閑散…
先日、後輩と一緒に世界の腕時計展に赴きましたが、コロナショックの
せいか、例年とは打って変わって閑散としていました…まあ、あいにくの
雨模様なのと、消費税アップ後初めての開催というのも理由でしょう。
そもそもデパート自体の客足が減った上に、店員も客もマスク着用のまま
だと、特に高額品を買おうとするマインドは冷え込みますよね。
でも客が少ない分、ハイエンドのブランドショップはいつにも増して親切
にもてなしてくれますよ。
嬉しいことに一月末、ついにトムフォードが福岡に出店したものの、時期
が悪いのか、やはり閑散…幸か不幸かゆっくり試着もできたので、素敵な
ジャケットとセカンドバックを購入。(ちょっとは経済回したかな)
しかし最近のニュースによると、イタリア全土で移動制限が発令されたり、
アルマーニやプラダの本拠地であるミラノが封鎖されるとなると、今後は
様々な商品の入荷も停滞するかもしれませんね。
そうなるとそれに反比例するようにコピー商品の流入が危惧されるところ
です。
ブランド品もマジックの道具やイリュージョンもそうですが…
「安いモノ(コピー)は他人に話せないワケがあって、高いモノ(本物)には
語り継ぐべきストーリーがあるのですよ」
週に一回は飛行機に乗りますが、空港はガラガラ機内はスカスカです。
(隣に誰もいないフライトは快適ですが、空気を運んでいるようなものです)
JALもANAもフライト数を減らし始めたので、すでに予約済みのフライト
が変更になるか注意しとかなければならないのがホント面倒。
銀座や新地もそうですが、中洲も閑散としているようで、毎日お店からの
営業メールが絶えることがありません。
同伴にでも出れば、食事をするレストランやクラブはもちろんアフターで
顔を出すバーまで、いつも以上に感謝してもらえますが、肌で感じるのは
今回のコロナショックは過去の不景気とは質が違うなということ。
これはマジシャンの営業が消えたりイベントが中止になるのも宜なるかな。
(ラスベガスのカジノやショーですら中止ですよ!)
次々に消えていくスケジュールに業を煮やして現状を直視出来ず、あんなの
ただの風邪なのにイベントの中止などけしからんという暴論も散見します
が、専門家でもないただの門外漢が何のエビデンスも示さずに叫び続ける
とすれば、無責任のそしりは免れませんな。
常に最悪の状況を考えて準備や行動をしてしまう癖が付いている心配性の
私の直感では、5月以降のショーどころか今年いっぱいはダメだなと覚悟
しています。
以前にも書きましたが…
バブルはいつか弾けるからバブル。
ブームはいつか去るからブーム。
レギュラー出演はいつかなくなるからレギュラーなのです。
臆病であることは大切です。
木陰のカサッという音で危機を察知し、脱兎のごとく駆け出す鹿はきっと
長生き出来ます。
能天気に草を食べ続ける鹿は、天敵に襲われるか猟銃で撃ち殺されるのです。
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