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映画情報

公開中の映画「グランドイリュージョン」…実は劇場公開の一ヶ月前に
観ていたのですが、早々にレビューを書くとネタバレになるので、時間
をおいていたら、すっかり忘れていました。
 
それで今更感もあるので少しだけ書くと…6年前に「プレステージ」を
観た時にも感じたのは、映画でマジックを表現するのはつくづく難しい
なあということ。
世間的常識としてはマジック自体がフィクション、それを内包する映画
もフィクション(記録映画やドキュメントは別ですが)です。
つまりフィクションの中でフィクションが展開される上に、マジックを
少々齧っていると突っ込み所も気になったりで、リアリティーから次第
に遠ざかって感情移入しづらくなるというか…。(単に集中力が無いだ
けかもね)
 
無理な希望でしょうが、できればマジックの現象だけはCGを使わずに、
現実に(ガチで)起こして欲しいなあと…でも現実の映像だと信じられ
ないほど(頼むからCG使って!と感じるほど)陳腐になるだろうなあ。
今はテレビの世界でも、テレビの中でしか起こり得ない現象が辟易する
ほど跋扈しているのが現状であれば、映画ともなればあれだけのCGを使
うのも致し方ないことなのでしょうね。
あっ、フォローしておきますが、この映画そのものは、時間も短く感じ
るテンポの良さで、充分に楽しめると思いますよ。
 
マジックをテーマにした映画(正確にはテレビドラマ)で是非紹介した
いのが、「刑事コロンボ」の第36話「魔術師の幻想」です。
脱出マジックをアリバイに利用して殺人を犯した魔術師を、コロンボが
トリックを解明しながら追いつめていくという、コロンボシリーズの中
でも秀逸な作品です。
魔術師サンティーニ役のジャック・キャシディの燕尾服姿が実にカッコ
良く、本物のマジシャン以上にマジシャンとしてのオーラを感じさせる
いい味を醸し出しています。
結構練習したのか、フラッシュペーパーやカードキャッスル等を上手く
扱って様になっています。(確か演技指導はマーク・ウィルソンだった
かな…もちろんCGは使っていませんぞ)
「刑事コロンボ」は、現在毎週土曜日の午後にBSプレミアムで再放送中
ですよ。
 
それと、以前紹介した、私が幼少の頃に観てトラウマになった怖い映画
「眼には眼を」(1957年 アンドレ・カイヤット監督)が待望のDVD化!
(セル版はTSUTAYAオンデマンドサービスにて発売中)
気になっていた方は是非!

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