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ボヤキ 2…最近のクルマ

ボヤきます…「最近のクルマにはCDプレイヤーがない!」

2017年まで乗ったクライスラー以前のクルマには全てCDプレイヤーがあった
のに(それこそ大昔はカセットデッキでしたが…)、次に乗ったキャデラック、
そして現在のアストンマーティンにもありません。
大袈裟かもしれませんが、これはメーカーに顧客の声が届いていない象徴的
な出来事だと思います。

例えば高級輸入車の代名詞であるベンツの上位クラスのEクラスは2016年、
最上位クラスのSクラスは2017年のモデルチェンジの際に、どちらも音楽を
聴くCDプレイヤーをなくしています。
若い人にとっては大した問題ではないでしょう…音楽を聴くスタイルは以前
とは様変わりして、CDプレイヤーなど不要で、スマホに音楽をダウンロード
してBluetoothでつないで聴くことが普通になっています。

しかしキャデラックやアストンマーティンもそうですが、ベンツのEクラスや
Sクラスを購入する主な年齢層は50〜60代、あるいは70代です。
携帯電話は持っていても、まだスマホに変更していない人も一定数はいるはず
です。
たとえスマホを持っていても、ダウンロードまでして音楽を聴こうという人は
極めて少数だと思います。(私もダウンロードしていません)
運転中にCDの英会話教材で勉強していた人が、不便になったと嘆く声を耳に
したことがあります。

私もキャデラックに乗り換えた時には面食らいました…iPhoneを使いこなせ
ないと何一つ物事が進まないのです。
クライスラー以前は好きなCDをかけてドライブしたり、マジックで使うBGM
を編集したMDをかけながら演技の曲ピタッのタイミングを覚えたりしていた
のですが、それもできなくなりました。
キャデラックにはBOSEのスピーカーが10個も標準装備されていたのに、結局
乗った5年間はラジオしか聴いていません…もったいない話です。
現在のアストンマーティンはUSBメモリが使えるので、かろうじて音楽を楽し
めていますが、その方法にしても年配者にはハードルが高過ぎると思います。

そもそも高級車には装備はもちろん、インテリアやエクステリアにも豊富な
オプションが用意されているのですから、CDプレイヤーもオプションにすれば
間違いなくオーダーする人が多数派だと思うのですが…。
標準装備にしてコストが上がって車両価格に上乗せされたとしても、その程度
で文句を言う人などいないでしょう。
ディーラーにはそうした声は届いているはずなのに、メーカーには届いていな
いのでしょうね。

豪華なガレージにポルシェを3台所有している友人(年齢は50代半ば)が、昨年
末に4台目として最新のポルシェ911カブリオレを購入したのですが、やはり
CDが使えない上に電子制御が増えたことにも戸惑いがちで、30年前の水冷式
のポルシェ946の方がよほど扱いやすいとボヤいておりました。
結局彼も新車ではラジオしか聴けないそうです。
それと最近はタッチパネルが多用されることも不満ですね。
触れた覚えがないスイッチがONになっていたり、指紋の汚れが目立つからと
画面を拭くとエアコンの強弱やラジオの音量が変化したり…やはり凹凸のある
物理的なボタンやスイッチの方が操作感がはっきりして安心ですね。

馴染みのステーキハウスで友人とお互いの納車祝いの宴を開き、そんなこと
をボヤきながらクルマ談義に花を咲かせました。

昔はステージの営業出演の際、カセットテープを10本以上持ち歩いていたもの
ですが、ショーにおける音源のデバイスも時代と共に変遷を辿りました…追い
ついて行くだけでも私にとっては難儀なことです。
なんだかんだ言っても、個人的にはMDが一番便利だったなあ。

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