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フランク・ミュラー20周年アニバーサリー

10月29日、フランク・ミュラー氏の来日に合わせて、ブランド創設20
周年アニバーサリーパーティー「The Wizard of Time」がペニンシュラ
東京において開催されました。

東京、大阪、福岡の直営ブティックから招待された(僭越ながら、私も
招待を受けました)100名のフランク・ミュラーオーナーが集い、フランク
氏と共にセレブなひとときを過ごしました。
招待されたVIPの方々はフランク・ミュラーの時計を少なくとも10本以上
所有されているそうです。
東京店の店長のお話では、最も多い方で60本以上所有されているとか!

稲垣潤一さんのコンサート後、フランク氏の乾杯でディナースタート。
パーティー終盤に私の名前がコールされて、ステージ上でフランク氏に
マジックを演じるという機会に恵まれました。
自分がいかに時計好きとは言っても「時の魔術師」に「時計の魔術」を
直接見せることになるとは、本当に役得だなあと感じます。

しかし、たまにはこのようなVIPのパーティーに客として参加(通常は
出演者として、控室でショーの準備をしていることがほとんどなので)
すると、招待客の服装や靴や腕時計のチョイスを見て、TPOに合わせる
ということの勉強になります。(マジシャンとして、場所や客層など
TPOに合わせた演目を選択するのは当然のことで、以前の考察にも書いた
ように、道具を車に積みっぱなしにするマジシャンにだけはなりたくない
ものです。)

話を戻しますが、女性と比較して身にまとう装飾品が少ない男性にとって
の腕時計は、最高の自己表現となっています。
なぜなら、必要の無いものだから…。
時間を知るだけなら、今の時代は携帯電話で事足ります。
なのにわざわざ腕時計を着けるのは、とても洒落たことで、自分のセンス
の発露となっているのです。
時計は見るものではなく見せるものだという極端な考えの方もいるよう
ですが、そこまでいかなくても重要なアイテムだとは思います。

ある実業家が次のようなことを書いていました。
時計は携帯で充分だという人がいるが、大切な商談や打ち合わせの場面で
いい大人がパカパカと携帯を開いて時間を確認しているとしたら、今後の
ビジネスパートナーとしては信用性に疑問を抱く。

腕時計など絶対必要無いという方へ…こういうシチュエーションはどうで
しょう?
医師がパカッと携帯を開いて「○時○分、ご臨終です。」なんて言ったと
したら遺族の気持ちは…。

私事ですが、過去20年近く幾多の銀座のクラブに出演してきました。
金銭的にそれほど余裕がない時代からマジックの演目と同等あるいはそれ
以上に身なりには注意を払っていました。違和感なく環境に溶け込まない
と、マジシャンだからと浮いてしまうとウケるものもウケなくなる怖さを
体感していたからです。

最近は、スーツでビシッとキメなければならないフォーマルな現場では、
スーツのカラーによってリシャールミル、あるいはピエールクンツを使い
分けすることが多かったのですが、普段使いにも便利で、かつカジュアル
なパーティーにもぴったりな時計を探していました。それもまだ所有して
いないブルー系の色のものを…。

頼まれたわけではありませんが、ここからちょっとCMです。
そうしていたら、ついにフランク・ミュラーからそのイメージに合致した
時計が発売されました…その名も「ブルームーン」
発売日の10月15日にさっそく購入したのですが、福岡店の店長により
ますと「たぶんZUMAさんが日本の第1号でしょう。」とのことでした。
本当に神秘的で、夜のテーブルマジックにはぴったりの時計だと思います。

さて、11月19日(土)はフランク・ミュラー ウォッチランド大阪にて
ショーを行います。
8月の福岡から3ヶ月…さらにパワーアップしてお届けします。

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