NO MORE 時間泥棒 2
前回からの続きです…
「金持ちケンカせず」という言葉がありますが、私を含めてその意味を履き違え
ている人も多いと思います。
つまり、金持ちは欲しいものが何でも手に入るからイライラしないし、争う
必要がない…と解釈しがちなのではないでしょうか。
しかし実際には、そもそも「ケンカになるような人とはつき合っていない」
のです。
つまり、気が合って価値観が同じ人とだけつき合うようにして、人間関係の
ストレスをゼロに近づけるように心がけているわけです。
さらに、「人は人、自分は自分」と肚を据えているからケンカにもならないので
しょう。
ただし、そんなケンカをしない人であっても、つまらない人間に費やして
しまった「時間」だけは、相手の襟首をつかんで「返せ!」と怒鳴っても絶対に
返してもらえません。
貸したお金は戻ってくる可能性はありますが、時間だけは絶対に戻って来な
いのです。
今回は時間泥棒の中でも、私が最も忌み嫌うタイプを…
・ 「虎の威を借る狐」
マジシャンの世界では「師匠ホッピング」を繰り返すタイプに多いので、ある
意味では「虎ホッピング」とも言えるでしょう。(本人の座右の銘かも)
卑屈な笑顔で揉み手をしながら見え透いたお世辞で相手を持ち上げ、実に
まめに貢ぎ物を贈って、なんとか有益な見返りを得ようとします。
そして得るものを得たら露骨に次のステップに移ります。(大抵はホップ→
ステップ→肉離れという結末になります)
なんとか辿り着いた大物と親しいことをひけらかして、目的を成就させよう
とします。(腰巾着にしか見えていないことには気づきません)
威を借る…そんな虎が身近にいるだけでも羨ましいと思う必要はありません。
そもそも実力で虎に認められたわけではなく、必死でゴマすりをして紹介
してもらっただけで、虎の側も都合よく利用することはあっても、内心では
そんな人間をリスペクトはしていません。
いい歳をして虎の威を借りなければ活躍できないような狐は、結果的には
大成しないのです。
そこまで媚びへつらうエネルギーがあるなら、自分が虎になってどこかの
狐に威を貸してやろうという気概が生まれないのが不思議です。
揉み手のし過ぎで、指紋が消えた狐はNO MORE。
他にも時間泥棒をあげれば枚挙にいとまはありません…
・ 「チャレンジ精神がない人」…未来を語れないのでNO MORE
・ 「経歴詐称をする人」…全てに説得力がないのでNO MORE
・ 「ただの輩」…論外
人の振り見て我が振り直せと云われるように、もちろん自分も他人の貴重
な時間を削り取ることには細心の注意を払わなければならないのは言うま
でもありません。
閑話休題…
「時間」の正体を突き詰めると、有限である「命」と切っても切り離せない正に
不即不離の関係にあるのでしょう。
いや「命そのもの」と言っても過言ではありません。
そのことを改めて肝に銘じて、限られた資源である時間をどのように使うか
…朝目覚めた時に少しでも考えてみることで、充実した一日になるかもしれ
ません。
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