アウトプットは重要
前回のエントリーで紹介した本「読んだら忘れない読書術」では、読んだ
内容を忘れないためには、記憶が新鮮なうちに3〜4回のアウトプットが
重要であることが書いてありました。
確かに、「気づき」や「学び」の記憶が新鮮なうちに、ブログに書いたり
友人に話したりすれば、自ずと脳内に深く刻まれますよね。
マジックの場合も、しっかり覚えたつもりでも、長期間アウトプット無し
では、ハンドリングはおろか、正確な現象すら思い出せないという経験を
したマジシャンも多いのでは。
特に、説明書を紛失して、現象のかけらすら思い出せないパケットカード
などでも、捨てるに捨てられない物もあるもので…。
マジックにおける最良のアウトプットとは、「繰り返し演じること」で、
それによって新たな発見も多々あるわけですよね。
そして、もう一つの最良のアウトプットは、「教えること」でしょう。
レクチャラーとして、頻繁に教える機会があるマジシャンは、教えながら
も新たな「気づき」や「学び」を経験した事が何度もあるはず。
私の場合、現在のビジネスモデルの中では限られた環境の下、特定の顧客
の前で、特定のマジックのみを演じることがほとんどなので、昔は得意な
出し物として常に演じていたマジックですら、記憶がおぼろげになって
いることに驚愕している昨今です。
それが理由というわけではありませんが、最近は定期的に希望する若手を
自宅に招いて、かろうじて覚えている昔のレパートリーを伝授する(もち
ろん判る範囲で考案者や歴史もしっかりと)機会を設けています。(私は
商業的レクチャーはしておりませんので、無料でね)
先日、10年振りにワンカードリンクをレクチャーして、セットの仕方も
正確に覚えていたので、ホッとしました。
あと、自分の記憶力とシンクロするかのように、20年近く前にVHSテープ
からDVDにダビングした映像のデータが消えてしまうというトラブルが
頻発したために、今のうちに昔の貴重なマジックの映像の数々を、バック
アップとして、信頼している若手にダビングする日々です。
さて、真夏になると、愛車のコーティングのメンテナンス…そろそろ買い
替えようかなと思いつつも、まるで新車のように蘇るので、もうしばらく
乗り続けるかもね。ホント、ピッカピカ!
メンテナンスをお願いしているイズミクリーンさんの事務所では、毎回
引き渡しの際にお互い時間に余裕があれば、少しだけマジックを披露して
います。
昨年は残念ながら時間がありませんでしたが、今年は突然のスプーン曲げ
のリクエストに応えたり、10年振りのワンカードリンクを演じてみました。
今回のアウトプットで、もう忘れることはないでしょう。
やっぱり、実践が一番!
イズミクリーンの社長さんのブログは…コチラ
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