、さてどうなることやら。

今後は、これまでのスキミング戦略に基づいた活動にさらに注力します。
他人からは地下に潜って隠密活動をしているように見えるかもしれませんが
…間違いありませんね、その通りです。
これまでも周囲の視線など全く気にせずに活動してきたし、自らの年齢を
考慮すると、昔から思い描いてきた「晩年の生き方」を実現するためには、
迷わずに今行動を起こすことが焦眉の急であるし、マジシャンとしての残り
の砂時計の砂は、ここで落としていくことが最善であると判断しました。

魚に例えれば、海水か淡水かは関係なく、今の自分に合う水深と適度な広さ
の中で泳ぎたくなったってことでしょうね。

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