夏の諸々
7月も怒涛の移動が続くので、少々バテ気味です。(7月は新幹線に16回、
飛行機に3回乗ります)
まだ飛行機の減便は続いているので、必然的に客は新幹線に流れて日を追う
ごとに混んでいる印象です。(JALの国内線全便再開は10月とのこと)
それは仕方ないとしても、新幹線は飛行機と違ってどんなに乗ってもマイル
が貯まらないのが、なんか虚しいですね。
新大阪に着くとエスカレーターの右側に立つことで、ああ、大阪に来たなあ
と自覚するようになりましたが、あれはなんででしょうね?
毎週、心斎橋のホテル日航大阪に宿泊していますが、かつてこのホテルの
最上階(32階)には「ジェットストリーム」というバーラウンジがあって、
実は30年以上前にマリックさんがテーブルホッピングをされていたのです。
その模様は日本テレビ「11PM」で紹介されています。(現在はバンケット
ルームに改装されて、バーは名前を変えて31階に移転しています)
たまに大阪の後輩マジシャン達と31階の「スカイクルーザー」で飲みますが、
この真上でマリックさんが出演していたんだなあと思うと感慨深いですねえ。
この数ヶ月、ビジネス上で色々な人に会い、多くの人を紹介されたりしまし
たが、ほとんどがマスクをつけたシチュエーションだったので、顔を覚えら
れないという弊害…次に会っても認識できる自信はありません。
目つきと声で人物を把握していくしかないですね。(余談ですが、マスクを
している女性は、若干美しく見えてしまいます…あ、あくまでも私見ですよ)
東京、大阪、名古屋、福岡のいずれの都市に行っても、話題の中心はやはり
新型コロナの現在の影響と今後についてですね。
最近見聞したエピソードも数々あります…
多くの医療機関が赤字転落して、医師の解雇も始まっているようです。
週刊ダイヤモンドによりますと、危機管理のためか医師の1割が副収入を
得ているとのことで、その内実は…株式は除いて、「不動産経営」「会社経営」
「執筆業」「コンサルタント」「顧問収入」「芸能」「ユーチューバー」…
とまあ私にも当てはまる項目もいくつかありますが、芸能って趣味ではなく
収入になっているのならどんな内容なんでしょうね。
私の場合は特殊で主と副が真逆だったわけですが、医師ライセンスを持って
いるばっかりに長年趣味でマジックをやっていると誤解されたり、意図的に
アマチュア扱いしようとする嫌がらせを実績でねじ伏せようとした人生なの
ですが、予想だにしなかったコロナの副産物とでも言えるのか、現在はもう
そんな無駄からも解放されつつあるので清々しています。
他にも、ご存知と思いますが、シルクドゥソレイユが破産申請…中国企業の
支援を受けるようですが、くれぐれも中国雑技団に変貌しないことを願います。
先日、新宿の歌舞伎町に近い有名時計店を訪れて話を伺ったところ、現金を
握りしめて高級腕時計を買いに来ていたホスト達が、すっかり蒸発してしま
ったんだとか。
某芸人がウーバーイーツを頼んだら、配達人が知り合いの芸人だったとか。
10万円の特別給付金が振り込まれた某マジシャンが通帳を見て一言呟いた
そうです…自分史上最高ギャラ!
前回も書きましたが、日本の役所の効率の悪さには閉口します。
そもそもオンライン申請自体が名ばかりで、自治体職員は申請内容を紙に
打ち出し、手作業で住民基本台帳と照らし合わせて、間違いや記入漏れが
ないかという確認作業に追われているわけですから、もうアナログそのもの
ですよ…自動販売機の中にわざわざ人間が入って商品のやり取りをしている
ようなものです。
こんな状態で第2波第3波が来たらどうなるのでしょうね…最近は東京を中心
に如実に感染者が増えてますし。
でも次は給付金の遅れというのは杞憂に終わるはずです…なぜなら自治体や
国にはもう現金を配る余裕はないと思うからです。
時代は「最善の時か最悪の時か、希望の春か絶望の冬か」…ディケンズの長編
「二都物語」の書き出しですが、アフターコロナの日本はどんな時代に入って
いくのでしょうか。
大きく変わるにしても、これまでの日常に戻るにしても今回のコロナ禍で学習
したことがあるはずです。
私以上の年代はギリギリ逃げ切れるかもしれないので、無責任なことは言えま
せんが、これからの時代、芸人に限らず(芸人なら特に)これ一本で食べていく
という強がりも否定はしませんが、複数の収入源という保険を持つことを、
表で堂々と談論風発するべきだと思います。
「ピンチはチャンス」と鼓舞する声もありますが、現実社会では間違いなく
「ピンチはピンチ」だし「チャンスはチャンス」なのです。
あ、それとくどいようですが、「カツラはカツラ」ですからね。
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