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2016年11月

リフォーム開始

9年ぶりの自宅の大規模リフォームが始まりました。
当初は外壁塗り替えのみの予定でしたが、こんな時はせっかくリフォーム
するのだからと欲が出るもので、案の定追加工事が続々…。
エクステリアでは古くなったカーポート、門扉、表札、郵便受けの交換や
ブロック塀にフェンスの設置、インテリアでは猫の爪研ぎのおかげでボロ
ボロになって久しい寝室のクロスと2年でデザインに飽きてしまったトイレ
のクロス張り替え、さらにはすべての部屋のカーテンを総取っ替え等で少し
予算オーバー。

またこの機会に不要な物や家具を断捨離したりマジック道具の整理をした
ところ、予想以上に片付きましたよ。(もう年末の大掃除は必要無し)
自宅敷地内にはマジック道具用に大中小と三つの物置があったのですが、
整理をしたら大物置と自宅内収納スペースに全てが納まったので、中と小
の物置を処分して玄関周囲もスッキリ。
数年前まで大型のレンタルコンテナ倉庫を利用して多くのイリュージョン
を保管していたことを思うと隔世の感がありますなあ。
加齢や時代の趨勢、ビジネスモデルの転換に伴い道具も随分とダイエット
したものの、もっと減らしたいのが本音です。

ところで塗り替える外壁の色ですが、マイブームであるネイビーの見本色
を使って業者さんにシミュレーションしてもらったところ、派手過ぎたよ
うで、特別にダークブルーを調合してもらうことになりました。(月末に
納車予定の新車とほぼ同色のセットアップ)
もうすでに家全体が足場や養生シートに覆われ、薄暗くて少々不便な生活
を強いられていますが、完成が楽しみです。

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読書の秋

早いものでもう11月…晩夏〜初秋にかけて読んだ本をつらつらと…

・ 「言ってはいけない 残酷すぎる真実」 橘玲 著 (新潮社)

すでにベストセラーとなっていますが、その内容がいかに刺激的なのかは
「まえがき」のこの一文が全てを物語っています…「最初に断っておくが、
これは不愉快な本だ。だから気分よく一日を終わりたいひとは読むのをや
めたほうがいい」
いかにも挑発的な書き出しですが、決してハッタリではありません。
「努力は遺伝に勝てないのか」、「馬鹿や精神病や犯罪は遺伝するのか」、
「美人とブスの経済格差は」、「人種によるIQ差は」…それこそ「努力すれ
ば夢は叶う」とか「人間は皆平等」と照れもなく説くことができる理想主義
者が読めば、頭が沸騰するような内容でしょう。
脳科学や進化論の最前線から豊富なエビデンスを示しながら、聞こえの良
い世間の良識にかなり大胆に切り込んでいます。
実は誰もが心の奥底で感じていた普遍性のある知見に光を当てたのですか
ら、たとえ不愉快でもタブーに触れることで良い未来を実現する一歩にな
ればそれでいいのではないでしょうか。
個人的には「あとがき」のこの一文が響きました…「不愉快なものにこそ
語るべき価値があると考えている。きれいごとをいうひとは、いくらでも
いるのだから」…だからマジック界ではSpeakersが評判になっている
のかも。

・ 「ウソはバレる」 サイモンソン E. ローゼン 著 (ダイヤモンド社)

原題の邦訳は「絶対価値」、対局の概念は「相対価値」ですが、そう難しく
解釈せずにざっくり言えば、昔はメーカーやブランド側にあった購買の主
導権が、現在ではネット等のツールを利用する消費者側に移っているとい
うもの。
これまでの消費者は、購入時の不確実性を小さくしたり不安感を払拭する
ためにメーカーのネームバリューやブランド力をあてにしてきました。
ところが最近はレビューサイトで口コミの情報が溢れかえり、その情報を
元に選ぶ消費者が増えていますよね。
そうなると老舗ブランドは歴史にあぐらをかいた殿様商売はできなくなり、
無名ブランドにとっては大きなチャンスがある時代になったということ。
つまり今後の企業は、最新テクノロジーに目を向けて消費者の動向を緻密
に追いながら迅速に軌道修正できるかが肝となるのでしょう。
ただ個人的にはこれらの考え方は電化製品を始めとする「日用品」にあて
はまることで、宝飾品や腕時計、外車等のどちらかと言うと「嗜好品」に
近いものには関係ないことなのかなとも感じました。
そのうちマジシャンのレビューサイトが作られて星の数で比較される時代
が来るかも…プロフィールの「ウソはバレる」よね。

・ 「総理」  山口敬之 著  (幻冬舎)

本書はTBSの政治記者として最も近くで16年も安倍晋三総理を見つめ続
けた著者による、安倍氏と彼を取り巻く人間模様を緻密な描写で書き下ろ
したものです。
2007年の電撃辞任、総理の座を投げ出した敗残者との酷評からの復活、
再出馬の決断、消費税をめぐる攻防、そして現在進行形で予断を許さぬ
外交問題…まさに一国の宰相とはいかにあるべきかを考えさせられるし、
政治のダイナミズムを感じさせてくれる著者渾身の一冊です。
私が政治関連の本を好んで読む傾向があるからでしょうか、面白さでは
今年読んだ本のベスト1ですな。
政治関連と言えば今年の大ベストセラー、石原慎太郎氏が田中角栄の
生き様を一人称で書いた「天才」(幻冬舎)も面白かったですね。
それと「YKK秘録」 山崎拓 著(講談社)もオススメです…なぜ小泉は
首相になれたのか? なぜ加藤は時局を見誤ったのか?…等、権力闘争の
実態を実名で生々しく書き下ろしています。
そして本書のまさに「加藤の乱」の真相の章を読んでいる最中に、その
加藤紘一氏の訃報のニュースが飛び込んで来て驚きました。
ご冥福をお祈りします。

・「税務署は3年泳がせる」  飯田真弓 著  (日本経済新聞出版社)

私が何年泳がされたのかは不明ですが、優秀な顧問税理士に任せて完璧
かつ真面目に申告していたのに、この9月、ちょっとコワ〜イ目に遭って
しまいましたよ。(10年ぶりかなあ)
本書は元国税調査官の著者が税務署と税務調査の実態を赤裸々に書き綴っ
たものです。
まあ様々なエピソードから構成されていますが、各話の最後にまとめとし
ての「川柳」が書き添えられていますので、そのいくつかを紹介します。
それだけでも税務調査のツボが思い描けるはずです。

・ マイナンバー 田舎の口座も 把握済み
・ 還付金 源泉以上は 戻らない
・ プチ整形 医療費控除は できません
・ FX 儲かったなら 申告を
・ 経営を 続けていくなら 青色で
・ 抜いた金 ここ掘れワンワン 土の中
・ 消費税 1,000万が 分かれ道
・ 税務署は あなたのブログも 覗いてる

ありゃあ、覗かれてたのねぇ〜!

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