さらば 2017年
慌ただしい年末、多分2017年最後のエントリーになると思うので、今年を
さらっと振り返りました。
今年は2月に17歳の愛猫が旅立って寂しい想いをしていたところに、2匹
の仔猫を保護したことで急に賑やかになりました。
仔猫達も2匹の先住猫や大型鳥の存在にも慣れて、怖がらなくなりました。
ただ、やはりあの金切り声は苦手らしく、鳥が鳴き始めるとすぐに二階へ
避難しますけどね。
以前にも書きましたが、猫が4匹になると猫の砂の消費量が増えて、いつも
アマゾンでポチッと注文しています。
しかしまあ、こんなに頻繁にアマゾンを利用することになろうとは…猫の砂
やペットフードはもちろん、酒類や生活用品の多くを届けてもらっていると、
宅配便のおじさんが最も頻繁に顔を合わせる親友のような気がしてきました。
アマゾンに限らず、通販利用者をちょっと悩ませているのがダンボールゴミ
問題…小さな品物が無駄に大きなダンボールで届くこともよくありますよね。
このダンボール…私はカッターで適度な広さに切って、鳥達のケージの敷き
紙として利用しています。
以前は古新聞を分厚く敷いていたために、すぐに古新聞が枯渇して知人から
譲ってもらうこともしばしばだったのですが、この再利用によって、敷き紙
不足も解消して、一石二鳥といった感じです。
ところで、利用者にとっては便利なアマゾンですが、アメリカではアマゾン
が参入する業界で、既存の企業が苦境に追い込まれる「アマゾンエフェクト」
が広がっています。
ある意味、深刻な副作用ですよね。
今年6月、米アマゾンが生鮮小売の大手マーケットの買収を発表した途端、
世界中の生鮮食品を扱う小売株が一斉に売られたほどでした。
アマゾンに買収を助言したゴールドマン・サックスの投資部門責任者である
グレッグ・レムカウ氏の小話が実に的を得ています…「アマゾンが入ってきたら
すぐ逃げろ。そのビジネスは崩壊する」…オチはこう続いて…「だけどアマゾン
が狙わないなら逃げ出した方がいい。そのビジネスは儲からないに違いない
からだ」
腕時計に関しては今年の5月、フランク・ミュラー氏が来日してのブランド
創立25周年パーティーにおいて、ダブルミステリーブルーダイヤルをゲット
して満足しています。この夏はヘビロテでした。
夜のクラブ活動は若干減ったものの、今年はとにかく服を買い過ぎました…
反省。
マジックに関して振り返ると、今年は福岡はもちろん大阪、名古屋、東京で
多くの若手マジシャンと知り合い、食事や酒席を共にしました。
みんな若くしてプロの道を選択しただけあって、熱心でグイグイ来ますね。
福岡まで合宿に来たり(来年1月末にも2人)、大阪のホテルのショーには
4人の若手が見学に来ました。
見学の後も朝までコースで付き合えるというのは、よほど耐性があるのか、
怖いもの見たさのモノ好きなのか…。
また、ひょんなことから20年ぶりにある後輩と再会しましたが…相変わらず
だなあ、人間の本質って変わらないんだなあと残念な再確認でしかなかった
夜もありましたねぇ。
福岡でマリック氏、大阪ではジョニー広瀬氏&プロフェッサー・サコー氏の
3大レジェンドとも食事の機会がありましたが、一回り先輩との会話の方が
二回り後輩との会話よりもしっくりくるのは、憧れてきただけに選択的に
見てきたものや経験したものが、より先輩方に近いから当然なのかもしれ
ないけれど、しっくりくる同世代が少ないのはなぜ?…これ、よく考えれば
その時代におけるインプットした情報はほぼ同じでも、消化して血肉とした
ものをどうアウトプットするかを方向づける価値観が違っていれば、世代
とは関係なくしっくりこないのも当然なんですね。
もちろん各々の人生の満足度次第なので、その価値観に優劣がないのもまた
当然です。
あとは今年は初めてレクチャーを開催したり、本拠地の福岡でマリック氏と
共演したり、ギックリ腰防止のためのコルセットを装着して5年あるいは
8年ぶりのイリュージョンを演じたり…一言で表現すると「温故知新」の
1年でした。
ああ、髪が燃えるハプニングもありましたね。
先日は、自宅にマジシャン仲間が集っての忘年会も開催しました。
有難いことに来年の随分先まで出演オファーが入っていますが、人生設計の
進行表通りに締めくくりの準備を始めるために、来年からは生活パターンが
大きく変化する(マジック以外の多くにも時間とエネルギーを傾注する)予定
ですので、このコーナーの更新も滞るかもしれません。
しかしできるだけ時間を捻出して史実や情報を伝え、熱心な若手のために
合宿を含めた必要なサポート・知見の継承は続けるつもりですので、来年も
宜しくお願いします。
最後に、今年一番心に響いた元外交官・宮家邦彦氏の発言を…
「明けない夜はないし、バレないカツラはないし、越えない一線はないのです」
それでは良いお年を。
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