かっこ悪い
あれについてどう思う?…と結構質問されたので、書きましょう。
先日話題になったフランク・ミュラーのパクリ腕時計「フランク三浦」
問題…超一流ブランドの本家がこの程度のパクリにそんなに目くじら
を立てなくてもという意見もあるようですが、事の善悪は横に置いて、
何がかっこ悪いって、パクった側が商法登録するってことはですよ…
「俺はパクったけど、俺のをパクることは許さん!」と主張している
のと同義。
ホント、シャレ時計のくせにシャレにならんことするなってことです。
昨年プレゼントで頂きましたが、笑ってもらうのが目的の時計が笑え
ないことをするとなると、着ける意味は全くなくなりますな。
今回の案件が頭をよぎるだけで、話題がそっちに飛んで面倒くさいし。
まあ、そもそも本物を持っていないのにパロディ時計だけでウケを狙
うとすれば、その動機だけでも充分にセコくてかっこ悪いのですが…。
ついでに、マジック界にもかっこ悪い(どちらかと言えばこの業界は
セコい要素の方が強い)話は色々とあるもので…。
海外のオリジナル商品を、タイトルとデザインを少し変更して、さも
自社商品のように見せかけたり(昨年のエントリーで指摘したゼブラ
シルクはその一例)、最近の中国・韓国は、質を落として見かけだけ
を完コピして、解説のDVDだけ本物から複製したものを添付するなど、
時代と共に手法も狡猾で悪質化しているようです。(お金を頂く立場
であるプロマジシャンが、コピーイリュージョンと知りながら購入し
たり、営業が少ないからなのか生活のために自らコピー商品の製作・
販売を手掛けてアマチュアに売りつけるなど、かっこ悪さ、いやセコ
さ全開ですな)
以前読んだ本によると、同じコピーという行為にも中国人と韓国人の
間には、お国柄の違いがあるんだとか…中国人はコピーであることを
さほど隠そうとせず、いかに忠実に再現しているかを自慢し、本物を
買うよりは絶対に得だとセールスすることもあるが、韓国人は明らか
なコピーだとバレていても、徹頭徹尾これは本物だと主張して売りつ
けようとする傾向があるとのこと。
これ、中国人はコピーすることに対するハードルが低いというのか、
知的所有権を理解する神経回路や受容体が欠如している点で、文化的
教育の後進国であることは周知されているし、テーマパークのあの歪
なパクリ着ぐるみに象徴されるように、多くの人は「毎度、しょうが
ねえなあ」という、諦めに近い感情を抱くのではないでしょうか。
一方の韓国人は、既に先進国として認識されてはいるものの、実は
コンプレックスに苛まれ、勝ち負けに拘り(だからコンテストが大好
きなのよね)、学歴や外見の見栄を最重要視(だから整形大国なのよ
ね)、我が民族は世界一優秀ニダとばかりにプライドが高いせいか、
史実も自国に都合よく捏造して、嘘がバレても絶対に謝らないという
風潮(他人には公開謝罪させたがるのよね)は、たかがコピー商品を
作ったという事実は同じでも、タチが悪くて可愛げがありませんよね。
ちなみに韓国の犯罪において、どこの国でも多い窃盗などの軽犯罪を
除けば、最も多いのは偽証罪ですと…納得!
あ、先月から自身の誕生日プレゼントとして新たなリング購入で悩ん
でいましたが、ブシュロンはちょっとケバ過ぎて今回は却下。
結果、ダミアーニメトロポリタンドリームのブラウンゴールドに決定。
ゴールド系の腕時計との相性も良く、ピンキーサイズにしたのでクロ
ースアップショーのパフォーマンスの支障にもならず、内側の加工が
滑らかなおかげで、ロープ&リングも演じ易いことと、なによりその
美しさに大満足なので、今度こそ紛失に注意しなければ…。
この春も多くの本を読破しましたが、忙し過ぎてレビューを書く暇も
なく、時間の経過と共に内容の記憶も曖昧になるため、つい最近読み
終わって面白かった本を一冊だけ紹介します。
この本、私と同じく読書魔の後輩マジシャン・北原禎人からプッシュ
されて購入したものです。
ニューカルマ 新庄 耕 著 (集英社)
所謂、健康食品や洗剤のネットワークビジネスにハマり、職場の同僚
や友人達、そして家族の信用までも失って堕ちていく若者の物語です。
親友を始めとする周囲の助けによって一度は立ち直るものの、再び新
たなネットワークビジネスに人生を絡みとられる恐ろしい様を、著者
独自の緻密な描写でぐいぐい引き込んで、一気に読ませるパワーには
驚きました。
皆さんの周囲にも一人はいませんでしたか?
どっぷりハマって誘って来る古い知り合い。
私の場合、過去三人いましたね。
「夢はありますか? それを叶えるために不労所得があったらいいと
思いませんか?」等、説明内容や説得の仕方が実によく似てるんです。
なにより、イッちゃってるのに澱んだ目は共通してて、友人を巻き込
んで上納金を徴収して、楽して生きて行こうという都合のいい夢を見
ている目でしたね。
ですから、顔も思い出せない程度の古い知り合いから久しぶりの連絡
があると、まずこの手のビジネスのお誘いか、タダ同然の出演依頼の
どちらかと思って間違いありませんね。
ネットワークビジネスで思い出しましたが、お金持ちのアマチュアに
媚びを売りながら群がるプロマジシャンが、一番かっこ悪いかも…。
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