ボヤキ 2…最近のクルマ

ボヤきます…「最近のクルマにはCDプレイヤーがない!」

2017年まで乗ったクライスラー以前のクルマには全てCDプレイヤーがあった
のに(それこそ大昔はカセットデッキでしたが…)、次に乗ったキャデラック、
そして現在のアストンマーティンにもありません。
大袈裟かもしれませんが、これはメーカーに顧客の声が届いていない象徴的
な出来事だと思います。

例えば高級輸入車の代名詞であるベンツの上位クラスのEクラスは2016年、
最上位クラスのSクラスは2017年のモデルチェンジの際に、どちらも音楽を
聴くCDプレイヤーをなくしています。
若い人にとっては大した問題ではないでしょう…音楽を聴くスタイルは以前
とは様変わりして、CDプレイヤーなど不要で、スマホに音楽をダウンロード
してBluetoothでつないで聴くことが普通になっています。

しかしキャデラックやアストンマーティンもそうですが、ベンツのEクラスや
Sクラスを購入する主な年齢層は50〜60代、あるいは70代です。
携帯電話は持っていても、まだスマホに変更していない人も一定数はいるはず
です。
たとえスマホを持っていても、ダウンロードまでして音楽を聴こうという人は
極めて少数だと思います。(私もダウンロードしていません)
運転中にCDの英会話教材で勉強していた人が、不便になったと嘆く声を耳に
したことがあります。

私もキャデラックに乗り換えた時には面食らいました…iPhoneを使いこなせ
ないと何一つ物事が進まないのです。
クライスラー以前は好きなCDをかけてドライブしたり、マジックで使うBGM
を編集したMDをかけながら演技の曲ピタッのタイミングを覚えたりしていた
のですが、それもできなくなりました。
キャデラックにはBOSEのスピーカーが10個も標準装備されていたのに、結局
乗った5年間はラジオしか聴いていません…もったいない話です。
現在のアストンマーティンはUSBメモリが使えるので、かろうじて音楽を楽し
めていますが、その方法にしても年配者にはハードルが高過ぎると思います。

そもそも高級車には装備はもちろん、インテリアやエクステリアにも豊富な
オプションが用意されているのですから、CDプレイヤーもオプションにすれば
間違いなくオーダーする人が多数派だと思うのですが…。
標準装備にしてコストが上がって車両価格に上乗せされたとしても、その程度
で文句を言う人などいないでしょう。
ディーラーにはそうした声は届いているはずなのに、メーカーには届いていな
いのでしょうね。

豪華なガレージにポルシェを3台所有している友人(年齢は50代半ば)が、昨年
末に4台目として最新のポルシェ911カブリオレを購入したのですが、やはり
CDが使えない上に電子制御が増えたことにも戸惑いがちで、30年前の水冷式
のポルシェ946の方がよほど扱いやすいとボヤいておりました。
結局彼も新車ではラジオしか聴けないそうです。
それと最近はタッチパネルが多用されることも不満ですね。
触れた覚えがないスイッチがONになっていたり、指紋の汚れが目立つからと
画面を拭くとエアコンの強弱やラジオの音量が変化したり…やはり凹凸のある
物理的なボタンやスイッチの方が操作感がはっきりして安心ですね。

馴染みのステーキハウスで友人とお互いの納車祝いの宴を開き、そんなこと
をボヤきながらクルマ談義に花を咲かせました。

昔はステージの営業出演の際、カセットテープを10本以上持ち歩いていたもの
ですが、ショーにおける音源のデバイスも時代と共に変遷を辿りました…追い
ついて行くだけでも私にとっては難儀なことです。
なんだかんだ言っても、個人的にはMDが一番便利だったなあ。

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ボヤキ…ゆうちょ問題

ゆうちょについてボヤキます。

ご存知の方も多いとは思いますが、1月17日からゆうちょの料金新設と改定
が行なわれます。
個人的に憂いているのが硬貨預払料金の新設です。
これまでは外出先から帰宅すると財布の中の小銭は全て瓶に移して、その瓶
がいっぱいになる度にゆうちょの口座に預け入れしていたのですが、今後は
手数料を徴収されることになります。

ちなみに窓口では1〜50枚は無料、51〜100枚で550円、101〜500枚で
825円、501〜1000枚で1100円、1001枚以上では500枚毎に550円加算
…という具合。
金額ではなく枚数で手数料が変わるということは、1円玉を100枚(100円)
預けると手数料で550円徴収されるので、450円の赤字になってしまいます。
ATMの手数料は若干安いものの、一度に投入できる枚数には制限があるので、
これも難儀です。

また払い戻しの際にも金種指定料金が発生するので、お釣りのために小銭を
用意しなくてはならない店にとっては大きな負担になるでしょうね。
政府の方針としてキャッシュレスを推進したいのであれば、わざわざ新札や
新500円玉を発行することと矛盾しているし、これはゆうちょが小銭を扱う
手間を省きつつ新たな収入源としたい思惑が透けて見えます。

今後は小銭を貯めることはマイナスにもなりかねないので、できるだけ外で
使ってしまおうとする人が増えるでしょうね。
お賽銭も小銭はお断りで電子マネーでお願いしますとする神社も増えている
らしいのですが、世知辛いというか趣きもあったもんじゃありませんな。

貯金箱も売れなくなるでしょうね。
思い出しましたが、500円玉のみの投入で50万とか100万貯まる貯金箱が販売
されていますが、90年代〜2000年代に私は50万のサイズを2回、100万の
サイズを1回満タンにしたことがあります。
貯まる度にそれらは全て渡航費用とイリュージョン代に充てました。
1995年の夏、瞬間的に1ドルが79円という驚異的な円高も追い風になって、
憧れのイリュージョンを発注できたことなど「チリも積もれば…」を実感した
時代もありました…懐かしいなあ。

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久しぶりの読書レビュー

飛行機や新幹線での移動中は極力インプットの時間に充てることを心がけて
いるので昨年も多くの本を読了したのですが、レビューを書こうにも時間が
経ってしまうと記憶が薄れてしまうもので…。
そこで記憶に新しい昨年末〜年始にかけて読んだ本の中から数冊抜粋してみ
ると、今年が自身の節目の年になるせいか、やはり老後に向けての生き方や
老後資金について深堀りする内容の本を選んでしまっていることに気づきま
した。


・ 「ジェイソン流 お金の増やし方」 厚切りジェイソン著 (ぴあ株式会社)

芸人、IT企業の取締役、投資家とマルチワーカーとして活躍する著者は、15年
間の資産運用で家族全員が安心して一生暮らせる資産を築いたそうです。
いわゆるFIRE(経済的自立と早期リタイア)がすでに可能だということですが、
そのゴールとする資産規模も質素な暮らしか贅沢三昧の暮らしををするのか
で大きく違ってくるところです。
著者は服は基本買わない主義だし、家で作ったコーヒーを持ち歩くことで、
外ではコーヒーを買わないなどの極端な節約術も実践しているようで、物欲
が強い私には到底理解しがたくて参考にならない部分も多々あるわけですが、
「長期・分散・積立」という投資の基本は私と全く同じです。
違いは著者の投資先が「インデックスファンド」、私は「アクティブファンド」で
あるということ。
それと私は金(ゴールド)に投資していますが、著者は金を始めとするコモデ
ティ投資や暗号資産には手を出さないということ。
考え方や生き様によって様々な選択肢がある投資の世界ですが、指南書とし
ては実に解りやすいので、今後投資を始める方には買いの一冊です。


・ 「還暦からの人生戦略」 佐藤 優 著 (青春出版社)

在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、主任分析官としてロシア外交の最前線
で活躍し、2002年には背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴されるという
波乱万丈の人生を歩んできた著者…私とは同世代で、昔からずっと注目して
きた人物です。
これまでは主にインテリジェンスとしての外交問題に関する著作が多かった
のですが、今回の著作では「還暦後」の生き方、具体的には還暦からの孤独と
不安、人間関係とメンタル、働くことの意味、お金との付き合い方、学びと
教養、死との向き合い方について「人生戦略」として深く考察されています。
「教養は孤独を跳ね返す武器になる」と喝破する著者…巻末の池上彰氏との対談
も興味深いものがありました。


・ 「シンプル思考」 里崎智也 著 (集英社新書)

現役時代は千葉ロッテマーリンズの正捕手として、引退後はマルチワーカー
として活躍する著者…「人生の一丁目一番地を決めて行動する」ために必要な
「シンプル思考」を「お金」「趣味」「仕事」「言葉」「人間関係」「失敗」という六つの
視点から説いています。
第一章のタイトルは「マネーのすすめ」…恥ずかしがらずに「お金が大事」と
言いましょう…というもの。
「お金よりも大事なものがあるという概念もひっくるめて、僕にとってはお金
が一番大事。生活が保障されてある程度のものが買えるし、より多くの不幸
を回避できる」と喝破しています。
弱小球団のロッテを逆指名したのも著者の人生における最優先事項「お金」に
直結したから…つまり強い球団では優秀なライバルが多くて出番が少なく
なるし、試合に出てなんぼという戦略上、早い時期から試合に出られそうな
球団をあえて選んだわけです。
日本人は往々にしてお金の話題を避けたがる傾向があるわけですが、「お金
じゃない、夢と感動を届けるのだ」というマジック界の一部に蔓延る大義名分
に拘泥する人には必読の書です。
稼げないプロからは夢も感動も滲み出てきません…プロは稼いでなんぼなの
です。
またユーチューバーとしても有名な著者ですが、「コラボをしない理由」も非常
に説得力のあるものでした。


他には…

・ 「伝説のホテルマンが教える 大人のためのホテルの使い方」
                        窪山哲雄 著 (SB新書)
・ 「変な家」 雨穴 著 (飛鳥新書)
・ 「堂々と老いる」 田原総一朗 著 (毎日新聞社出版)
・ 「あなたが投資で儲からない理由」 大江英樹 (日経BP)

今年もまた多くの本との出会いが楽しみです。

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2022年 始動

新年明けましておめでとうございます。

新年早々、オミクロン株の蔓延次第ではどうなることやら予断を許さない
状況になっていますね。

昨年はコロナ禍の間隙を縫って多くの方々と会食できたので、今年もその
つもりでおりますが、再び緊急事態宣言が発令されることがないように
祈るばかりです。

ワクチンの3回目の接種券が届いたので、早速予約をしたいと思います。
そしてマルチワーカーとしてのアドバンテージを最大限に生かしながら、
「ひとの3倍働いて、ひとの2倍好きなことをする」…を目標として邁進する
所存ですので、今年も宜しくお願い致します。

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終わり良ければすべて良し

年末になって世界的にオミクロン株の蔓延が懸念される中、なぜか日本では
コロナ禍が落ち着いていますが、昨年に続いて何かと制約の多い一年でした。
そんな年でも本当に一年が経つのが早く感じるのは、加齢によるものである
ことはもちろんですが、懸命に駆け抜けた証なのだと思って自らを褒めてお
ります。

なにしろ昨年から皮膚科領域でも難病とされる痒疹の治療をしながら、年明
け早々から重度の腰痛に悩まされた上に、鼠径ヘルニアの手術まで受けると
いう満身創痍の2021年のスタートでした。
それでも動き続けて無理をしたせいで免疫力が落ちたのでしょう…夏には24
年ぶり人生二度目の帯状疱疹まで発症…コロナ感染こそ免れてはいるものの、
一年でここまで疾病に罹患したのは初めて。

業界の御多分に洩れずマジックの仕事は激減したとはいえ、幸いにもマルチ
ワーカーとしてのハイブリッドな生き方や資産運用が順調だったおかげで
経済的な懸念はなかったものの、自身の疾病の不安感や同世代の訃報が届く
などの理由で人生の棚卸しや終活も真剣に考えるようになったことからモチ
ベーションは下がる一方。
人生は一度きりだし、ここは新車でも買ってモチベーションと免疫力を上げ
ようと画策したところ、納車までの8か月間、それはそれは楽しみで闘病し
ながらの仕事も辛さを感じなかったし、納車後の車の維持と自身の健康維持
のためにモチベーションが上がったのはもちろん、購入した新作時計のプレ
ミア価格も爆上がりで結果的には大正解でした。
清水の舞台から飛び降りて…無事に着地できた感じですかね。

秋以降は体調も万全で、忙しい最中にあっても時間を見つけてはツーリング
を楽しみ、多くの本を読み、緊急事態宣言解除後からは徐々に外食や夜の
クラブ活動も再開できたので、精神的にも充足しております。
これでマジックを演る機会が少しでもコロナ禍以前に近づけば言うことなし
なのですが、主戦場であったホテルでの企業パーティーの動きがない状態
では期待薄ですから、戦略を見直してこれまで以上に特定のプライベート
パーティーに主軸を置く必要がありそうです。

他に今年終盤のトピックスとしては…

今月初旬にインフルエンザ予防接種を受けました。
来年早々にはコロナワクチンのブースター接種にも期待したいところです。
とにかく身体が資本であることを改めて自覚した年でしたからね。

某ブランドの服や時計一式を一人の後輩に譲りましたが、ヘビロテ活用
してくれているようで、贈った甲斐がありました。
マジックの道具も徐々に断捨離を始めています。

フランクミュラーとニューバランスによる新作コラボスニーカーを無事に
ゲットできたので、来年から履き始めるつもりです。

デアゴスティーニ刊行の「ザ・マジック」No.74の[WELCOME TO MAGIC
WORLD]というコーナーで紹介されました。
声かけをしてくれた友人のメイガス、躍動感のあるプロフィールの校正に
尽力してくださった編集担当の方々に感謝致します。

先日、JALグローバルクラブから荷物に付けるグリーンのタッグが届いた
ので、何だろうと訝しがっていたところ添付されたメッセージによれば、
なんと搭乗回数500回達成記念のタッグなんですと(よく乗ったもんだ)…
さらに750回(ブラウン)、1000回(ワインレッド)、ゴールとして1250回
達成記念タッグ(ブラックの大小2個)まであるらしいです。
また2250回達成すると、マイルの使用期限の廃止や家族優待さらに生涯
に渡ってダイヤモンド・プレミアラウンジが使用可能となるカードが
付与されるとか。(そんな人、何人いるんだろ?)
航空業界のヒエラルキーも凄いなと感じた次第ですが、ブラックのタッグ
が届く頃にはきっと過労死してますな。

病気でスタートした不安な年でしたが、「終わり良ければすべて良し」…
としましょう。
来年こそは病気やコロナ禍に悩まされることなく、平穏な年になるといい
なあ…きっとそうなることを願いながら新年を迎えたいと思います。

今年最後のエントリーとなると思いますので、皆さんも良いお年をお迎え
ください。




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ブランディング

余程の才能に恵まれない限り、何かを成し遂げるためには何かを犠牲にし
なければならないことは論を俟ちません。

学業の成績を伸ばすためには、他人が遊んでいる間でも勉学に励んだり、
ダイエットを成就させるには、食の誘惑を断ち切らなくてはなりません。
マジシャンとしてのステータスを確立するためのブランディング戦略に
おいても同様で、時にはやせ我慢をしたり何らかの犠牲を払わなければ
ならないこともあるはずです。
成し遂げたい事象のスケールに比例して、その犠牲も大きくなっていく
ことでしょうね。

ところで、目的を成し遂げた人の中には、特に努力もせずに現在のポジ
ションを手に入れたと公言して、犠牲を認めない人もいます。
これは本人の意識の問題(苦労を楽しめるとか、犠牲にしたものに対する
鈍感さ)なのでしょうが、一切の犠牲を認めない人には、少なからず自身
に対してのごまかしや自分史を美化する目的もあるように感じます。
努力したことや犠牲を払った事実がダサいと感じて、糊塗してしまうの
です。

勉強なんてほとんどしなかったのに、難関校に合格したという類の話が
代表的なものです。
中高時代にもいましたよ…定期試験当日の朝に「あーあ、昨夜はつい寝て
しまって全然勉強できなかったよ」と嘯きながら、トップクラスの成績を
獲るやつ。
受験においては、大抵は高い月謝を払って有名塾に通って必死で勉強を
しないとブランド校には合格しません。
ブランド校に合格することがイコール人生のブランディングに直結すると
いう短絡的な話ではなく、現実問題としてそれを構築していく過程では、
時間と努力とお金が必要ということです。

ある本に、かの有名デザイナー、シャネルの戦略が書かれていました。
フランスは階級社会であり、どんなに有名でも、どんなに才能があっても、
どんなにお金持ちでも「ファッションデザイナーは商人にすぎない」という
理由から、シャネルが上流階級のサロンに招かれることはなかったのです。
怒りの中で彼女は行動を起こします。
人気急上昇中の芸術家たちを招いて、夜な夜な魅力的なパーティーを主催
して、ここに参加できることこそがステータスであるというイメージ戦略
に打って出たのです。
上流階級の人たちは、話題のシャネルのサロンに招かれたくてうずうずし
始め、彼らは競うようにして自分たちのサロンにシャネルを招待するよう
になったのです。
これはシャネルがデザイナーの社会的地位を向上させた歴史的意義のある
「事件」であり、ブランディングによって自由を得るための努力や出費を惜
しまなかったシャネルの投資例の一つです。

世界的マジシャンであるカパーフィールドの場合でも、初期の特番におい
ては、それほど有名ではなかった彼のために誰もが知る超有名人を次々に
MCやゲストに起用したことが、若きマジシャンのブランディング構築に
功を奏したというエピソードをマジック専門誌の記事で読んだことがあり
ます。

シャネルのエピソードに戻りますが、「ファッションデザイナーは商人にす
ぎない」という部分が、私の脳内で「マジシャンは芸人にすぎない」に変換
されてしまいました…いや、いいんですよ芸人のままで。
ただ様々なタイプのマジシャンがいるのに、世間からは「…にすぎない」などと
河原乞食のようなネガティブなイメージを少なからず持たれている側面が、
マジシャンのステータスを向上させたいと感じている私にはちょっとだけ
引っかかっているのですよ。

「それのどこが悪い? ブランディングなんてカッコつけてんじゃねえよ。
どう思われようが芸人は芸人のプライドを持って生きればいいんだよ!」
…てな具合に、現在のステータスやポジションに満足して拘泥する方々は、
「末路哀れは覚悟の前」がしっくりくるほどそれこそ強固にブランディング
されているわけですから、それはそれで立派ではありませんか。
お見逸れしました。



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コラボスニーカー

昨年に引き続き、フランクミュラー とニューバランスによるコラボスニー
カーが12月17日に限定発売されます。
昨年はフランクミュラー の「カラードリーム」とニューバランスの「996」を
ベースにゴールドとシルバーという大変派手な仕上がりだったので、自称
おしゃれ番長であっても、実際に履く際には躊躇することもあったかと思い
ます。
私も両方所有していますが、特にゴールドは服とのセットアップが難しいで
すね。

今回はフランクミュラー の定番モデルとされる「カサブランカ」にインスパ
イアされたデザインをニューバランスのライフスタイルモデルである「327」
に投影されたものとなっています。
ビザン数字を始めとした全体的なデザインがブラックとブラウンという落ち
ついた色調でまとめられて、大人のスニーカーの雰囲気を醸し出している
ので汎用性も高いかと思いますし、ネットニュースでも話題になったせいか、
前回以上の争奪戦が必至となっているようです。

本当に欲しい人が入手困難となっている原因にはもちろん転売ヤーの存在が
あるのですが、なんとかならんもんかねと思いながらも、投資に熱を上げて
いる自分としては、安く仕入れて高く売るのが投資の基本であると理解して
いる以上、なーんにも言えませんね。

コラボスニーカーの詳細は…コチラ

 

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マルチワーカー (番外編)

過去何度も複業(副業ではなく複数の本業)をこなすマルチワーカーについて
書いてきました。

コロナ禍において大きなダメージを受けた業界としては、マジックを含む
エンタメ業界、飲食業界、旅行・観光業界が代表的なものとされていますが、
「週刊ダイヤモンド」に興味深い記事を見つけました。
それはテレワークの普及で通勤機会が減少したことでスーツが売れなくなり、
スーツ専門店が「脱スーツ」に全力を挙げている…という事象。

日本を代表するスーツ4社(青山商事、AOKI HD、コナカ、はるやまHD)の直近
の通期決算は営業赤字に転落しているものの、各社の事業内容を検証して
いくと、同じスーツ専門店であってもその苦境の度合いには格差が存在し、
「脱スーツ」の成否(つまり複業の成否)が企業の先行きを左右しつつあるの
です。

以下、記事の内容を要約すると…

業界1位の青山商事で堅調な成果を収めているのは実はフランチャイズの
事業群で、売り上げの10%を占める100円ショップ「ダイソー」のFCで、
同6%を占めるのが「焼肉きんぐ」のFCです。
スーツ専門店は郊外に立地している店舗も多いので、異業種企業と組んで
FCとして業態転換も可能であることは納得できます。

業界2位のAOKIは、売り上げ全体に占めるスーツの割合は4分の1程度。
AOKIでスーツよりも売り上げが大きいのは、オレンジ色の看板を目印に
する複合カフェ「快活CLUB」で、現在493店舗を展開して業界首位に君臨
し、スーツ事業の落ち込みを補って余りある状況を鑑みれば、先行して
「脱スーツ」に成功していると言えるでしょう。

上位2社はスーツの一本足打法に見切りをつけて第二の人生を歩み始めて
いるわけですが、下位2社は迷走しているようです。
コナカはレディースブランド「サマンサタバサ」の筆頭株主になったことが
完全に裏目に出たし、一本足打法を続けたはるやまは売り上げ不振の上に
親族経営にありがちなお家騒動の真っ最中で、回復の兆しが全く見られ
ない状況です。
先行きが厳しいスーツ市場で、ヒットも出ず、新規事業がうまくいかなけ
れば、業態転換してFC商売で生きていくか、淘汰されるしかないでしょう。

結局スーツ業界も冷静かつ迅速にマルチワークにシフトした会社が生き残
る可能性が高いという証左です。

翻ってマジック業界はどうでしょう。
一本足打法信奉者の「本物のマジシャンならマジック以外の収入を得るな、
自分はそうしてきたのだ」という浪花節的な武勇伝はもう通用しません。
それはまるでバブル期のスーツ専門店の論理そのものです。
純粋に「本物のマジシャン」であることに拘るならば、厳密に定義すれば、
レクチャーも道具の販売もバー経営もせずに、ショーのギャラのみで生き
ていく姿を見せるべきです。

マジック業界のみに身を置いていると視野が狭くなって、出演ギャラ以外
の収入を得ることもプロとして当然だと思いがちですが、他の業界のプロ
と比較すれば、その違いは歴然です。

現役のプロ野球選手は、空いている時間に有料の草野球教室を開催して、
自らバットやグローブを販売することはありません。
ゴルフのトーナメントプロは賞金で食べているのであって、地方の練習場
でレッスンプロのような真似はしませんし、アマチュアにゴルフセットを
売りつけたりしません。
売れている歌手は、素人を集めてカラオケ教室の先生はやりません。

自称プロマジシャンはマジックと少しでも関係があれば、自分がやって
いることはプロの業務としてセーフであると都合良く解釈しているのが
現実で、ある意味ではすでにマルチワーカーなのです。
マジシャンは営業出演以外にもマジックに関連した何らかの収入源を見出
すことが可能ですが、その優位性を棚に上げて、いつか売れることを夢見
てコンビニでアルバイトをしている若手お笑い芸人に「お笑い以外の仕事
をするな!」と面と向かって言えるでしょうか?

自戒を込めて言えば、年配になるほど「こうすべきだ、かくあるべきだ」など
と自身の成功体験を若手に押し付けてしまう傾向があります。
もう時代が違うのです…若くしてバブルのあぶく銭でイリュージョンが
やれたことも、緩いコンプライアンスのおかげで、いつでもどこでも
ファイヤーマジックや動物マジックができたことも、遠い過去の思い出
になるのです。

私以上の世代は一本足打法の「逃げ切り世代」として人生を全うできるかも
しれませんが、これからの世代はなかなかそうはいきません。
「アリとキリギリス」のキリギリス的な生き方をしてきた人も、今回の
コロナ禍で懲りたはずです。
しかしコロナが収束したとして、喉元過ぎれば…を繰り返すのであれば、
その楽観的な呪縛を払拭しない限り、必ず遭遇するであろう将来の災禍
を乗り越えることはできないでしょう。

安定してマジックを続けるために、またハイブリッドな人生の安全運転
のためにも、マルチワークはもはや「任意保険」なのです。

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新作時計ゲット!

2021年、ジラールペルゴとアストンマーティンによるパートナーシップ締結
によって誕生したロレアート クロノグラフ アストンマーティンエディション
を入手しました。
世界限定188本、日本国内ではわずか15本ほどの希少品です。

先日のアストンマーティンオーナーズツーリングにおいて、初めて現物を手首
にフィッティングしてなんとか入手したいと思っていたところ、パーティーで
私のショーを観てくださったジラールペルゴブランドディレクターのご厚意
と、アストンマーティンオーナーを優先するという忖度も作用したとは思いま
すが、予想外に早く入手することができました。

文字盤は「アストンマーティングリーン」として知られる優美なグリーン一色で
彩られて、21回も丹念に塗り重ねることで7層に仕上げられています。
自動車の要素は、高性能モデルに採用されているダイヤモンドキルティングや
クロスハッチング仕上げ、そして「AM」のロゴに使用された菱形を思わせる
パターンにも窺えます。

ベゼルの正面はサテン仕上げ、側面はポリッシュ仕上げ、同様にブレスレット
の両端はサテン仕上げ、中央はポリッシュ仕上げとメリハリが効いたデザイン
で、派手過ぎず地味過ぎずでTPOを選ばないために、ヘビロテは必至です。

時計好きの友人から、あっという間に3倍以上のプレミア価格で取引きされて
いるとの情報が入って、一瞬心がぐらつきましたが、大切に使っていくつもり
です。

11月末には重要な撮影があるので、この腕時計を着けて臨みたいと思います。
また状況が判明したらお知らせします。

モータージャーナリストの小川フミオ氏による先日のオーナーズツーリングの
レポートが公開されています…コチラ


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ASTON MARTIN ON TOUR 2021 in BEPPU

11月6〜7日、アストンマーティン福岡が主催した初の本格的なオーナーズ
ツーリングに参加しました。
コースは熊本から別府までの九州横断で、ミルクロード→大観峰→やまなみ
ハイウェイ→九重夢大吊橋を経由してのゴールは、ANAインターコンチネン
タル別府リゾート&スパ。

6日の朝に福岡を出発する時点では曇りだったものの、集合場所の熊本市内の
レストランに到着した頃には本降りの雨になってしまいました。
ここでランチとブリーフィング、この際に参加者全員にブリティシュグリーン
のレーシングジャケットが付与され、さらに全員の車両の両サイドに、この
イベントロゴの特製ステッカーを貼ってのスタートとなるために、参加者の
一体感が一層盛り上がります。
スタートして大観峰に着く頃には雨も止んだので、なんとか景色は堪能でき
ました。
このルートは約30年前にシボレールミナを運転して通りましたが、DBXの車窓
から久しぶりに見る壮大なパノラマは、また格別なものでした。

景色に劣らず、12台のアストンマーティンの車列はまた圧巻で、ショールーム
で見るのとは違い、走行している多くの実車を間近で見てエンジン音も聞こえ
てくるわけですから、その臨場感はこういう機会がないと味わえないですね。
当然のことながら、目の前にもバックミラーにも複数のアストンマーティンが
走る光景は非日常過ぎて、見慣れるまでに時間がかかりましたね。
途中2回の休憩と記念撮影の後、緊張しながらのワインディングと高速道路を
走り続けて、16時30分にホテルに到着。

チェックイン後は18時からディナー…ここでは車談義や時計談義がちらほらと
聞こえてきます。
20時からは場所をメインバーに移してのアフターパーティー…実はここで私の
クロースアップマジックショーを開催しました。
私のキャラなので仕方がありませんが、ついつい毒を吐いてしまうのが申し訳
ないほど、アストンマーティンのオーナーの方々は実に上品で素直で、まさに
今回のツーリングのように、乗り心地の良い車で颯爽と高速道路をかっ飛ばし
ているようなショーを演れました。
これは高級腕時計のオーナーズパーティーでも感じることがありますね。

7日は朝食後にホテルエントランスで記念撮影、今回は集合写真の他に個別に
自分の愛車とのツーショットを撮りました。
その後は予約制で、ヴァンテージロードスターとDBXの2車種の試乗会でした
が、ここは私は遠慮して、アストンマーティンとパートナーシップを締結した
老舗腕時計ブランドのジラールペルゴの展示ブースへ…新作のグリーン文字盤
の腕時計他数本を手首にフィッティングさせて、ニヤけておりました。
10時30分にホテルを出発、絶好のドライブ日和で大分自動車道を快調にとば
して帰途につきました。

さて、愛車DBXの走りに関してのレビューですが、私は自動車の専門家では
ないので、モータージャーナリストのように専門用語を用いた詳細な評価は
書けませんが、オーナーとしての率直な感想を…

「ひとりの職人が、ひとつのエンジンを組む」というAMG伝統の「手組み」の
ポリシーに則り、エンジンルームにはマイスターのサインを記したプレートが
輝いています。
試乗時でもそうだったのですが、走り始めでまず驚くのは、その4リッター
V8ツインターボエンジンの右足の動きに即応するトルク感です。
あれだけの巨体が何のストレスもなく、スッと動き始めます。
今回初めてワインディングと高速道路を走りましたが、どのような速度域で
あろうが、ドライバーの意思に忠実な、というかその意思そのものの動きが
シンクロするように車の挙動となるので、まさに車体の隅々までもが自分の
身体の一部なのではないかと錯覚するような一体感に包まれます。
過去に所有した車の中で最も巨大なのに、ダントツに運転しやすいのです。
そしてこの剛性感は、身を委ねる上での安心感や信頼感へと繋がり、本当に
どこまででも運転できるのではないかと思わせてくれます。

上品でありながらも厳ついとも言える独特の個性は音にも表れており、胸の
すくサウンドは快感で、モードを「GT」から「スピード」さらに「スピードプラス」
に切り替えると車高が下がり、エンジンの咆哮と同時に足元が引き締まって、
これはもう乗用車ではないのだと改めて知らしめてくれます。
その機敏さは紛れもなくスポーツカー、空間の広さと快適性はまさにSUV、
要するに、ちゃんとアストンマーティンDBXなのでした。

良いことばかり書きましたが、最後に苦言を…燃費悪いわ〜。

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