ASTON MARTIN ON TOUR 2021 in BEPPU
11月6〜7日、アストンマーティン福岡が主催した初の本格的なオーナーズ
ツーリングに参加しました。
コースは熊本から別府までの九州横断で、ミルクロード→大観峰→やまなみ
ハイウェイ→九重夢大吊橋を経由してのゴールは、ANAインターコンチネン
タル別府リゾート&スパ。
6日の朝に福岡を出発する時点では曇りだったものの、集合場所の熊本市内の
レストランに到着した頃には本降りの雨になってしまいました。
ここでランチとブリーフィング、この際に参加者全員にブリティシュグリーン
のレーシングジャケットが付与され、さらに全員の車両の両サイドに、この
イベントロゴの特製ステッカーを貼ってのスタートとなるために、参加者の
一体感が一層盛り上がります。
スタートして大観峰に着く頃には雨も止んだので、なんとか景色は堪能でき
ました。
このルートは約30年前にシボレールミナを運転して通りましたが、DBXの車窓
から久しぶりに見る壮大なパノラマは、また格別なものでした。
景色に劣らず、12台のアストンマーティンの車列はまた圧巻で、ショールーム
で見るのとは違い、走行している多くの実車を間近で見てエンジン音も聞こえ
てくるわけですから、その臨場感はこういう機会がないと味わえないですね。
当然のことながら、目の前にもバックミラーにも複数のアストンマーティンが
走る光景は非日常過ぎて、見慣れるまでに時間がかかりましたね。
途中2回の休憩と記念撮影の後、緊張しながらのワインディングと高速道路を
走り続けて、16時30分にホテルに到着。
チェックイン後は18時からディナー…ここでは車談義や時計談義がちらほらと
聞こえてきます。
20時からは場所をメインバーに移してのアフターパーティー…実はここで私の
クロースアップマジックショーを開催しました。
私のキャラなので仕方がありませんが、ついつい毒を吐いてしまうのが申し訳
ないほど、アストンマーティンのオーナーの方々は実に上品で素直で、まさに
今回のツーリングのように、乗り心地の良い車で颯爽と高速道路をかっ飛ばし
ているようなショーを演れました。
これは高級腕時計のオーナーズパーティーでも感じることがありますね。
7日は朝食後にホテルエントランスで記念撮影、今回は集合写真の他に個別に
自分の愛車とのツーショットを撮りました。
その後は予約制で、ヴァンテージロードスターとDBXの2車種の試乗会でした
が、ここは私は遠慮して、アストンマーティンとパートナーシップを締結した
老舗腕時計ブランドのジラールペルゴの展示ブースへ…新作のグリーン文字盤
の腕時計他数本を手首にフィッティングさせて、ニヤけておりました。
10時30分にホテルを出発、絶好のドライブ日和で大分自動車道を快調にとば
して帰途につきました。
さて、愛車DBXの走りに関してのレビューですが、私は自動車の専門家では
ないので、モータージャーナリストのように専門用語を用いた詳細な評価は
書けませんが、オーナーとしての率直な感想を…
「ひとりの職人が、ひとつのエンジンを組む」というAMG伝統の「手組み」の
ポリシーに則り、エンジンルームにはマイスターのサインを記したプレートが
輝いています。
試乗時でもそうだったのですが、走り始めでまず驚くのは、その4リッター
V8ツインターボエンジンの右足の動きに即応するトルク感です。
あれだけの巨体が何のストレスもなく、スッと動き始めます。
今回初めてワインディングと高速道路を走りましたが、どのような速度域で
あろうが、ドライバーの意思に忠実な、というかその意思そのものの動きが
シンクロするように車の挙動となるので、まさに車体の隅々までもが自分の
身体の一部なのではないかと錯覚するような一体感に包まれます。
過去に所有した車の中で最も巨大なのに、ダントツに運転しやすいのです。
そしてこの剛性感は、身を委ねる上での安心感や信頼感へと繋がり、本当に
どこまででも運転できるのではないかと思わせてくれます。
上品でありながらも厳ついとも言える独特の個性は音にも表れており、胸の
すくサウンドは快感で、モードを「GT」から「スポーツ」さらに「スポーツプラス」
に切り替えると車高が下がり、エンジンの咆哮と同時に足元が引き締まって、
これはもう乗用車ではないのだと改めて知らしめてくれます。
その機敏さは紛れもなくスポーツカー、空間の広さと快適性はまさにSUV、
要するに、ちゃんとアストンマーティンDBXなのでした。
良いことばかり書きましたが、最後に苦言を…燃費悪いわ〜。
| 固定リンク
最近のコメント