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秋の夜長に…

とりあえずは緊急事態宣言が解除されたことで、私も日常を取り戻すべく、
そろりと少人数での会食は再開しています。
つい先日は六本木で、ごくプライベートなディナーの場でのクロースアップ
ショーを行いました。

2年前の今頃は、新作の秋冬物を着込んで颯爽と夜のクラブ活動に出かけて
いたことを思うと隔世の感があります。
春夏物の服は終わりを告げる季節…クローゼットを開いて全体を眺めると、
今シーズンも一部の服しか出し入れしていないことに気づきます。
コロナ禍では、夜の街に繰り出す機会やステージに立つことがなくなった
せいで、服そのものをあまり買わなかったし、特に派手めの服の活躍は皆無
の状態。
しかしこれだけ間が空くと、あれだけ平気だった大きな柄の服には抵抗感が
出てくるものですねえ。
数年前にLOVELESSで購入した白地に黒のハイビスカス柄のジャケットなど、
よくこれを着ようと思ったものだなと、我ながら驚いてしまいます。
気持ち的にも、大きな柄物や極端なカラーの物は「着負け」すると言うのか、
長引く自粛期間に心理的にも萎縮してしまったのかなと…ずっと精進料理
ばかり食べていたところに、いきなり脂っこい物を食べるような感覚です
かね。
収納の原則では、長くても2シーズン着なかったら潔く処分すべしと云われ
ています。
これまでは次々と後輩マジシャン達に譲っていたのですが、今回はコロナに
伴う特例措置として保留するべきか悩みます。

さて、割と近しくて理系の教養も備えた人が、コロナワクチンの陰謀論を唱
えて、ワクチン接種を否定する論陣を張ることにはちょっと驚いたと同時に
残念に感じたわけですが、くれぐれもご自愛くださいとしか言いようがあり
ませんね。
でもまあ、談論風発して行動にも筋を通しているのであればまだマシな方で、
矛盾だらけで都合の良い発信をしている人も散見されますからね…コロナは
ただの風邪で寝てれば治ると主張しておきながら、ちゃっかりワクチン接種
していたり(結局ビビってんじゃん)、コロナ禍でもマジックイベント開催は
OK主義なのに、オリパラ開催したのはけしからんとかね。(その根拠は?)

最近も高校の同窓生2人の訃報が届きました。
コロナに起因するものではなく、心不全と膵臓癌だったとか…ご冥福をお祈
りします。
世代的にはとっくに人生の折り返し地点を過ぎているので、やり残したこと
はないのか、欲望に正直に生きているか、できない理由を作って逃げていな
いか、他人に嫉妬するようなカッコ悪い生き方をしていないか…自身に問い
かける日々です。

明るい話題も少なくややもすると気分も萎える昨今、トートバッグに続いて
フランク・ミュラーからウォレットとコインケースが限定でリリースされた
ので、少しは物欲を満たして気分転換しようと早速ゲットしました。
ライフスタイルブランド「FARO」とのコラボで、アイコンであるビザン数字が
爽やかなブルーの牛皮全体に型押しされて、取り出す度に気分が上がります。

予定よりも早めにDBXが納車されました。
5年間の思い出を回想しながら、別れるキャデラックには自ら丁寧に最後の
洗車を施しました。
全くの偶然ですが、コロナの影響で世界公開がずっと延期になっていた映画
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の封切りと同時の納車に運命を感じます。
(どんな運命じゃ)
まだ封切られたばかりで混んでると思うので、落ち着いたらこの車に乗って
観に行くつもりです。
納車日は絶好のドライブ日和で、ショールームではシャンパン(もちろんノン
アルコール)を開けて、セレモニーをやって頂きました。
来月にはアストンマーティンオーナーが集ってのツーリングイベントが開催
されるので、参加する予定です。
久しぶりにカッコつけた服に身を包み、初の高速道路でボンドカーの本来の
ポテンシャルを体感するのが今から楽しみです。

秋の夜長は色んなことを企んでしまいます…。

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