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2012年6月

ポジティブだったりネガティブだったり

ポジティブな内田貴光のライヴを観に神戸に行って来ました。
(少し早めに到着したので、神戸の有名時計店をふらりと散策。)
会場には初めて挨拶を交わす若手マジシャン達もちらほら。

ショーの内容はネタバレになるので詳細は書けませんが、今回のドラマジ
第3弾「Album」は過去2作と比べて最も完成度が高く楽しめました。
ドラマ仕立てであっても決して観客を置いてきぼりにする事無く、老若男女
に受け入れられる素敵なショーだったと思います。
彼の得意とするマニピュレーションを随所にちりばめつつ、イリュージョン
もストーリーに合わせて厳選された数点のみで、強く印象に残りました。
(イリュージョンを次から次に演じる知性のかけらもないショーも散見する
今日この頃だったので、ついそう感じてしまいました。)

オールマイティーなマジシャンというのは、一般的にはクロースアップから
イリュージョンまでをレパートリーとする場合に使われる表現だと思います
が、彼の場合は一般客からマニアまで、あるいは営業からコンベンション
までという真の意味でのオールマイティーなマジシャンとしての凄みも出て
来ました。
輝かしい経歴を引っさげて「マジック界の貴公子」としてデビューした彼も
38歳…今後、中堅〜ベテランとしてドラマジの次回作も含めてどんな変貌を
遂げて行くのか楽しみです。


ドラマ繋がりで(無理矢理ですが)久しぶりに新旧「白い巨塔」をまとめて
観ました。
前回観比べた時は、私が高校生の頃にリアルタイムで観ていた田宮二郎主演
の1978年度版により感動したのですが、今回は唐沢寿明主演の2003年度版
に軍配が上がりました。
硬派なドラマとして視聴率は常に20%を超え、最終回は32.1%を記録した
だけのことはあります。ぜひご覧下さい。
1978年度版を観て改めて気付きました…当時の医師の喫煙率って驚くべき
高さなのです。ドラマに登場するほとんどの医師が喫煙しています。
私が研修医の時代も医局内での喫煙は寛容的でしたが、今では多くの病院が
敷地内禁煙なのですから隔世の感があります。
いつの間にかシガレットマジックはネガティブな演目となってしまい、あれ
だけ演じていたのに封印されるのもむべなるかなって感じです。
ただ封印しても実際のショーには何の支障もないってことは、もともと必要
がなかったのか、私の芸が止めても惜しまれるほどのレベルに達していなか
ったことの証左なのかも。(きっと後者だ、うん。)


ここでちょっとネガティブなエピソードを。
先日、某ベテランマジシャンの次のような発言を耳にしました。「海外の
コンベンションで認められれば、ファーストクラスのチケットで招待される
こともある。そんなマジシャンになりたいと思わない?」…全く思わん!
これって「金持ちの客に奢りで飲みに連れて行ってもらえるマジシャンに
なりたいって思わない?」っていうのと同レベル。
自腹でファーストクラスに乗れるマジシャンか、チケットを贈るような人物
にはできればなりたいと思いませんか?

そういえば、一目で高いとわかる装飾品を身に着けていても自慢することなく
酒を奢ってくれた人を紳士だとベタ褒めするマジシャンもいましたが、大して
ブランド品に詳しくもないそのマジシャンにも一目で高いとわかる物を酒席で
着けているのは、これ見よがしのアイコン丸出しであることは間違いないし、
奢ってもらっただけで良い人と判断するのなら、そのマジシャンの価値観など
推して知るべしですな。
他人の金をあてにする価値観のままではマジシャンによくある「夢を見せま
す」というポリシーからは大きく逸脱している気がするし、そもそも夢を提供
する余裕なんてあるのかな。


ネガティブな話はさておき、最後はポジティブな話を。
仕事で福岡に来ていた盟友、バーマジック界のカリスマ・銀座ハーフムーンの
ヒデ氏が私の家を訪れて、しばし雑談。
そのキャラクターに合わせた巧みな演出に魅了されて、似合いもしないのに
真似るバーマジシャンも多く、全国に劣化版ハーフムーンも増殖中です。
自らの力とセンスで前進するポジティブな姿勢は、同世代として頼もしさすら
感じます。
彼との付き合いも20年以上になりますが、多くの人間関係の中には彼のように
一生に渡って切磋琢磨していきたい人間もいれば、シガレットマジックと同様
に関係を封印しても何の支障もない人間もいるものです。
実際にジャンクフードを避けてウォーキングをするだけで健康になれるのです
から、そもそも知り合う必要もなかったジャンクフードのような人間を断捨離
すると、本当に大切な人間がはっきりと見えて来ます。


あっ、微妙にネガティブになっちゃったので、ちょっとポジティブに切り替え
ます。先日マリック氏から直接頂いた新作「マリック・トックリ」…先週の
サロンマジックでのトリで使用したところ、予想以上に大ウケ!お薦めです!

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クルーズショーと芝居のご案内

まずは近況から…。

・ ウォーキングのせいか、体調は良好です。
・ 再生医療の大きなプロジェクトが立ち上がり、エネルギーを傾注して
  います。
・ リビングの照明をLEDに取り替えたら、その明るさに驚いています。
・ ダイソンのコードレス掃除機の使い勝手の良さに感動しています。
・ 今年になって飼い始めた猫(ロシアンブルー)のやんちゃぶりに辟易
  しています。
・ その後、腕時計は増えていません。クラブのボトル数も現状維持です。


さて、久しぶりにクルーズショーのご案内です。

ぱしふぃっくびいなす 
 夏の能登輪島・隠岐島クルーズ4日間 (平成24年7月6日〜9日)

自分の腕時計の名前に因んで「Dr.ZUMA ブルームーン ・ ナイトマジック」
と題して、全く内容が異なるステージショー2手順を演じる予定です。
クルーズショーでは毎回のことですが、自分はもちろん鳥達が船酔いしない
ことを祈るばかりです。

詳細はこちら

また7月10日には福岡市民会館において、日本古来の忍術(手妻)をテーマ
にした異色のエンターテイメント時代劇「飛び加藤」が上演されます。
興味のある方はぜひ。

詳細はこちら

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