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2020年5月

新しい生活様式 (前半)

前半は軽く近況を…STAY HOME期間中、筋トレとウォーキングのおかげ
なのか、なんとか「コロナ太り」は回避できております。
久しぶりに緊急事態宣言解除後の福岡の街に買い物へ…あらゆるショップの
入り口に消毒液が置いてあるので、今日一日で何度手を消毒したことか…
あ、三越のロレックスのショップでは熱も測られましたね。

デパートが再開したおかげで、オーバーホールが終了したGRAFFの腕時計
をやっと受け取ることができました。
2か月半ぶりの再会でしたが、丁寧にメンテナンスされて、しっかりと磨き
あげられたホワイトゴールドのベゼルを改めて見ると、やはりゴージャスで
ハンサムな時計です。
ラバーバンドに付け替えて、この夏もヘビロテで活躍してもらいます。
またピンクゴールドの新作モデルを2本見せてもらいましたが、どちらも
独特の色気が漂う素敵な時計でした。
我に返って、帰還したGRAFFを左手首に装着したら、いくつかの馴染みの
ブティックに挨拶周り…いずれの店も私以外に客がいないという閑散とした
状況でしたが、担当の方々も元気そうでまずは一安心。
トム・フォードでは爽やかなターコイズブルーのデニムと白いレザーベルト
を購入して家電量販店へ…。

自粛中にすっかり早寝早起きの習慣がついてしまい、しっかりと3食摂る
ようになったことは、前々回のエントリーに書いた通りです。
朝にトーストを食べる機会も増えたので、その評判で以前から気になって
いたBALMUDAのトースターを購入…希望色が品切れだったので、来月中旬
まで待つことになりましたが、ごく普通のパンがとんでもなく美味しく焼き
あがるとのことなので、届くのが楽しみです。

最後に書店で本を7冊買い溜め後、牛タン定食を食べて帰宅…今までのごく
当たり前の生活様式がこんなに充実していたなんてと、改めて感じます。
ちなみに7冊の中で真っ先に読みたいのがこの本…
「僕たちは、なぜ腕時計に数千万を注ぎ込むのか?」 (幻冬舎)
エクストリームウォッチとして破竹の勢いのブランドのリシャール・ミル。
それを所有するオーナーは日本にまだ1000人いないそうですが、その中の
8人のオーナーのインタビュー本です。

たまに海外の中古マジック道具のオークションサイトをチェックしている
のですが、最近はコロナショックによる不景気は国境を跨ぐのを証明する
かのように、仕事が蒸発したであろう結構な有名どころのマジシャン達が
自分が使った道具を出品しています。
その中に高校時代に憧れたマジシャン(20年ほど前に鬼籍に入っています)
の伝説的な道具が出品されているのを発見…すぐに入札しましたが、残念
ながら落札はできませんでした。
まあこれも時の運だし、この混沌とした時期にこれで運を使い果たしても
なあと、自分を慰めた夜でした。

…後半に続く。

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本質は暴かれる

コロナ禍が私たちの生活様式に大きな影響を及ぼしています…当たり前の
ようにできていたことができないというのはストレスですよねえ。
私も不要不急の外出はできるだけ控えております。
親父の一周忌の法要も中止しました。
この時期にあちこちから親戚が集うのも危険ですからね。

また、ラスベガスのスターマジシャンであったシークフリード&ロイの
ロイ・ホーン氏の死去はショックでした。
私が24歳時の初見であるフロンティアホテルからミラージュホテルでの
引退まで約20年の間、何度も生のショーを堪能させてもらいました。
ご冥福をお祈りします。
ビデオライブラリーの中には、彼らのラスベガスデビュー当時から頂点に
至るまで(バリーズ→スターダスト→フロンティア→ツムライリュージョン
→ミラージュ)のほとんどの映像が保管されているので、時間を持て余し
がちな今月中に観直して想いを馳せようかなと…。

最近の国内外のニュースから感じたことがありました…それは、新型コロナ
はまさに真実を暴くウイルスだということ。
まずグローバルな視点からは、一体化して支え合うであろうと思われたEU
が機能しないことを暴き、多数の死者を出したイタリアやスペインの無秩序
ぶりを暴き出しました。
そして中国が虚言の国であることも白日の下に暴き出しました。
また日本だけは公衆衛生的にも秩序があって安全という意識が間違っていた
ことを思い知らされました。
まあ、EUやWHOなどの機能不全が明白となったことで、世界はグローバル
化や多国間の枠組みから後退して、各国家がより自国ファーストというか
内向きになって自国民だけを守る方向に回帰していくでしょうね。

国内に目を向けると、有名人が自宅での過ごし方をSNSにアップしまくって
辟易するし、休業要請に対する補償金や10万円給付の話題ばっかり…。
飲食店の家賃とか個別の事情はそれはそれで大変なのでしょうが、感染の
危険性を顧みずに最前線でコロナと闘っている医療現場に最優先で予算を
回すべきでしょう。
パチンコ屋に並ぶ人達を見ると自分ファーストというよりも、依存症って
怖いなあと思いつつ…自己責任と嘯きながら身勝手な行動で感染した結果、
医療従事者の貴重なマンパワーが削られることが納得できないのですよ。

コロナ禍の影響を受けていない業界は無いと思いますが、マジシャンを含
めたエンタメ界は壊滅に近い状況です。
緊急事態が解除されたところで、マジックを楽しむ環境やマインドがコロナ
前に戻るわけがないことは、どんなに感覚が鈍い人でも理解できるでしょう。
これから先はマスクを着用している客が散在しているのは当たり前の光景に
なるであろうし、誰が触ったかわからないカードを触るのを嫌がる客も出て
くるかもしれないし、薄汚れたスポンジボールを握らされるなんて罰ゲーム
に等しいし…クロースアップマジックは濃厚接触のオンパレードですからね。

しかしまあ、このような状況下でこそ人間の本質というのも暴かれるもので
…以前あるベテランマジシャンが、芸人たるもの「末路哀れは覚悟の前」と
ブログで啖呵を切っていたのを思い出したので、久しぶりに覗いてみると、
コロナで死活問題だとかなり焦っているご様子。
泰然自若として老後と向き合うと思いきや…彼にとっての覚悟って何?
他にも自称大御所マジシャンなら余裕でデンと構えているんだろうと思って
いたら、仕事が消えた愚痴や政府批判を延々と繰り返しながら右往左往の
ご様子…平常時に戻ったとしても、器のサイズがバレた以上、もう大物然と
振舞っても虚しいだけかなと。
わかっていたことですが改めてコロナ禍で暴かれたのは、マジシャンという
職業の不安定さ…平和で景気の良い社会情勢の中でしか生活が成り立たない
砂上の楼閣なのかもしれません。

さて、アフターコロナはどんな世の中になっているのでしょうか…みんなが
不安であることは論を俟ちません。
その不安の渦に巻き込まれて焦った挙句に、怪しげな商売に手を染める人も
出てきます。
追い詰められた時、誰がどんな動きを見せるのか…この状況は各人の真価を
問うまさに「リトマス試験紙」のような気がします。

コロナ禍で私たちは大きな傷を負いましたが、人体と同じようにこの社会
にも自然治癒力があるはずで、緊急事態解除後は、後遺症は残りながらも
ある程度満足できる生活は戻ってくると信じています。

あえて陳腐な言い方をすれば…明けない夜はないし、バレないカツラはない
のです!


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