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腕時計のPV

先日のニュースによると高級腕時計が前年比20%増の売れ行きとのこと。
最も売れているのは60〜100万円の価格帯で、この不景気な世の中でも
拘る物にはあえてお金をかけるという傾向が顕著になっているようです。
腕時計好きな私にとっては、機械式時計の魅力を理解されてハマる方が
増えるのは実に嬉しいことなのですが、ハマり過ぎてコレクターになると
散財癖がついて腕時計貧乏へとまっしぐらになる可能性があるので要注意
ですぞ。

かく言う私も自制できずに、今年になってから早くも2本購入してしまい
ました。(う〜ん、このペースはマズイ)
フランク・ミュラーの「シャイン」とピエール・クンツの「キュピドン」
なのですが、シャインは文字盤から針まで全てがブラックというレアもの
(着けたらマリック氏が一番似合う感じ)で、キュピドンは腕時計マニア
としても知られる放送作家・脚本家の小山薫堂氏も所有する美しい手巻き
時計です。
そう言えば10年以上前に小山氏、マリック氏と一緒に番組制作の取材を
兼ねてヨーロッパのマジックコンベンションに参加したことがあります。
(しかしこの先何回かのステージは、散財した穴埋めのために立つような
ものですな…とほほ、頑張ろっと。)

さて、地元の百貨店で開催された「世界の腕時計展」に行ってきました。
多くの来場客で賑わっており、かなり売れている様子でした。
一流の職人によって製作された高級機械式時計はまさに芸術的工芸品で
(対してクォーツ式時計は、マニアから見れば単なる時刻を表示する電子
機器という認識)、美術館に絵画を観に行くが如く目の保養になりました。
(欲しいのがありましたが、もちろん自制しましたぞ。)

ところで、あらゆるマーケティングの分野ではPVを多用するのは常識と
なっていますが、マジシャンが自らのPVを制作する際に、多くがホーム
ビデオで撮影した営業の映像を適当に繋いでお茶を濁しているのに比べて
欧米のマジシャンの中にはCGを駆使して実にカッコいい映像を制作して
いる例を見かけます。
マジックグッズですら凝ったPVが多く、これはイメージや付加価値を高め
ることが必須であるという矜持の下、どこまで時間と予算をかけられるか
というモチベーションの違いなのでしょうか。

実は、私のように腕時計に興味がないとまず見ないであろう腕時計のPVの
中にも異常にカッコいいものがあります。
数十秒〜数分の映像の中に凝縮そして表現された各々の腕時計の世界観は、
たかが腕時計されど腕時計だなあと知らしめてくれます。
その腕時計の魅力を余すところなく捉えたカメラワークやCG、そしてこの
映像にはこれしかないでしょと言いたくなるほどピッタリのBGM…私が
そう感じたPVのいくつかをここで紹介します。
これから自身のPVを制作する予定があるマジシャンにも、きっと良い刺激
となるはずです。どうぞお楽しみ下さい。

フランク・ミュラー ギガ トゥールビヨン
フランク・ミュラー コンキスタドール グランプリ
フランク・ミュラー シークレットアワーズ
クストス チャレンジ CTR-S
デボン トレッド 1
ジャガー・ルクルト デュオメトル スフェロ トゥールビヨン

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