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2018年9月

消えゆくもの

先日、某ブランドショップの財布売り場での話ですが…世界の一流ブランド
が、これだけの種類の財布を製作して輸出しているのは日本だけになりつつ
あるとか。
なぜなのか…それは世界でも日本人が断トツの現金主義だから。(そういえば
どのブランドの財布も日本の紙幣にピッタリサイズで作られていますからね)

北欧を中心に世界で進むキャッシュレス…なんとデンマークでは2016年末
をもって、中央銀行がコインと紙幣を作るのをやめたそうです。
スウェーデンでは現金を出すと、一発で観光客だとバレるのだとか…。

韓国を筆頭にアジアにもその波は及んでおり、電子マネーが急速に普及して
いる中国人にとっては、日本の観光地で電子マネーを使える店が少ないのが
不満になっているようです。
裏を返せば、ニセ札が横行して自国通貨を信用していない中国人が電子マネー
に流れるのは自明の理であるし、自国通貨を信頼する日本人はタンス預金に
勤しむ…実に対照的ですね。
それと現金には匿名性がある一方、電子決済だと誰かにトレースされてしまう
リスクがあるわけで、タンス預金が好きな日本人の気質としては、その辺り
にも電子マネーに対する抵抗感があるのでしょうね。
いずれにせよ、現金を必要としないグローバル社会がそこまで来ているのは
論を俟ちません。
現金主義の日本も、この流れには抗えないでしょう。

そこで私が危惧しているのが、近未来、キャッシュレスの世の中になったら、
コインや紙幣のマジック、ワレットを使ったマジック等が消えゆくのではない
かということ。
もしもこの世から現物の通貨がなくなれば、紙幣のtorn&restoreや紙幣プロ
ダクション、マイザーズドリーム、さらには数々の名作コインマジックやワレッ
トのマジックが消えゆくわけで、マジシャンにとっては相当な痛手でしょうが、
これらの現象が見れなくなる観客にとっても不幸なこと。
まあ心配性な私の杞憂で終わるでしょうが…。

そういえば1996年でしたか、オーストラリアのメルボルンのコンベンション
に参加した際、現地の紙幣がプラスチック製であることを知って、これは
torn&restoreが演じづらいだろうなと思った記憶があります。(破れないので
ハサミで切るしかありませんからね)
今でもプラスチック製なのかなあ。

次回に続く…。

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真夏のレビュー

今年の4月、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、福島県白河市の田舎に
客が殺到するというラーメン店「とら食堂」が紹介されていました。
確かに美味しそうな醤油ラーメンでしたが、マニアじゃあるまいし、ラーメンの
ためにわざわざ福島県まで行くこともないだろうと思っていたところ、番組の
終盤に福岡分店がオープンするとの情報が…なんでも一風堂の社長がその味に
惚れ込んで、分店のプロデュースを手掛けたのだとか。
場所を確認すると、なんと我が家の近くではありませんか。(車で5分程度)
早速食べてみましたが、これは美味い!(特に塩ラーメンが絶品)
日常それほどラーメンを食べる方ではなかったのですが、この夏は週一で通う
ほどハマっています。

先日のテレビ東京「カンブリア宮殿」で紹介された、浅野撚糸の魔法のタオル
「エアーかおる」…かなり気になったので、幅がバスタオルの半分のサイズの
エニータイムを購入。
抜群の吸収性で、小さめなのに一枚で髪から全身まで拭けるのでびっくり。
洗濯物の全体量も減るし、干す場所をとらないし(ハンガーに干せます)、乾き
も早いし、もう手放せない感じです。
フェイスタオルも含めて総入れ替えしようと思いましたが、絶賛品切れ中です。

話題の映画「カメラを止めるな!」を鑑賞。
制作費300万円のインディーズ映画ですが、8月から拡大公開されるや連日
満員が続いているようです。
冒頭37分間のワンショットが凄いとの前評判通り、確かに凄いのですが、この
映画の肝は「伏線と回収」にあるのでしょう。
全ての動きに意味があり、これがあの伏線だったのかと分かった時の納得感。
「必然性がない」ものには価値を感じないけど、「納得感」に払う料金の価値は
十分にあります。
ただ、原案のパクリ疑惑が発覚したことは評判に水を差すようで残念ですね。

この夏に読んだ本の中から一冊だけ紹介します。
「フリーランス、40歳の壁」 (竹熊健太郎 著 ダイヤモンド社)
フリーライターである著者が、「自由業者は、どうして40歳から仕事が減る
のか?」という疑問に自身の体験を基にその答えを書き下ろした本です。
序章には、「まずは、あなたが自由業に憧れた理由をよく思い出してください。
それが時間にも人間関係にも縛られず、好きなことができるからというもので
あったなら、一度、自分が発達障害ではないかと専門医に診察してもらうことを
真面目にお勧めします」と記されています。
また、「作家の才能とプロの才能は別物」という著者自身のプロアマ論も開陳
しています。(マジックの才能とプロの才能は別物…と置き換えて読みました)
さらに第4章には、「50歳の壁はもっと高い」という恐ろしいタイトルも…。
著者と私は2歳差なので、共感できることは多かったですねえ。
将来に少しでも不安を感じる20〜30代の若いマジシャンは読んでおいても損
はないのかなと。
将来の不安など考えないイケイケの人や「末路哀れは覚悟の前」がポリシーだと
する年長者は全く読む必要はありません。

ところで今年は不幸にも台風や大雨の当たり年…旅行の計画などの変更を余儀
なくされた方も多いのではないでしょうか?
私も悪天候の影響でオイシイ仕事が飛びました。(イベントそのものが中止に
なったり、飛行機が欠航になったり)
それで開き直ったわけではありませんが、8月は遊び過ぎました。(海のレジ
ャーで焼けるような遊びではなく、夜のネオン焼けの方です、はい)
お盆も連日連夜の飲み会と夜中のエアコンの影響もあってか、お盆明けから
喉はガラガラ鼻はズルズルの状態が半月以上も続いています。
若い頃と比べて回復が遅いですねえ…改めて50歳の壁は高いと感じます。
9月からは健康に留意して真面目に働こうと、クラブ活動の最中に決意した
真夏の夜でした。

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