ふじいあきらin 福岡競艇
先日、親友ふじいあきら氏が、競艇場のイベント出演のため前日から福岡に。
名古屋での共演以来一ヶ月ぶりの再会。
大雨の中、当日の2回目のショーを観に行きました。私も経験がありますが、
競艇場での出演というのは、レースとレースの間に行うために、分単位の
完璧な時間配分が必要となります。演技前のレースが写真判定になって
分析に時間がかかった場合等、突然演技時間の短縮を命じられます。
次のレーススタートに演技が食い込むことは絶対に許されないのです。
お客様の本来の来場目的は競艇そのものなのですから。
今回の彼の持ち時間も、8〜10分というマジシャンとして盛り上げるには
つらい短さながら、そこはやはりプロ、あっという間に自分の空気を作り、
盛り上げていました。芸能プロダクションの担当者の話では、最近1〜2分
の芸でテレビに出ているお笑い芸人達は、出てワッと盛り上げた後は10分
引っ張るのもむずかしいとのこと…納得。
さて、出演前日に合流して食事をしたわけですが、いつもは私の自宅で朝
までコースとなるところ、翌日の出番はお昼ということで、あまりの夜更かし
は控えました。中洲屋台横町の個室で、これまた親友のはやと氏、某アマ
チュアマジシャンを交えて4人での食事会となりました。私のリクエストに応
えて同席の2人のために、いつもの超絶テクニックを駆使したカードや、今
練習中のコインの技法等を見せてくれました。(偶然私も練習中の技法で
したが、やはりふじいあきらは巧いし、営業ネタとは別にマニア心をくすぐる
ものは、ちゃんとチェックしてるなあと思った次第。)
マニアックなマジックを演じても、一般の観客にはその苦労や価値が伝わら
ない。ヘタすると現象すら理解してもらえない。その反対に、プロなのだから
営業ウケするマジックができればそれでいいと思いながらも、実はマニアに
ウケたいという葛藤…プロマジシャンならば、誰でも少しは(実はかなり)感
じていることではないでしょうか。
プロとしての軸足をしっかりと営業ステージに置きながら、プライベートでは
仕事とは関係無くマニアックな部分が顔をのぞかせる…それが良いのか
悪いのかは別として、そのあたりの気が合うからこそ、知り合って15年も朝
までコースが続いているのかも知れません。
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