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一事が万事

何かの本で見たのですが、確かにその通りだと思います。

• 時間にルーズな人間は、お金にもルーズです。
• 車窓からタバコをポイ捨てするような兄ちゃんが、普段はきちんとゴミの
  分別をしているわけがありません。
• 車内が散らかっている人の部屋は、必ず散らかっています。
• 電車やバスの中で携帯電話で話す人は、運転中でも平気で使います。
• ルーズな人間ほど、連絡が付かなかったり時間に遅れたりするとすぐに
 「バタバタしてまして…」という魔法のように便利な言葉を使います。
 (バタバタという度に500円の罰金というバタバタ貯金をすれば、
  あっという間に貯金箱はいっぱいになるはずです。)

ところで、このような事柄はマジシャンの生き様にも結構顕著に現れます。

• 古くて縁が黒く汚れているカードを本番で使っているマジシャンの衣装の
  袖口は、やはり汚れています。
• 失敗した原因の解決策が見つかっていないまま、再びそのマジックをやる
  マジシャンがいるとしたら、その根拠は「次こそは大丈夫!」という根性論
  であることがほとんどです。
• 自信の無いギャグを言ってしまったマジシャンは、客より先に自分から笑い
  始める傾向があります。
• 雑な鳩出しをするマジシャンの鳥かごは、必ず糞が溜まって汚れています。
 (糞が蟻塚のようにタワーを形成していても平気です。)
• ファイヤーマジックの綿密なテストやリハーサルをしていないマジシャン
  は、本番に限ってライターオイルを注ぎ過ぎて慌てることになります。
• 自分自身の商品価値に自信の無いマジシャンは、ショーのクライマックスに
  陳腐なイリュージョンにでも頼らないと、手抜きをした不安を感じます。
• 消耗品をケチるマジシャンは、すぐに妥協してギャラを下げます。
• プライドの無いプロは、お金持ちのアマチュアに擦り寄ります。

自戒の念を込めながら、キリが無いのでこの辺で…。


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