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2008年11月

クリスマスマジックショー in 福岡

レストランバー・レザムルーズ10周年記念
LES AMOUREUSES CHRISTMAS PARTY 2008

「 Wonder of the World」Dr.ZUMA on stage

2008年12月14日(日)
JALリゾートシーホークホテル福岡5F
会員制ソトコトクラブ・ティンガティンガ

受付 19:00 
ドアオープン 19:30 
パーティースタート 20:00

チケット  男性¥8,000 女性¥7,500

お問い合わせ : 092ー732−7620 (レザムルーズ 徳嶋)

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イベントのご案内

ふくおか県民文化祭・子ども文化事業

    「Dr.ZUMA マジックワンダーランド」
            ゲストマジシャン : KEIN

日時 : 2008年12月13日(土) 11:20ショースタート予定

場所 : 苅田町中央公民館大ホール 
     (福岡県京都郡苅田町京町2丁目5)
      TEL : 093−436−0061

交通機関 : JR日豊本線 苅田駅下車徒歩15分

入場料 : 無料

お問い合わせ : 苅田町教育委員会 生涯学習課
           TEL : 093−434−2044

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適度な空間

先日の熊本でのミニライブを終え、自分に最も適した空間とは何だろうと
考えさせられました。(ここでの意味は空間の「規模」のことで、飲食店とか
ホテルとかの「環境」のことではありません。)
今までは、依頼された様々なスケールの仕事をこなすのに必死で、自分に
合った空間など考えてもみませんでした。服や靴は自分のサイズを把握
しているので、悩むのはデザインや色だけでしょう。
もちろん、広いホールでイリュージョンを演じたり、鳥を飛ばしたりするのも
魅力を感じるし、眼前でクロースアップマジックを演じるのも大好きです。
しかし、それは依頼された仕事の空間に自分を合わせているということです。
(与えられた服に体型を合わせるようなもの)
自らリサイタルを催しているマジシャンの場合は、自分の魅力を最大限に
引き出せる空間を理解した上で、その会場を借りて演じているのでしょう。
私の場合は、いまだかつて一度も自分の意思でイベントやリサイタルを催
したことがないので、無条件で本当に自分が演じたいマジックは何だろう、
そしてそれにふさわしいのはどんな空間なのだろうと考えてしまいました。

90年代のラスベガスでは、メジャーマジシャン達が相次いで出演ホテルを
移籍しました。シークフリード&ロイはフロンティアホテルからミラージュ
へ、ランス・バートンはハシエンダホテルからモンテカルロホテルへ…。
それぞれ数百人規模から数千人規模の劇場へと移籍したのですが、人気
のショーであるがゆえ、ビジネスライクに考えれば当然のことでしょう。
しかし、私を含めて新旧のショーを観た人の感想のほとんどが、小さな劇場
の時の方が良かったというものでした。小劇場で巨大な像が消えたあのイン
パクトが、豪華で広い劇場ではそれほど伝わらないのです。この感覚を表現
するのは難しいのですが、せっかくの良い香りの芳香剤を広い部屋に移した
ために、部屋の隅々まではその効果が届かないようなもどかしさというか…。
その後何度か観る都度に改良が重ねられ、徐々にその香りが届くようになっ
て行くように感じましたが、やはり小劇場で観た時のようなインパクトには及
びません。

つまりマジシャン各々が芳香剤のように香りが届く距離(不思議が届く距離)
を持っているのではないかと思うのです。あくまで私の場合ですが、仕事を
依頼された場所が広いホールの時にイリュージョンを演じたり、鳥を出したり
するのは、芳香剤の香りを懸命に扇風機で後方席まで送っているような気が
するのです。Mr.マリック氏の場合はスクリーンを用いたり、観客全員を巻き
込んでのスプーン曲げを演じたり等、マジシャンによって独自の不思議の届け
方や距離があるのではないでしょうか。これを理解していれば、自分のベスト
を表現できるだけでなく、自分の器には収まりきれない仕事を無理に引き受け
た結果、周囲の関係者に迷惑をかけるような失敗も避けられると思います。

今回のミニライブは、スケールでいうと、いわゆる「サロンマジック」の範疇
で演じたわけですが、BGMに乗って派手な出し物をするでもなく、クロース
アップマジックのように身体の前にテーブルを置くでもなく、マイクを使わな
くても声が通る程度の人数の前で、好き勝手に言いたいことを言って演じた
ことで、自分の「不思議を届けられる最適な距離」がなんとなく掴めた2日間
でした。

「適度な空間」を提供して頂いた、「パラノイア」のオーナー・金芳幸博氏に
感謝します。

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イヤな感じ

ちょっとネガティブな話です。
先日の母校公演のリハーサルを終えた夜、高校時代の後輩と合流して
スタッフを含めた5人で夕食に出掛けました。食事中、マジックバーの
話題になり、せっかくだから地元にそのような店があるのなら行こうかと
いう雰囲気になって行ってしまいました。(私は、あるマスターがいるという
情報を知っていたので、あまり気乗りしなかったのですが…)

ここで話が少し前後します。
現在でこそマジックバーは全国にありますが、私が地元にいた頃にも一軒
あり、高校卒業後に何度か訪れてそのマスターとも知り合いになりました。
しかしそのマスターの話す内容が、20歳前後だった私が聞いても眉唾物
で、あまりの嘘に呆れ返った事が多々ありました。例えば、このマジックは
僕が考えた…あいつには僕が教えてやった…上手くもないのに、あげくの
果ては、このカードマジックを見て松尾さん(現Mr.マリック)が驚いた等の
オンパレード。(マジック界ではよくある話ですが)こんなタイプの人間とは
距離を置きたいなあと思った矢先、その店は潰れました。その後、マスター
は東京に行ったという噂を聞いていましたが、またいつか地元で店をと捲土
重来を期していたようです。(東京でこのマスターに会ったマジシャンの話に
よると、私はいつの間にか弟子になっていたそうな。)

話は戻ります。最近また地元にマジックバーがオープンしたということで、
なんとか探してふらりと訪れてみると…やはりそのマスターがいました。
20数年振りの再会…私の突然の来店にびっくりした様子。我々の席に来て
昔話に花を咲かせているうちはよかったのですが、人間性は何年経っても
変わらないのか、次第に虚飾と欺瞞の自慢話が始まりました。全て聞き流
すつもりでしたが、私の親友であるH氏(銀座の有名バーマジシャン)の悪口
が始まったことで事情が変わりました。実はこのマスターは地元で再起を期
すため、何度もH氏の店を尋ねてはその繁盛店のノウハウを教えて欲しいと
頭を下げていたのです。全てのお金をはたいてもう一度地元で店をやりたい
と…私がこのマスターは胡散臭いから教えるのはやめた方がいいと何度か
忠告したのに、人の良いH氏は情にほだされて、わざわざこの地元まで飛行
機で来て店の立ち上げに付き合い、貴重な演技指導までしてあげたのです。
しかし私の予感は的中、恩を仇で返す悪口にすっかりお酒もまずくなった上
このまま聞き流すと、私もそれを認めた雰囲気になりそうだったので、実は
私はH氏と親友で、全てのいきさつを知ってる事をほのめかすと態度は一変、
手の平を返したようにH氏を絶賛し始める情けなさ…みんな唖然。

マスターの自慢話と他のマジシャンの悪口に辟易したところで、スタッフの
一人がマジックの実演をリクエストしたところ、もうみんな見慣れてるから
いまさらいいでしょと、なんと拒否!(マジックを見せてナンボの店なのに)
もういいやと、さっさと支払いを済ませて帰り始めた私にこのマスターは言い
ました。「この店に協力してくれない? 何かいいネタがあったら売ってよ」
…とほほ。(この危うさは君子でなくとも近付かない方が良さそうです。)
この一件さえ無ければ、気持ちの良い里帰りだったはずなのに。

このHPはマジシャン以外の方も多く見て下さっているようなので、マジック界
のネガティブな部分をオープンにしたくないのですが、尊敬するH氏の名誉を
守るため、本人の同意を得てここに記載しました。
どんな世界にも虚飾や欺瞞はあると思いますが、マジックはマイナーな業界
だから嘘がばれないとタカをくくっているのか、この手の話は枚挙にいとまが
ありません。もし医学界で、この手術法は俺のオリジナル、この治療法は俺が
考えてあいつに教えたなどと安易に嘘をついたら大変な事になるでしょう。
今までは所詮マジック界ではよくある話と相手にしないことが多かったのです
が、今回のH氏の件で、やはり正すべき事はきちんと正すべきと再考した次第
です。私自身も、ある地方のマジシャンのためにコンテストの手順を作り、賞
を獲るまで導いたにもかかわらず、彼はその事をひた隠し、全ての手柄は己
の力によるものと、相変わらず虚言癖満開のようです。
今後機会があれば、全ての真相を明らかにするべきなのかもしれません。
面倒臭くても、降り掛かって来る火の粉を振り払わなければ、嘘が本当に
なってしまうからです。 ホント、イヤな感じです。

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