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2016年6月

梅雨時の諸々

(映画の話)
Jホラーが誇る2大最恐スターの激突…映画「貞子vs伽椰子」を鑑賞。
単体でシリーズ化されるほどのメジャーキャラクター同士の対決や
共演というのがトレンドなのでしょうね。
過去には「フレディvsジェイソン」や「エイリアンvsプレデター」で
少しがっかりしたこともあって、あまり期待せずに観ていたのですが
意外に楽しめたので料金の価値は充分に有り。
もちろん突っ込み所も多々あるのですが、各々の「恐怖の世界観」を
互角に肉付けすることによって、ラストの激突に期待させる手法はお
見事。(格闘技番組と同様、対決シーン以前のくだりは全て煽り映像
だと思っていいでしょう)
果たして勝負の行方は…この映画、ネタバレして観たら絶対に面白く
ないので、オチが耳に入る前に急いで観に行きましょう。
 
(腕時計の話)
リシャール・ミルRM023がオーバーホールから帰還。
かなり小傷が目立っていたゴールドケースも、ポリッシュ仕上げで
ここまでピカピカになるのかと感動しました。
その感動もつかの間、ドゥグリソゴノFG1がオーバーホールに出向で
暫くのお別れ…この時計、比較的着ける機会は少ないのですが「誰と
も被らない」をテーマに探して出会っただけに、パーティー出演で、
いざ黒タキシードとセットアップした時には、もの凄い存在感と色気
を発揮する時計なのです。
従って、この時計の出動回数が増えるということは、自分にとっては
景気が良いというバロメーターなわけで、完璧な状態で戻って来るの
を期待しています。
 
 
(マジックの話)
以前の考察で私物とマジック道具の区別について書きましたが、私の
要望を正確に理解してくれる皮革職人と知り合えたおかげで、理想的
なワレット類が製作出来そうです。
まずはル・ポールワレットからスタート、二日かけて牛革の色合い
やデザインについてミーティングをしました。
しかし多忙な職人さんなので、完成までに二ヶ月を要するとのこと…
他にもヒンバーワレット等製作してもらいたいものが4〜5種類ある
ので、全て完成するのは一年以上かかることになりそうですが、楽し
みが一年以上続くと思えばそれもまた良しですね。
それと、ダブルX用のペンも最高の物が完成間近なので楽しみです。
私自身ありとあらゆる工具を所有し、イリュージョンの修理や改造、
衣装の内側のホルダーやバードマジックのギミックを製作してきまし
たが、観客の眼前で私物として見せるワレットやペンに限っては、
餅は餅屋に任せた方が賢明ですね。
 
 

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それぞれの王道

この4月、福岡の東急ハンズにテンヨーマジックショップがオープン。
大阪より赴任されたディーラー冨吉宏氏からMagic Goを通してご挨拶
をしたいとのコンタクトがあり、先日食事会を開催しました。
盛り上がったせいか、つい深夜まで中洲に付き合わせてしまいました。
さすが、あの伝説の名ディーラー清水一正氏の教え子だけあって、王道
ディーラーとしてのテクニックや立ち振る舞いの好感度も高いですね。
 
近畿大学奇術クラブ出身で、ステージの分野もかなりのマニアである
ことが判明。(大学時代の資料映像で、私が20代の頃のダブアクトも
観たことがあるとのことでした)
ちなみに最もリスペクトしているマジシャンは、あのジョニー・ハート
だそうです…王道だなあ。
知人がいない土地に突然赴任することになり、馴れるまでは大変だと思
ます…皆さんも応援のほど宜しくお願いします。
 
 
後輩マジシャン内田貴光氏が福岡へ…豪華客船にっぽん丸小笠原クルー
ズからの帰途、博多港へ一時寄港、老舗ロシア料理店でのランチの後は
私の自宅でマジック談義でした。
ラスベガスで出会った時19歳だった彼も40代…恵まれた容姿と卓越し
たテクニックで学生時代に国際的なコンテストで賞を総ナメ、プロ転向
後も温泉場の匂いや一部のホストのようなお水系マジシャンが醸し出す
やさぐれ感など微塵もないし、貴公子の称号に相応しい王道を歩んでき
たといっても過言ではないでしょう。
それこそクロースアップからイリュージョンまで(凡庸な表現ですが)
またメディア出演もそつなくこなして、豪華客船を主戦場とするなど、
酒席の現場にしがみつくしかないと諦め気味の若手マジシャンにとって
は、雛形となる生き方をしている一人でしょうね。
 
良い意味で熟成してきたとも言えますが、不惑の40代…私の場合もそう
でしたが、将来を見据えてどのように歳を重ねていけばいいのか、他人
には吐露できない不安や悩みを抱える世代です。(本人にも話しました
が、貴公子の称号に違和感が出て来る今後が正念場でしょうね)
とにかく、今後もブレずにスポットライトを浴び続けて、後輩達の道標
となってほしいものです。
 
 
九州某所で、プロフェッサー・サコー氏のショーを堪能…デビュー当時
のハードボイルドな手順をベースとしながら、近年はコミカルな演出に
変貌を遂げてはいるものの、やはり王道中の王道アクトはいいですね。
 
次々と新しいネタに手を出して、時代の最先端でございって顔で生きて
いくのも確かに一つの道だとは思うものの、若き頃に後世にまで語り継
がれる代表的アクトを完成させて、繰り返し演じてきた歴史があるから
こそ滲み出るもの…上手く表現できませんが、「今まで世界中の観客が
このファイヤーアクトを生で観て感動し、スタンディングオベーション
をしてきたのだなあ」といった感慨を改めて認識しました。
もちろん、憧れ続けながらも敵わなかったという個人的な感情やノスタ
ルジー、あるいはコンプレックスやジェラシーが複雑に絡み合っていた
のでしょうね。
 
火や動物、紙吹雪もNGとするステージが増えつつある堅苦しい現代に
おいて、氏も貴重な絶滅危惧種になりかねない「時代に抗うレジェンド
マジシャン」であることは間違いありません。
氏をリスペクトする後輩の一人として、そのアクトと同時に感心したり
爆笑必至の波瀾万丈なエピソードも記憶に留めていこうと思います。
 

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